「Apologize」の正しい使い方。「Sorry」との違いをおぼえよう!

英語で謝る時って、どんなフレーズを使いますか?

「I’m sorry.」でしょ?と思っている方も多いはず。

ですが英語の謝る表現には、「Sorry」以外にもいろいろあるんです!

今回はそんな中でも、「Apologize」という表現について解説していきます。



「Apologize」ってどう使う?

「Apologize」(アポロジャイズ)は、「I’m sorry.」と同様に「謝る」とか「謝罪する」といった意味のある言葉です。

ですが、「I’m sorry.」よりもフォーマルな言い方になるので、日本語で「ごめんなさい。」というのが「I’m sorry.」で、「申し訳ありません。」と言いたい時には「Apologize」と覚えておくと良いですよ。

例えば、仕事で取引先に連絡をするのが遅れてしまった時には、

I apologize for late reply.

返信が遅くなり、申し訳ありません。

なんて言う事もできますし、お店で商品が売り切れになってしまった時には、

Our famous burger is sold out today.

人気のハンバーガーは本日売り切れです。

We would like to apologize for any inconvenience.

ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。

なんて感じの張り紙を見る事もあります。

「Apologize for~」で、後ろに謝っている理由を入れることで、「~について、謝罪いたします。」といった意味になります。

また、2番目の例文のように「I would like」を付けるとより丁寧な表現が得できますよ。

「Apologize」は日常会話の中でもよく使われ、

Hey you pushed me!

あなた私を押したでしょ!

Oh I apologize.

おっと、それは失礼しました。

とか、ケンカをしてしまった恋人同士の会話でも、

I’m sorry for what I said earlier.

さっきあんなこと言っちゃってごめんね。

Apology accepted.

許してあげる。

なんて感じで使う事もあります。

「Sorry」と「Apologize」の違いとは?

「Sorry」と「Apologize」は、どちらの単語にも「謝る」といった意味があるのですが、ちょっとした違いもあるんです。

例えば「Sorry」には、「気の毒に思う」や「かわいそう」なんて意味もあります。

ですので、

I heard she just divorced.

彼女離婚したらしいよ。

Oh really? I feel sorry for her.

そうなの?かわいそうに。。

なんて感じで「Sorry」を使うことができますが、「Apologize」には「かわいそう」といった意味はないので、

I feel apologize for her.

という使い方はできません。

また、子どもに「謝りなさい。」と言う時には、「Sorry」と「Apologize」の両方を使うことができますが、

Why did you hit her? You should say sorry to her.

なんで彼女をたたいたの?ごめんなさいしなさい。

Why did you hit her? You should apologize.

なんで彼女をたたいたの?謝りなさい!

といったちょっとしたニュアンスの違いが出てきます。

会話の中では「Sorry」も「Apologize」も両方「謝る」という意味で使われますが、文章の中では「Sorry」が使われることはなく「Apologize」が使われます。

例えば、新聞の記事などで、

The company apologized for information leak.

その会社は情報漏洩について謝罪した。

という文章を見る事はありますが、

The company sorry for information leak.

といった使い方を見る事はありません。

「Sorry」は謝る時に言う言葉であって、謝るという行動を表す言葉ではありません。

ですので、「~が謝った。」とか「~が謝罪した。」といった文章では、「Apologize」が使われます。

いろんな英語での謝り方を覚えよう

「Apologize」はとっても丁寧な謝り方のひとつ。

ですが、そのほかにも英語にはいろんな謝る表現があるんです。

例えば、「Sorry」という言葉。日常生活でもとってもよく使われるフレーズです。

ただ、使い方にはいろんなバリエーションがあって、

Sorry.

ごめんね。

I’m sorry.

ごめんなさい。

Sorry about that.

(そのことについて)すみません。

I’m so sorry.

本当にごめんね。

なんて感じで、いろんな使い方ができちゃうんです。

「Sorry」と言うまでではないけれど、「すみません。」という時には、

Excuse me.

すみません。

が使われます。

私が留学し始めた頃、満員の電車から降りるときになんて言っていいか分からず、とりあえず「I’m sorry.」と言って道を開けてもらっていました。

ですが、他のネイティブの人がどうやって言っているのかと聞いていると、みんな「Excuse me.」という表現を使っていました。

また、「Excuse」は「すみません。」という意味以外にも使われることがあり、子どもが悪い言葉を使った時にも、

Excuse your language.

言葉に注意しなさい。

何て言う事もありますよ。

「Apologize」にも、いろんな使い方があり、

I apologize.

申し訳ありません。

I deeply apologize.

誠に申し訳ありません。

I apologize from bottom of my heart.

心からお詫び申し上げます。

なんて感じです。

どれくらい謝りたいのかによって使い分けてみるのも良いですね。