海外での病院の利用方法は?予約や保険制度、英語力などの苦労も多い!?

海外への渡航の際に、いきなり具合が悪くなってしまったり、思わぬ事故に巻き込まれてしまうなんてこともありますよね。

そんな時に現地での病院の利用方法を知っておくと、慌てずに行動できます。

この記事では、海外での病院の利用の仕方についてご紹介していきます。



日本とは違う?海外の病院システム

私は、オーストラリアに留学中の5年間、3~5回ほど病院を利用したことがあります。自分では、健康なほうだと思っていたのですが、風邪を引いたり、指をドアに挟んでしまって怪我をしたりなど、いろんな理由で病院に通うことがありました。

オーストラリアの病院は、大きく分けて、GP(General Practitioner)という一般的な病院と専門医に分かれています。

どんな症状でも、まずはGPに行き、専門医に見てもらう必要がある場合は、そのGPの先生の紹介のある専門医に見てもらうというシステムになっています。病院に行く際には、まず予約をして、時間と日程を決めてから行くのが一般的です。

ニュージーランドも同様に、GPと専門医に分けられているのですが、予約が必要な場合と必要のない場合があります。

私も初めて行く病院に、一応予約をしようと思って電話をしたのですが、「初診ですか?」と聞かれて、「そうです。」と答えると、「初診の方はウォークインだけなので、直接病院に来てください。」と言われてしまいました。

2、3件電話してみたのですが、対応はどこも一緒。病院にもよるかもしれませんが、ニュージーランドでは初診の場合は予約せずに見てもらうことができるようです。

また、先生を選ぶことができるのも海外の病院の良いところ。私も病院に行った際に、受付の方から、「指定の先生はいますか?」と聞かれたので、「できれば女性の先生がいいのですが…。」と言うと、「ノープロブレム。」と笑顔で答えてくれました。

病院によっては、中国語を話せる先生や日本語を話せる先生なんかがいる場合もあるので、受付で聞いてみるのも良いですよ。

病院に行く前に準備をしておこう

海外で病院に行くのに、一番不安なのが英語ですよね。

私も初めて病院に行った時はかなり緊張しました。(笑)予約する際も英語で予約をしなければならないのはもちろん、電話越しにどういった症状なのかを聞かれたりすることもあります。

なので、電話をする前に今の自分の症状を英語で伝えられるようにしておくと良いですよ。一般的に聞かれるのは、どういった症状なのか、いつごろから始まったのか、痛みはどんな痛みなのかなどです。

このどんな痛みなのかを説明するのって、結構難しいですよね。なので、sharp pain(鋭い痛み)や、 pricking pain(チクチクする痛み)などの表現を覚えておくと、いざと言う時に使えますよ。

長期滞在の場合は、保険に入っておいたほうが無難

学生ビザでの留学の場合、留学生専用の保険に入ることが義務付けられている場合もありますが、観光やワーキングホリデーなどでの滞在で、海外旅行保険に入らずに来る方もいます。

私も学生ビザから短期滞在ビザに延長したときに、「どうせ3か月間だから保険に入らなくてもよいだろう。」と思って、滞在していた時に、激しい腹痛があり、病院に行くことになりました。

病院の先生に、「診察だけでは詳しいことが分からないから、MRIとレントゲンを撮る必要があるけれど、どうしますか?」と言われ、「実は今、保険に入っていない状態なので、できるだけ安い方法で診断していただくことはできますか?」と聞くと、「とりあえず、レントゲンはそんなに高くないから、レントゲンを撮ってみよう。」と言ってくれました。

検査結果も、病院に来ると、診察料がかかるからと言うことで、電話で結果を教えてくれたり、病状にあった薬も教えてもらい、なんとか痛みを止めることができましたが、もし手術などになっていたら、かなり高額な金額を払うことになっていたかと思うと、ぞっとしました。

私の場合は、とっても優しい先生に出会えたので、高額な医療費を払わずにすみましたが、病気の症状はいつ現れるか分かりません。なので、備えあれば患いなし!海外旅行保険には、入っておくことをおススメします。

まとめ

海外で病気にかかるのは、かなりツラい事。

具合が悪いのに、見たことのない薬の中から自分の症状にあった薬を選んだり、慣れない英語で病院の先生とやり取りをし、自分で料理もしなければなりません。

ただ、大きな都市では日本人のお医者さんや、通訳さんが常駐しているところもあるので、英語に自信がない場合は、日本人のいる病院を選ぶのもアリです。

留学生活でも、体に気を付けて生活したいですね☆