「関係者」は英語でどう表現する?覚えておきたい8つの言い回し

日本語ではいろいろな場面で「関係者」という言葉が使われますよね?

例えば、案内文を書くときに「関係者各位」と書いたり。

スーパーやショッピングセンター、工事現場などには「関係者以外立ち入り禁止」という立て札が置いてあったり。

またはニュースなどでは「関係筋によると・・・」という言葉出てきたりします。

さて、これらそれぞれの「関係者」。英語ではなんというのでしょう?



「関係者各位」を英語で言うと・・・。

よく社内メールや、同じプロジェクトに携わっているメンバーに一斉にメールや案内状などを送りたいとき、日本語では「関係者各位」という言葉を使ったりしますよね。

さて、この「関係者各位」英語では何ていうのでしょうか?

メールなどで良く見かけるのは、

Dear all

ですね。

日本語に直訳すると単純に「みなさま」という意味になります。

しかしながら、Dear allという言い回しは特に失礼にあたる文言でなく、比較的どのような状況でも使えることができるので、お勧めです。

以前、国際交流を行うNPO団体に勤めていた際に、私は海外の団体と交流活動を行うために、「一度、お話を聞いていただけませんか?」という手紙をあらゆる団体に送っていました。

しかし、多くの場合、担当部署がわかっても担当者がわからない、ということがあります。

その時に、当時一緒に働いて先輩に「手紙は誰宛にしたらいいですか?」と尋ねたら、

To whom it may concern,

との答えが返ってきました。

基本的には「ご担当者様」と訳すことが一般的かもしれませんが、「関係者各位」という意味で使ってもおかしくはありません。

結構、こちらもどこにでも使えうことができるマジックワードで、その後、頻繁に使用するようになりました。

関係者以外立ち入り禁止!を英語で言うと・・・

日本語で「関係者以外立ち入り禁止」という標識、よく見かけますよね。

この「関係者」は英語なんていうのでしょうか?

例えばスーパーやレストランなどでは、単純に

Staff Only(従業員以外立ち入り禁止)

と書かれていることが多いように感じます。

以前、海外の空港の入国審査で引っかかったことがありました。

当時はいろいろと本当にあらゆる国に行っていたので、入国審査がなかなかうまく進まずに、別室に連れて行かれることが多々ありました。

別室に連れて行かれる時、通り抜けるあらゆる扉に、

Authorized Employees Only

とか

Authorized Personnel Only

と書かれていました。

直訳すると、「『認められた従業員』『認められた人』以外立ち入り禁止」、という意味になります。

今でも、この表示を見ると、トラウマでもあるのか、ちょっと冷や汗を書いてしまいます。

「プロジェクトの関係者」などという場合

私は海外で開発の仕事に携わったことがあるのですが、その際に「関係者全員と打ち合わせを行う」などと報告書や提案書に記載することが多々ありました。

この時の「関係者」には

stakeholders

という言葉をよく使っていました。

日本語では通常「利害関係者」と訳されることが多いと思います。

先ほどの「関係者全員と打ち合わせを行う」と言いたい場合には、

We have the meeting with all the stakeholders.

などと記述していました。

ニュースなどでよく聞く「関係者」

英語のニュースを聞いていると「関係者」という言葉がよくでてきます。

例えば、

related personnel

です。

以下は、1981年のにガテマラで起きた事件を報じたニューヨークタイムズの記事です。

About 50 university-RELATED PERSONNEL have been killed in Guatemala in the last two years.

(ガテマラではこの2年間で、約50名の大学関係者が殺害されています。)

 

または、

interested parties

という言葉もあります。

これは、去年の12月に英国政府のホームページに掲載された記事です。

The Home Office will today begin seeking the views of INTERESTED PARTIES as part of the air weapons review in England and Wales.

内務省は今日、イギリスとウェールズの空中兵器の評論の一環として、関係者から意見を求めはじめる。

ニュースを聞いて単語やフレーズを集めるってやっぱり重要かもしれないですね。

まとめ

  1. メールや手紙に書く「関係者各位」= dear all、to whom it may concern
  2. 「関係者以外立ち入り禁止」の関係者 = staff、authorized employees, authorized personnel
  3. プロジェクトの関係者 = stakeholders
  4. ニュースなどでよく聞く「関係者」 = related personnel、interested parties

ぜひこれらの「関係者」を使いこなしてください!