「モヤモヤする」を英語で何という?色々な場面で使える言い回し11選

「うーん、モヤモヤする〜」って気持ち、よくありませんか?

私はよく人の言ったことを気にしてモヤモヤしたり、反対に自分の言ったことに後からモヤモヤしたり。。。本当によくあるんです。

この「モヤモヤする」という感情、英語ではなんて表現したらいいと思いますか?

日本語にある感情や言葉は、時に英語でその言葉に直訳できないことがあるんです。

この「モヤモヤする」って言葉も、日本語だと「モヤモヤする」で済んでしまうのが、英語だと一言では言い切れず、いろんな感情で表現することが多いんですね。

アメリカに住んで10年目の私。まだまだ英語の使い方には発見することばかりです。

そんな私が現地で知り得た、辞書を引いているだけではわからないネイティブの「モヤモヤする」の言い回し表現をご紹介したいと思います。



辞書で「モヤモヤする」ってなんていうの?

辞書で「モヤモヤ」と調べてみると、2種類の「モヤモヤ」が出てくると思います。

1つ目は「煙などのモヤモヤする 」 で、「foggy」「misty」「fuzzy」「hazy」「murky」など。

そしてもう1つは「気分などがモヤモヤする」の「gloomy」や「unclear」など。

この二つの違いは何かと言うと、

  1. 目に見えるビジュアル的なモヤモヤの時に使う言葉
  2. 目に見えない心のモヤモヤの時に使う言葉

1のビジュアル的な時というのは、例えば霧やもやがかかってて「モヤモヤする」時。

そんな時は、「misty」「foggy」を使います。

病気や寝起きで意識が朦朧としている時など視界がはっきりしていない時の「モヤモヤする」なら「hazy」と言った具合です。

例えば、

Outside is very foggy. 

(外は濃い霧でモヤモヤしている)

My vision is hazy because I just woke up.

(起きたてで頭がモヤモヤしている)

となります。

因みにこれらを名詞系にすると「fog」「mist」「fuzz」「haze」「murk」です。

名詞系で最初の例文を言い換えるとすると

Outside is covered in thick fog.

(外は濃い霧でモヤモヤしている)

となります。

余談になりますが、この時の「covered in」は全体を覆われている意味で、もし雪などの上から覆われている場合は「covered with (heavy snow)」のように使えばいいですね。

 

では、2番目の目に見えない方の心の「モヤモヤする」について考えてみましょう。

まず、辞書で出てくる「gloomy」「unclear」はどういった時なのでしょうか?

ネイティブの人に聞いてみたら「gloomy」は、嫌なことがあって気分が悪くてモヤモヤしたり、どうしていいかわからないような状態の時に使うようです。

辞書にも書いてあるように、「憂鬱」な時とか「暗い気分で落ち込んでモヤモヤしている」時に使うんですね。

例えば

I’m gloomy because I don’t know what to do.

(何をしていいのかわからなくてモヤモヤするな〜)

一方、「unclear」の方は、気分が悪いというよりも、文字どおり「clear」でない(接頭辞un はnotで否定を意味する)こと。つまり「はっきりしない」ことですね。

確かに、日常生活をしているとはっきりしなくてモヤモヤすることって多いですよね。

This instruction is unclear.

(この説明書ははっきりしてなくてモヤモヤするな)

のように使えますね。

次は、辞書に載っていない、感情によっての「モヤモヤする」の色々な表現を見ていきましょう〜。

いろんな感情の「モヤモヤする」の表現方法

「モヤモヤする」ことを表現したい時、まず、どんな感情で「モヤモヤする」のか考えてみるとネイティブの「モヤモヤする」の使い方がわかりやすくなるかもしれません。

なぜなら、英語を使うネイティブの人たちは、これらの「モヤモヤする」をそれぞれの感情の言葉で表現することが多いからなんです。

「モヤモヤする」には、それぞれの理由があると思いませんか?

心配でモヤモヤしたり、落ち込んでモヤモヤしたり、怒りの感情から心がざわついてモヤモヤしたり…。

日本語では、それら全てを「モヤモヤする」で済ませ、聞く側がなんとなく状況などからその人の感情を察知しますが、英語には「モヤモヤする」という独特のニュアンスの言葉がないので、直接的に感情を表現してるんですね。

心配している時のモヤモヤ 「worried」

「worried」というと、つい「心配する」と訳してしまいますが、「心配でモヤモヤする」時にはこの「worried」を使いましょう。

例えば

I’m worried if he arrived at Paris safely.

(彼が無事にパリに着いたか心配でモヤモヤする〜。)

このようにネイティブがworried を使っている時、その表情などから「心配で心が騒ついてモヤモヤしてるんだな〜」と思うことがあります。

日本語の心配で「モヤモヤする」も、こんな感じだと思いませんか?

疑っている時のモヤモヤ「suspicious」

「suspicious」自体の意味は「疑い深い」や「怪しい」など。

この「suspicious」を使っているネイティブの人がいたら、そこにはもしかしたら「疑っているのに事実がはっきりしないでモヤモヤしている」のかもしれませんね。

例えば、こんな感じの時はそうかもしれません。

I lost my important letter from my boyfriend. I’m suspicious that she took it. 

(ボーイフレンドからもらった大切な手紙がなくなっちゃった! 彼女がとったんじゃないかとモヤモヤする〜!)

がっかりしている時のモヤモヤ「disappointed」

「disappointed」は「失望して」とか「当てが外れて」「がっかりして」など。

例えば失敗などしてがっかりしている時にもモヤモヤしますよね。

そんな時は、「disappointed」を使えばいいですね。

I lost today’s tennis match. I’m disappointed how I should play.

(今日のテニスの試合に負けちゃった。どうやってプレイしたらよかったのか考えると、モヤモヤして凹んじゃうな〜。)

ってな感じです。

イライラしている時の「irritate」

辞書の「irritate」は、「イライラする」とか「怒らせる」「刺激する」。

この「irritate」も「モヤモヤする」に使っているのをよくネイティブから聞きます。

この単語が、ネイティブの人から聞こえたら、「(イライラすることがあって)モヤモヤしている」のかもしれないので不機嫌かもしれません。是非、注意して接してくださいね。

例文としては、

This silly question irritated me so much!

(このくだらない問題にモヤモヤするな!)

まとめ

  1. 目に見えるビジュアル的なモヤモヤの時に使う「foggy」「misty」「fuzzy」「hazy」「murky」など
  2. 目に見えない心のモヤモヤの時に使う「gloomy」「unclear」など
  3. 感情のモヤモヤをそのまま使う「worried」「suspicious」「disappointed」「irritate」など

このように、一言で「モヤモヤする」といっても英語ではたくさんの使い方があるんですね。

皆さんも自分の気持ちがどんなモヤモヤなのかを考えて表現するとネイティブに近いモヤモヤ表現ができそうですね。

ぜひ、使ってみてください!