「Versatile」の意味や正しい使い方は?例文と一緒にわかりやすく解説

みなさんは「versatile」という英単語を聞いたことがありますか?

この単語は英検準1級レベルの難易度の高い単語で、ネイティブスピーカーとの日常会話でもそんなに頻繁に使われる単語ではありませんので、聞いたこともない!という人も多いかもしれません。

そこで今回はこの「versatile」という単語について詳しく解説していきたいと思います。

これであなたのボキャブラリー力をパワーアップさせていきましょう。



「versatile」の意味

「versatile」を英語で説明すると

Capable of doing many things effectively or having valid uses and serving many functions.

(実際にに多くのことを行ったり、様々な役割を与えることができる能力のこと)

とあります。

また「versatile」の「vere」という接頭語には「向きを変える」という意味があり、「いろんな向きに向かって才能を発揮する」=「多才な、多目的な」と理解するとイメージを掴みやすいでしょう。

他にも「多方面にわたる、多目的に使用できる」という意味もあります。

ちなみに名詞は「versatility」(多才、多目的)という意味になりますね。

「versatile」の使い方

「versatile」は「多才な、多目的な」という意味から転じて「何をやらせてもうまい、何にでも利用できる」という意味でよく使われます。

ではいくつか例をみていきましょう。

She got a new great job, because of her versatile talent.

(彼女は何をやってもできるので新しい素晴らしい仕事を手に入れた)

This can be a pen, also can be an eraser, very versatile.

(これはペンにもなるし、消しゴムにもなるし、色々使えるね)

もちろん

I love her cracking voice. What a versatile singer she is!

(彼女の力強い声最高!なんて多才な歌手なんだ!)

※cracking voiceというのはコブシの効いた声、という意味。海外では力強い声として人気があります。

This room is as versatile as a gymnastics.

(この部屋は体育館と同じように多目的だ)

のように「多才な、多目的な」という意味で使うこともできますよ。

ざっくりしたイメージは「万能」という感じですが、そこから派生して色々なニュアンスで使うことができるのがポイントです。

「versatile」の類義語を覚えよう!

ここでは「versatile」と似た意味の単語をまとめていきましょう。

utility

「utility」は「色々使える」という意味の単語です。

ものに対して使うこともできますし、人に対して使うこともできます。

「utility man」とは会社や上司に順応に従い真面目に働く従業員のことです。

ちなみに「utilities」という複数形では「ガス代や水道代などの公共料金」という意味になります。

all-around

「all-around」は人に対して主に使う「万能な」という単語です。

アメリカでは「all-around」と使われることが多いですが、他の英語圏では「all-round」と言われます。

スポーツ選手などに対してよく使用される単語ですね。

She’s an all-around player.というふうに使います。

all-purpose

「all-purpose」はものに対して使われる「万能な」という言葉。

何にでも使える、使用用途が制限されていないものに対して使います。

soy sause is all-purpose.(醤油は何にでも使える)というふうに使うことができます。

おまけ

では「万事が上手くいく」は英語でなんというでしょうか。

全てが上手くいく、は

Everything is gonna be alright.

と言います。

また「なんとかなる」は

Things will work out somehow.

と言いますね。

 

というわけで、今回は「versatile」という単語の意味と使い方について解説していきました。

あまり頻繁には見かけない上級単語ですが、使い方を覚えてしまえな簡単ですね。

この機会に関連語も一緒に覚えて英会話の時間にどんどん使って見てください。