在住者の私がお勧めするアメリカ・バージニア州の観光スポット5選

バージニアへようこそ!!

イギリスが最初に植民地をおいた州、バージニア。

初代大統領ジョージ・ワシントンだけでなく、多くの大統領の出身地として、「アメリカの母」とも呼ばれている州、バージニア。

そして、南北戦争の激戦地ともなった州、バージニア。

バージニアは、アメリカ建国の歴史上とても重要な土地です。

そのため、歴史的に意義深い観光スポットがたくさんあります。

今回は、バージニア在住歴9年の私が、そんなアメリカ建国の歴史をたどる旅に、皆さんをお連れしたいと思います。



ジェームスタウン・セトルメント

ジェームスタウンはイギリスが北アメリカに作った最初の永続的な植民地です。

ここからアメリカ合衆国建国の歴史がスタートしたんだと思うと、なんだかとてもおごそかな気持ちにさせられました。歴史にあまり興味のない旦那でさえ感慨深げでした。

ジェームスタウンセトルメントには、イギリスからの植民者を乗せてきた3艘の船のレプリカがあって、当時の乗組員の格好をしたツアーガイドが船内を案内してくれます。

船は私の想像よりもかなり小さくて、よく4カ月もかけて大西洋を渡ってきたな!!とびっくりしました。乗組員の寝床等も再現してありましが、これもかなり狭い!!私だったら、確実にプチ鬱になること間違いなしの極悪な生活環境だったと思います。

他にも、当時のネイティブアメリカンの暮らしや、植民者たちが最初に建設した小さな集落での暮らしの様子も再現されています。

そこでも衣装を着たツアーガイドたちが、実際に料理をしたり縫物をしたりしながら、当時の生活について説明やデモンストレーションをしてくれるので、1600年代のアメリカにタイムスリップしたような体験ができます。

コロニアル・ウィリアムスバーグ

ウィリアムスバーグは、植民地時代のバージニアの首都でした。

ジェームスタウンからは車で20分もかからないので、セットでの観光がお勧めです!

コロニアル・ウィリアムスバーグは、植民地時代の建物や街並みが修復、再現されている、野外博物館です。

当時の服装を着た従業員(と呼ぶには、あまりにもなりきっているので違和感がありますが)が、街のいたるところにいて、道端や店先でスキットのような小さな劇をしてくれるので、当時の人たちがどんな話し方をして、どんなことを話していたのかを実際に感じることができて、おもしろいです。

私が1番期待していたのは、タバンと呼ばれる当時のレストラン。もちろんここでも当時の衣装を着た店員が当時の言葉遣いでサービスしてくれます。

雰囲気としてはとてもよかったのですが、料理の味がどれもいまいちだったのが、食いしん坊で1食たりともミスりたくない私としては残念でした。

それとも、当時を再現して、あえてチキンやパンも少しパサついた感じにしているのかも。。。??

1度体験してみることはお勧めですが、私は次回は外で美味しいレストランを探そうと思います。

旧大統領邸

初代大統領ジョージ・ワシントンと3代大統領トーマス・ジェファーソンの旧邸宅&プランテーションも外せない観光スポットです。

ジョージ・ワシントン邸はDCから車で30分ほど南下したマウント・バーノンというところにあって、その豪華な邸宅からはポトマック川を一望することができます。

トーマス・ジェファーソン邸はモンティチェロとも呼ばれていて、バージニア西部のシャーロッツビルというところにあります。

どちらも郊外の広々とした敷地に、庭園や菜園がいくつもあるので、外を歩きまわるだけでも写真の撮りどころ満載ですが、ツアーに申し込みをすれば、邸宅の中を見学することもできます。

基本的にはどちらも同じような感じですが、私的には、建築家でもあったトーマス・ジェフファーソンの斬新なアイディアがちりばめられたモンティチェロのほうが楽しかったです。回転本棚や回転テーブル、地下のワインセラーからワインを運ぶリフトなど、まさにアメリカ版忍者屋敷といった感じでした。

マナサス・ナショナル・バトルフィールド

これまで紹介した観光スポットとくらべると、そんなに有名でありませんが、隠れた名所といえるのが、ここ、マナサス・ナショナル・バトルフィールド。

南北戦争において最初の本格的な戦いの火ぶたが下ろされた古戦場です。

「そういえばこの近くに公園があったよねぇ」なんて軽いのりで訪れたら、実は由緒正しい歴史スポットで、「近くにこんな名所があったなんて!!」「さすがバージニア!!」と感動したのを覚えています。

敷地内には大砲が並んでいて、司令部が置かれた建物もそのまま残されています。

ガイドが「1度目の戦いはここで、2度目の戦いはあそこで」などと、実際の景色を目の前にしてあれこれ説明してくれるので、かなりの臨場感があります。

ところどころに、「〇〇大佐が負傷した場所」などという小さな石碑が置いてあるので、足の踏み場に少し気をつけてしまいます。

アーリントン墓地

もともとは南北戦争の戦没者のために建てられた墓地ですが、その後の戦争やテロの犠牲者など、メリカ合衆国のために命を落とした人たちも埋葬されています。

有名なケネディー大統領もジャクリーン夫人と一緒に、ここに埋葬されています。

おごそかな空気が流れる場所であると同時に、「まさにアメリカ映画で見たことある光景!!」という感じで、かなりテンションが上がりますが、そこは我慢して静粛に。

ここは高台になっていて、DCからも近いので、DCのランドマークを一望することもできますよ。DCをバックにして写真を撮るのにもお勧めのスポットです。

まとめ

アメリカ建国の歴史をたどる旅にお付き合いいただきありがとうございました。

ニューヨークやラスベガスなどの観光地でショッピングやエンターテイメントを楽しむのもちろん楽しいですが、訪れた国の歴史に触れるというのも、ひとつの大きな旅行のだいご味じゃないでしょうか。