私がカンボジアに行ったのは9月。
カンボジアには雨季と乾季があるのですが、9月は雨季の最も強いスコールが降る季節だと言われています。
私も昼間は晴れていると思って外に出たら夕方物凄い雨がザザーっと降ってきたことがありました。
チケットが安いという理由で9月を選んでしまったのですが、それは雨季のスコールがひどい時期だからだと後から知りました。
今回はそんな雨季のカンボジア・シェムリアップ観光の思い出を書いてみたいと思います。
子供も大人もびっくりするくらい語学が堪能
私は今まで各国を旅行し色んな国で現地の人の英語を聞いてきました。
もし「英語が母国語でない国の中で一番英語が上手な国は?」と聞かれたら間違いなく「カンボジア」と答えます。
カンボジア人はとにかく語学が堪能。私にカンボジアを案内してくれたガイドさんも日本語がとても上手でしたし、綺麗な発音の中国語が後ろで聞こえたので中国人かと思ったら、カンボジア人の人が中国語を話していました。
私が街を歩いている時も物売りの子どもたちなどによく話しかけられるのですが、私が日本人だと分かると
「こんにちは!これ美味しいですよ!」
と日本語で話しかけてきました。さらにその横をアメリカ人らしき観光客が通るとすかさず英語で
“Hello!would you like buy this?”
と話しかけるのです。さらに中国人観光客が来ると
「你好!你要这个吗?」
――もうこの切り替えの早さを目の当たりにした時は本当にビックリしました。
「一体何ヶ国語話せるの!?」とすぐにでも聞きたいくらい。
とにかくカンボジア人は大人も子供も語学の天才。英語もクメール語なまりの英語でなく発音もかなり綺麗でした。
なぜそんなにカンボジア人は英会話が上手いのか?
それは必要だからだと思います。
英語を話すことは多くのカンボジア人にとってお金を稼ぐために必要不可欠なことで、英語を習得してさらに海外の観光客に向けて使い続けることで、カンボジア人の英語力は保たれているのですね。
「すごいな〜!カンボジア人は語学の天才だ!」
と私はずっと驚きっぱなしでした。
アンコールワット観光
「カンボジアに来たらアンコールワットを見なきゃ!」ということで私はさっそくアンコールワット観光に。
入り口で顔写真入りのパスポートを作成して中に入ります。
その敷地内に入ってからアンコールワットは意外と距離があり、アンコールワットを目指して歩かなければいけないのです。長い参道を歩き続けるとカンボジア人のガイドさんに
「着きましたよ〜」
と言われ…
「え?どこですか?」
と言ってしまった私。
実はアンコールワットは正式には「アンコールワット群」で、小さなお寺の遺跡が集まったものをまとめて「アンコールワット」と呼んでいるのです。
なのでよく写真で見るアンコールワットだけでなく見たこともないお寺もアンコールワットなのです。
「ここを登って行くと上に上がれますよ!」
とガイドさん。そう、アンコールワット群の中には上に登ることができるものもあります。
ガイドさんは腰が痛くて登れないと言うので私一人で登ることに。階段のような足の踏み場があり、それに沿ってどんどん上を目指しました。すると…
「わー!!気持ち良いー!!」
高いところから臨むアンコールワットは世界遺産の名に相応しく深遠な魅力をまとっていて、カンボジアの暑い日差しが降り注ぐ中で歴史の偉大さを感じました。
その日は天気も良く、青空の下で見るアンコールワットはとても素晴らしかったです。
大満足のカンボジア旅行
おまけですが私は海外に行く際に良くホテルのランドリーを頼みます。カンボジアに行った際も暑くて汗をかいてしまった際にランドリーをホテルの人に頼みました。
綺麗に畳まれて戻ってきたその服は…とっっっっても良い香りでした。
個人的な意見ですが、洗剤が良い香りだったのはパリでもなくカナダでもなくカンボジアです。高級ホテルでなく普通のホテルでランドリー代も1ドルでしたが、カンボジアのそのホテルの洗剤は品のあるとっても良い香りでした。
またカンボジア人はよくハンモックに揺られて昼寝をしていました。あまりせかせか働いている人はいませんでしたが、なんだかハンモックが欲しくなりどこに吊るすか分からないハンモックを買ってしまった私なのです。
カンボジアの旅はカンボジア人の語学力に驚き、アンコールワットに感動し、カンボジアの洗剤の香りに癒された、大満足の旅でした!