電話で使える英語フレーズ10選。最低限これだけは覚えておこう!

英会話が上達しても、なかなか慣れるのに時間がかかるのが電話での会話です。

面と向かっての会話なら、うまく言葉が出てこなかったりする場合や相手の言っていることがあまりわからない場合でも、ジェスチャーや表情などでなんとか伝えたり、理解することができます。

しかし電話となると、相手の言っていることを理解するのに頼れるのは耳だけですし、自分の言いたいことも、なかなか伝えるのが難しくなりますね。

だからこそ、電話での会話がスムーズにできるようになったら、かなり上級の英語力があると言えるでしょう。

今回は電話でよく使われるスレーズをピックアップしました。



電話での会話でよく使われるフレーズ10選

最近ではメールでのコミュニケーションが主になってきて、電話をすること自体、結構レアだったりもしますよね。

だからこそ、「わざわざ電話をする」ということは、メールで済まされない大事な用事だったりすることも多いです。

それではさっそく、電話で使えるフレーズを見ていきましょう。

「What’s up? 」

これは、「もしもし」に当たります。

「Hello?  」ももちろん使われますが、「What’s up? 」の方が友人同士などではポピュラーですね。

どちらも疑問系のように語尾が上がる感じで言います。

「Is 〇〇 there? 」

「〇〇 さんいますか?」です。最近は個人の携帯にかけることの方が多いので、これは家の電話や、会社などにかけて誰かに取り次いで欲しいとき用ですね。

そしてそれに対しての答えは、カジュアルだと「That’s me.(私です。)」となります。

少しフォーマルだと、「This is he. (私です。)」また、「Speaking. 」と答える場合もあります。

「Can we chat for a minute about ~? 」

「今、話しても大丈夫?」的なニュアンスです。直訳すると、「〜について、少し話しすことできる?」ですね。

いきなりかけてしまった時なんかに、相手が今話す時間があるかどうか聞いているわけですが、もし時間が相手にあるとわかっていても、会話の導入として使われる場合が多いです。

「Can we chat for a minute about my boyfriend? (彼氏のこと聞いてくれない?) 」

「Sure. What happened? (いいよ。どうしたの?)」

といった感じですね。

「It must be a bad connection! 」

携帯電話で通話中によくあるのが、電波が悪く相手の声があまり良く聞こえない時です。

そんな時、この「It must be a bad connection! 」、「コネクションが悪い=うまく繋がらない=電波が悪い!」が使われます。

「Hey I can’t hear you well. (良く聞こえないんだけど。)」

「It must be a bad connection! (電波が悪いんだ!)」

となります。

また、次のフレーズも同じような状況に使えますよ。

「Ah, bad reception! 」

これも、「あー、電波が悪い!」です。「reception」は携帯の受信電波のことです。

元々「reception」とは歓迎、応接、など「受け付ける」意味を持つ単語ですから、「受信=受信電波」となるわけですね。

電波が悪く、会話が途切れ途切れになってしまう時などに使われます。

では、自分には相手の声が途切れて聞こえているのに、どうやら相手にはちゃんと自分の声が聞こえている様子で、何も気づかず話し続けられてしまった時。

そんな時は、それを相手にどう伝えたらいいでしょうか?

次のフレーズを見てみましょう。

「You are breaking up. 」

「あなたは壊れている。」と直訳されますが、これが「うまく聞こえないよ。」というフレーズになります。

主に電波が悪く、うまく相手の言っていることが聞こえない時にこう言います。

「You are breaking up. It must be a bad connection! (うまく聞こえないよ。電波が悪いんだよ!)」

「Ok, I will call you back later. (わかった。あとでかけ直すね。)」

「Say again? 」

「何だって?」というニュアンスです。これは、相手の言ったことを聞き返す時に使われます。

「Can you say that again?」というわけですね。

電話越しの会話では、なぜか文法が簡素化されて使われることが多いような気がします。

昔の電話は、きっと今と比べようのないほど聞こえも悪かったでしょうから、なるべく簡単にシンプルに、という当時の流れが今も残っているからなのでしょうか。

日本語の「もしもし」も、「申し上げる、申し上げる」が簡素化されたものですものね。

「Hang on a sec. 」

「ちょっと待っててね。」という感じですね。「hang on」は電話を切らずに、という意味です。

「a sec」は「a second 」、1秒を略した言い方です。

この「a sec」はよく使われます。何かを待っててもらう時に主に使われますね。

「1秒待って」、つまり「すぐ終わるから」というニュアンスです。

そしてさらに簡素化されたものが次のフレーズです。

「Just a sec. 」

これも「ちょっと待って。」です。

通話中に、誰かが話しかけてきてそれにちょっと対応しなきゃいけない時や、何かメモを取るものを探すときなど、ちょっとした「待って」に使えます。

「Can you jot this down? (これメモできる?)」

「Just a sec. (ちょっと待って。)」

「Take it easy. 」

「じゃあまたね。」です。 電話を切るとき、「Bye」よりもよく使われます。

これは直訳するのがなかなか難しいのですが、ニュアンスとしては「Have a good day.」

に近いです。

ただ「さよなら。」という感じではなく、電話を切った後も相手を気遣い、easyに過ごしてね、という感じです。

「Take it easy. 」

「Thanks, you too. See you later. 」

まとめ

ジェスチャーや表情でお茶を濁すことのできない電話での会話。

英語が得意な人でも、電話は苦手という人は結構いるようです。

なかなか「電話で話す」ということもレアになってきたこの頃ですが、それでもなくなった文化ではないですから、幾つか使えるフレーズを覚えておくと役に立つはずです。

簡単なフレーズが多いですから、頑張ってものにしましょう!