最近ではクリスマスだけでなく、ハロウィーンやブラックフライデーセールなど、いろんな海外の文化が日本にも入ってきていますよね。
そんな海外の文化の中でもイースターも少しづつ浸透しているのではないでしょうか。
ですが、「イースターって聞いたことはあるけれど、実際はどういう行事なのか知らない。」という方も多いはず。
私もオーストラリアに留学に行くまで、イースターってどんなものなのか知りませんでした。
そこで、今回の記事では、私の体験をもとに、イースターについてご紹介していきます!
イースターって何?
オーストラリアに留学中、海外でのクリスマスやハロウィンなど、様々な海外の行事を実際に体験することができました。
中でも海外での初めてのクリスマスは、「日本とは違って、とっても神聖な日なんだなぁ。」という事を学びました。
そしてもうひとつ、クリスマスと一緒に大切にされているなぁと感じたのがイースター。
クリスマスはキリストの誕生日でしたが、イースターは復活祭と呼ばれ、キリストが亡くなってから3日後に復活したことを祝うお祭りなんです。
ですので、クリスマスと同様、スーパーマーケットやデパート、小さな商店などもイースターホリデー中は閉まり、キリスト教の方は教会に行ったり、家族と過ごしたりと、とっても神聖な日となっています。
イースターは春分の日の後に来る最初の満月の次の日曜日。ですので毎年日にちが変わります。
満月を基準にしているなんて、ちょっと神秘的ですよね。
また、キリストが亡くなったとされる金曜日をグッドフライデーと呼び、イースターの次の日の月曜日はイースターマンデーとなり振替休日となるので、4連休となる大きなホリデーなんです。
「クリスマスは2日間のホリデーだったけど、イースターは4日もお休みがあるんだ。」と、イースターがクリスマスよりも大掛かりな行事だという事を知りました。
イースターのお祝いの仕方とは?
イースターの時期がやってくると、街の中はカラフルなたまごやうさぎのディスプレイが飾られていきます。
私も留学初めての年に、スーパーや雑貨屋さんにディスプレイされていた色とりどりのイースターエッグやウサギの形をしたチョコレートに「わぁ。めっちゃかわいい~!!」と、目を奪われました。
ですが、イースターがどんなものなのか知らなかった私。
オーストラリア人の友人に、「イースターってどんなことするの?」と聞くと、「イースターの日は神聖な日だからお肉は食べないんだよ。」と言っていて、ビックリ!
他の友人も、「私は大好きなチョコレートを1か月は食べないって決めてるの。」と言っていました。
厳格な人はイースターの日には断食をしたり、イースターの1、2か月前からシンプルな食事しかとらないなど、いろんな形で復活祭をお祝いしていました。
イースター当日、どこのお店も閉まっているだろうと思い、家にこもっていた私のところにオーストラリア人の友人がやってきました。
ドアを開けると、「ハッピーイースター!」といって何やら紙袋を渡されました。
中を開けてみると、とっても大きなウサギの形をしたチョコレートが!
「ありがとう!でもごめん。私なにも用意してなかった。」と言うと、「いいのいいの。これがオーストラリアの習慣だって知ってほしかっただけだから。」と言ってくれました。
「でもなんでうさぎなの?」と聞くと、「う~ん。なんとなくイースターにはウサギのチョコレートってイメージだけど、なんでかなんて考えたことなかった。」と言う友人。(笑)
一緒に調べてみると、ウサギは多産という事から、繁栄や豊穣と言う意味が込められているそう。
また、イースターエッグもなぜたまごなのかと言うと、たまごは生命の始まりを意味し、また殻を割って生まれてくるところがキリストの復活を表しているとのことでした。
「へ~。なるほどね。いろんな意味があるんだね。」と2人でビックリでした。
友人と少し外をお散歩していると、公園や近所の家の庭では、子どもたちがエッグハントをしているのを見かけました。
「子どもたちがカラフルなたまごを追いかけてるのって、なんかメルヘンだなぁ。」と、なんだか穏やかな気持ちになりました。
最近ではたまご型のプラスチック容器が使われ、中にお菓子やおもちゃが入っていているんだそう。
子どもたちが夢中になってたまごを追いかけている様子は、とってもかわいかったです。
あとがき
日本でも少しづつ知られてきているイースター。
実際の海外でのイースターはとっても神秘的でカラフルなお祝いでした。
もともとはとっても大事な宗教行事の日だったようですが、最近では子どもたちのためのイベントなどもあり、少し雰囲気は変わってきているようです。
イースターの連休は多くのお店が閉まっていることがありますが、かわいいディスプレイを見るために海外旅行に行くのもおススメですよ♪