英会話講師になるには?採用までの流れとココが見られる5つの技能

こんにちは!某大手の英会話学校で講師をしているSKYです。

ここ数年、英会話学校がとても増えましたよね!

ほんとに少子化!?って驚くほど多いです。

それにともなって、英会話講師になるチャンスも増えています。

そこで今回は、英会話講師になりたい人に向けて、現役講師が記事を書いてみました。少しでも参考になれば嬉しいです。



英会話講師になるまでの大まかな流れ

まずは採用までの流れを見てみましょう。

会社により違いはありますが、一般的にはこのような感じです。

〇応募
 ↓
〇筆記試験&口頭面接
 ↓
〇デモレッスン
 ↓
〇採用

それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。

応募

語学学校のホームページや就職支援サイトから応募します。履歴書送付の場合もあります。

募集要項の資格欄には「TOEIC850以上、英検準一級以上またはそれに準ずる英語力」などと明記されています。

求められるスコアは学校によって異なります。

講師になるうえで最低限必要な英語力ということなので、必ずそれ以上の英語力を身につけておきましょう。

ちなみに僕はTOEICも英検も持っておらず、唯一持っていたTOEFLの点数を書きました。

筆記試験&口頭面接

次のステップは英語の筆記試験と口頭面接です。

資格のスコアとは別に、実際にどれだけの英語の知識があるのかを測るために、筆記試験が行われます。

僕の学校ではリーディングとライティングの試験でした。

筆記試験のあとには口頭面接があります。

就職活動と同じように、1〜2人の採用担当者との面接です。

「なぜこの会社で働きたいのか?」

「なぜ英語講師になりたいのか?」

という一般的な質問に答える形になります。

デモレッスン

筆記試験、口頭面接を通過すると、次はデモレッスンです。

学校によりますが、大手はデモレッスンを数週間かけて行います。

基本的な流れは、以下のようになります。

  1. 講師トレーナーが要点を解説しながら見本レッスンを見せる
  2. 要点を押さえつつ自らデモレッスンをする
  3. 講師トレーナーからのフィードバック

これを他の講師候補生とともに、レベル別、種類別(英会話、文法、資格対策)に何度も何度も行います。

デモレッスンでは、自分がレッスンを行っているとき、他の候補生が生徒役になります。

採用

数週間のデモレッスンを経て、講師トレーナーと採用担当が採用不採用を判断します。

ここで採用されると、晴れて講師として働くことができるようになります!

僕の学校では応募してから採用まで1ヶ月ほどかかります。

英語力が高いだけではダメ?採用されるポイントは?

さて、簡単に採用までの流れを説明しました。

この道のりで1番の山場は、やはりデモレッスンです。

なのでここからは、採用されるためにデモレッスンで必要な心得的なことを少し語っていきたいと思います。

英会話講師になるのは、もちろん高い英語力が必要です。

でも、いくら英語の知識量が多くても、いくら発音が良くても

それだけでは講師になれません。

デモレッスン中、採用担当や講師トレーナーが注目しているポイントがいくつかあります。

 

■正しい流れでレッスンできているか

学校によって独自のレッスンの進め方があります。

その手順通りに行えているかは重要なポイントになります。

 

■生徒の顔を見ているか

生徒がレッスンについてきているか、説明を理解できているかを把握することは講師として最も気にするべきところです。

英語力が高い講師に限って、生徒を置き去りにして、どんどんレッスンを進めてしまいがちです。

デモレッスン中、できるだけ生徒の顔を見るようにしましょう。

 

■発言しやすい雰囲気作りができているか

レッスンでは講師よりも生徒が話す時間が長いのが理想です。

生徒に自発的に話してもらうためには、あまり緊張感のある雰囲気は好ましくありません。デモレッスン中、常に笑顔を意識しましょう。

また、レッスン開始時に生徒みんなが知っている世間話を少しするのも良いと思います。

 

■分かりやすく伝わる工夫をしているか

「分かりやく伝えて」と言われると、言葉をたくさん使って必死に説明しようします。僕も最初はそうしてました。

しかし結論を言うと、それは生徒にとって分かりにくいんです。

情報量が多いと逆に混乱を招きます。なので「少ない言葉で論理的に伝える」ことを心がけましょう。

また別の工夫として、新出表現で例文を作るとき、馴染みのある事柄を入れて文章を作ると生徒は理解しやすいです。

例えば、俳優や女優さんを主語にするとかね。

 

■生徒の発言にフォローできているか

生徒が発言したとき、それを褒める一言はとても重要です。

生徒の答えが間違っていたとしても、「Good try!」などポジティブな言葉を言いましょう。

僕はデモレッスン中のフォローがとても上手く出来ていたようで、トレーナーから絶賛してもらいました。

ええ、小さな自慢話です(笑)ということは、トレーナーはよく見てるんですよね。

 

まとめ

僕は普段子供から大人まで教えていますが、それぞれ違った面白さがありとても楽しんでいます。

子供はかわいいですし、大人の生徒さんからは僕がいろんなことを教えてもらっています。

教えることはとても難しいですが、とてもやりがいのある仕事です!

ぜひ英会話講師として働いてみましょう!