国連英検でA級以上を受験しようと考えているということは、将来外交官になりたい、国連機関で働きたいなどと考えているのでしょうか?
私も国連機関で働きたいなと思って、国連英検を受験した一人です。国連英検特A級の合格は逃してしまいましたが、なんとかA級には合格しました。
ただ、受験勉強をして感じたのは英検やTOEICと同じ勉強をしていても、なかなか国連英検A級以上は合格しないな、ということです。
私はTOEICで900点を超えて、英検1級を取得した後に国連英検A級を取得しましたが、勉強方法はまったく違いました。
今回はその国連英検A級に合格するために行った対策をシェアします!
目次
国連英検A級合格への近道。ケチらずに素直に講座を受けましょう
私の場合、国連英検を受験するにあたって最初は、どういう勉強をしたら良いのかまったくわからなかったので、素直に「国連英検A級対策講座」という講座を受けました。
当時は「NCB英会話教習所」という英会話教室が講座を開催していたので、私はその講座を受講しました。
そこで、国連英検を受けるにあたって知らなければいけないこと、試験の流れ、勉強の仕方を教えてもらいました。
「NCB英会話教習所」はもうなくなってしまいましたが、インターネットで「国連英検、講座」などで検索すると、講座を開催している英会話教室や語学学校が見つかります。初めて国連英検を受ける、という方にはオススメです。
私の場合、国際情勢について英語で議論ができるということもあって、国連英検を受験する予定のない年にも、この講座を受けていました。
この講座を受けて良かったと思ったことは、普通の英会話教室だと生徒さんの趣味がバラけるので、なかなか国連の話だったり、国際情勢の話だったり、どこどこの紛争の話だったり、ということを真剣に英語で議論することはなかなかできません。
しかし、この講座であれば、みんな国連に興味を持っている人、国際情勢に興味を持っている人、国連職員になろうと思っている人が集まってくるので、ハイレベルの議論をすることができました。
講座以外での国連英検対策は、国連について知ること
ご存知の通り国連英検は英語のテストではありません。英語で行う国連への就職試験と考えた方が良いです。なので、国連についての知識を英語で頭に入れなければいけません。
私の場合、何をしたかというと、講座で紹介された教科書を購入して読みあさったということ以外に、英語の国連のホームページに行って、すべてのページを読みました。
国連ができたのはいつなのか、常任理事国は何カ国なのか、国連の公用語は何なのか、という基本的なこと以外にUNEPやFAOの本部はどこにあるのか、ストックホルム会議とは何か、ということを英語で覚えました。
そして、キーワードは全部ノートに書き出して、国連用語集を自分で作りました。ちなみに、それは全部、英語で作りました。例えば、「UN Security council: It is primary responsible meeting for the maintenance of international peace and security」というようにつくっていきました。
国連について知ったあとは、ニュースを英語で読む
国連のことを一通り勉強したあとは、英語でニュースを読むようにしました。
最初はJapan timesやTime、Newsweekを読んでいたのですが、どうも国連英検的な話題とはちょっと違うなと感じるようになったので、基本的には国連のウェブサイトが発信しているニュースとIRINというウェブサイトを私は活用していました。
短い記事でいいので、私は1日1記事を読んで、わからない単語はノートに書いて辞書を作るという作業をしました。
これは講座で習った方法ですが、「辞書をつくる際は英単語を書いて、英語で意味と例文を書くのが良い」と教わりました。意味は英・英辞書で調べて書きます。
例文は、辞書に載っているものを書くのではなく、記事に使われている部分を書くのがベストです。その方が、国際情勢の分野でこの単語はどのような文脈で使われるのか、ということを学ぶことができます。
国連英検対策の締め。やっぱり問題集
ここまで、勉強したら最後はやっぱり問題集をこなすこと。私もそうでしたが、やっぱり実践練習をしないと不安になります。
私の場合は試験の1ヶ月前には問題集を終えるように、少しづつ問題を解き、間違った問題はすべてカードに書き移して、何度も、何度も間違った問題を解きました。そうすることによって精神的に落ち着きます。
そして自信もつきます。やっぱり自信をつけて試験に臨むのが一番でしょう。
まとめ
- 国連英検対策はケチらずに講座を受けましょう。
- 国連のことを知りましょう。
- 講座で教えてもらった勉強方法を講座以外の場所で実践しましょう。
- 最後は問題集をこなして、間違った問題を繰り返しときましょう。
以上を参考に国連英検取得を目指して頑張ってくださいね!