国際結婚はやっぱり大変なことが多い?経験者が思うリアルな5つの苦労

好きになった相手が外国人だった!

国際結婚には憧れるけど、大変なこともたくさんありそう。

実際にはどんなことが大変なんだろう?

国際結婚に踏み切るには、色々と心配事がありますよね。

10年前に韓国人の旦那と結婚して、現在はアメリカに住んでいる私が、国際結婚をするならこれだけは知っておいたほうがいいと思うポイント5つをまとめてみました。



言葉の壁

1番メジャーな難関といえばこれですよね。

私たち夫婦は、子供たちの前では韓国語、子供たちがいない時は英語で会話しています。

普段はそれで問題はないのですが、ラフな1日の終わりなんかには、体も頭も疲れ切って、英語も韓国語も話したくなーい!!という時もあります。

日本のコメディー番組を見て、1日のストレスを笑い飛ばしたいなぁという時にも、旦那は旦那で韓国の番組を見てストレス発散がしたかったりして、夫婦がすれ違ってしまうこともあります。

母国語が同じだったら、一緒に楽しめるのになぁ。。。なんて思ったりもします。

1番ストレスフルなのが、けんかをして感情が高まった時。英語でも韓国でもこの気持ちは表現できない!!日本語で言えたらもっとすっきりするのに!!と、さらに腹が立ちます。

旦那は「じゃあ日本語で話してみて」といってくれるけど、自分の言ってることをほとんど理解していな相手に一生懸命まくしたてるのも、なかなか空しいものがありますよね。

文化の違い

旦那は、仲良くなると距離間ゼロの韓国人。

私は、親しき仲にも礼儀ありの日本人。

義理家族や友人との付き合い方について、お互い理解ができず、「なんで?」ということがたくさんあります。

私からしたら「コモンセンスでしょ!!」ということも、旦那からは「家族なのに、友達なのに、どうしてそんなに気を使わないといけないのか分からなない!!」と言われることもあります。

それから、食文化の違いも重要なポイントだと思います。

ありがたいことに、日本と韓国はわりと食文化が似ているし、私は韓国料理も大好きなので問題はないのですが、体調が悪い時にはやっぱり日本の味が恋しくなります。

そんな時に、ガッツのきいた韓国料理を旦那が作ってくれると、気持ちは嬉しいんだけど、でも今欲しいのはこの味じゃないなぁ。。。なんて心の中でつぶやかなくてはいけません。

でも、日本食が好きじゃない旦那さんがいる家庭では、旦那さん用と自分用、別々に料理をしている人もいて、うちはまだラッキーなほうだなと思います。

義理家族とのつきあい

言葉や文化の違いがある義理の家族とのおつきあいは、新しい発見もあって楽しい反面、大変なこともたくさんあります。

「家族」「仲間」と認定すると、とことん面倒をみてくれる、情が深い韓国の家族。それがありがたい反面、時には暑苦しかったり、ありがた迷惑なこともあります。

それに、義理両親の世代には、まだまだ男尊女卑的な考え方が根強く残っていて、理不尽なことを言われることもあります。

保守的な州出身のアメリカ人の旦那さんと結婚している日本人の友達は、旦那さんの実家に帰る度に、アジア人の嫁ということで差別的なことを言われたり、孫の髪や目が黒いことについて嫌味を言われたりすることもあるそうです。

また、旦那と自分の両親が話す時や、旦那の両親と自分の両親が話をする時、いちいち通訳をしなくてはいけなかったり、自分がいないと会話が成り立たない状況になるのが面倒くさかったりもします。

子供の言語教育

うちの場合は、私が子供たちと日本語で話して、旦那は韓国語で話しています。

でもアメリカに住んでいるので、もちろん英語も必要です。なので、子供たちには3か国語を教えなければいけません。

小さな頃は、日本語や韓国語のほうが強かった子供たちも、アメリカの現地校に通いだして、英語が強くなってきました。

日本語と韓国語をキープするには、親も子供も、それなりの努力が必要です。

それでもうちの場合は、3か国語で教育することで夫婦の意見が一致しているからいいのですが、日本語教育にまったく関心がなかったり、逆に反対していたりするアメリカ人の旦那さんや義理両親がいる家庭もあるので、そういうところはさらに大変そうだなと思います。

住む場所

国際結婚の場合、どちらかが母国で住むことを諦めたり、両親や親戚から遠く離れて暮らさなくてはいけないことがほとんどです。

うちの場合は、どちらの母国でもない国に住んでいます。お互いの親や親戚もそれぞれの母国に住んでいます。

面倒くさい親戚づきあいをスキップできることも多いというメリットもありますが、いざという時には困ることもたくさんあります。

例えば、子供を出産する時や、子育てで大変な時には、近くに頼れる家族がいたらどれだけよかっただろうと思いました。

逆に、親や親戚に何かあった時にも、すぐに駆け付けることが出来ないというのも心配材料です。

歳を重ねるにつれ、母国に残してきた家族が病気になったり、亡くなったりという話を聞く機会も増えて、将来的に親の介護をどうするのかという不安をほとんどの人が多かれ少なかれ抱えているようです。

まとめ

これが、国際結婚10年目の私が、自分の経験とまわりの話を聞いてまとめた、国際結婚における大変なポイント5つです。

でも、何事にもメリットとデメリットがあります。紹介したのは大変なポイントでもありますが、とらえようによっては、日本語以外の言葉を覚えられたり、違う文化を学ぶチャンスにもなったりします。

遠くに離れているからこそ、親のありがたみがよく分かったりもします。

国際結婚は確かに大変なことも多いですが、そこに隠れているメリットを見つけて楽しめることができたら、上手くいくと思います。