I have a bad memory—記憶力が悪い、なんて嫌ですよね。
でも若い頃と違って記憶力が落ちた気がする…なんて人も多いかと思います。
どうしたら記憶力をあげることが出来るのか、英語を勉強するすべての人の悩みですよね。
今回はそんなあなたに送る記憶力アップのヒントです。
せっかく時間をかけて勉強しても記憶力のせいで身にならなかった!なんてことが無いように、一緒に記憶力アップを目指していきましょう。
まずは記憶の特性を知ろう
記憶には短期記憶と長期記憶があります。短期記憶は短い期間覚えているための記憶。長期記憶は長い期間覚えているための記憶です。
英語学習に関しては単語やイディオムを長期記憶として覚えておくことが必要になりますね。
一般的に長期記憶に残りやすい暗記法というのは
- 声に出して覚える
- 書いて覚える
- 絵を描いて覚える
- ストーリーにして覚える
などが挙げられます。
さらに一番大事なのは「繰り返す」ことです。
人間の短期記憶ではその日に覚えたことを次の日になると7〜8割忘れてしまいます。これでは10個の単語を1日一生懸命暗記しても次の日には2〜3個しか記憶に残っていないということ。
そのような事態を避けるために長期記憶には「反復練習」が不可欠になります。
ではその反復練習はどのように行ったら良いのか。私の経験からすると「毎日少しずつ」よりも「大量を何回も繰り返す」ほうが効果的です。
例えば20日で100個の単語を覚えたいとします。毎回前回覚えた単語の復習をしながら、1日5個ずつ20日かけて覚えるよりも、100個の単語の練習を1日1回20日間繰り返した方が効果的です。
経験上、1日1回200個程度の単語を声に出して読む、を1ヶ月繰り返して反復すると大体ほとんど覚えられます。
使わないものは忘れていきますが、その練習を半年続ければ200×6=1200個の語彙が増えますよ!
英語の記憶力トレーニング①:単語を覚えるのでなく、文を覚える過程で単語も覚えよう
- Mountain 山
- Water 水
- Flower 花
と覚えていくよりも
- I want to climb mountain Fuji. (富士山に登りたい)
- I’ll get a bottle of water.(お水買ってきます)
- Every time when I see flowers, I feel warm inside.(花を見ると癒されるなあ)
と覚えた方が長期記憶に残りやすいのは良く言われている事実。
さらに私が実体験から付け加えたいのは、「単語を覚えようとするのではなく、言いたい文章を覚える過程で単語とイディオムを覚えよう!」ということです。
「自分の言いたいこと」を覚える、というのが記憶力アップだけでなく会話力向上のポイントです。
例えば stick という単語を覚えたいとします。辞書を引くと「棒、突き出す」など色々な意味が出てきますね。
さらに例文を調べると this stick is longer than that stick.(この棒はあの棒より長い)don’t stick your tongue out.(舌を出すな)などの例文が出てきます。
「センテンスで覚えた方が記憶に残りやすい」ということで、これらの例文を覚えることはあまりお勧めできません。なぜかと言うと「使う機会があまりない表現」だからです。
大人の私たちは、時間がたくさんあるわけではありません。一番効率の良い方法で、最短ルートを通って英会話を習得したいですよね。
なので、こんな時も自分が英会話で使えるセンテンスを使って覚えるようにして下さい!これ使ってみたい!という例文が見つかるまでひたすら探す、その手間が大事です。
例えば私は
(ウロウロしてたら何か勉強になるかな〜なんて)
(がんばれ!)
(とりあえずそうしよう)
などの例文を選んで覚えました。
このstick という単語の場合「棒」という意味は何となく分かっているし覚えてもつまらないので、イディオムの意味の方を重視しました。
記憶力を高めるために、単語ではなくセンテンスで覚える。さらに単語を覚える!という意識ではなくセンテンスを覚える過程で単語も覚えてしまう。
そのセンテンスは使わないものでなく、見つけるたびに宝物を見つけたような気持ちになるような自分のお気に入りのものを選びましょう!
英語の記憶力トレーニング②:接頭語を上手く利用しよう
英語には接頭語という単語の最初にくっつくアルファベットの塊があります。
その接頭語は大まかな意味を含んでいるものも多く、その接頭語を掴むことは記憶の助けになりますので、どんどん利用してみて下さい。
例えば con という接頭語の意味は「共に」です。
Contest(コンテスト), congratulations(おめでとう) などの単語は全て相手が必要な単語ですね。
さらに under は「劣る、下の」という意味があるので、Underestimate (過小評価する)underfoot(足の下の)という単語などにつけられています。
インターネットも簡単に検索できますのでぜひ接頭語(単語の最後にくる接尾語というものもあります)を利用して下さいね。
まとめ
- 記憶の特性を知る
- センテンスを覚える過程で単語も覚える(トレーニング①)
- 接頭語を利用する(トレーニング②)
今回は以上の内容についてご紹介しました。
ぜひ記憶力アップを目指してみて下さいね!それではまたお会いしましょう^^