日本語英語から抜け出せない人必見!音読でリズムをつかむ方法!

あなたは自分の英語の発音に自信がありますか?長文を見た時に瞬時に声に出して読むことが出来るでしょうか?

一生懸命英語を勉強して日常英単語をきちんと覚えた。基本的な会話は聞けば分かるし、受け答えも少しずつ出来るようになってきた。でも発音はなんだかイマイチで長い文章を見ると中々スラスラ読むことが出来ない…そんな悩みを持つ人も多いかも知れません。

私も独学を始めてから2年ぐらいの頃「やっと色んなことが言えるようになって来て外国人と英会話が出来るようになった!」と喜んだのも束の間、英文を読んでください、と言われるともう「ちんぷんかんぷん」!

落ち着いてじっくり読めば理解はできるのですが、スラスラ読んで理解するのは難しく焦ってしまうこともありました。

今回はそんな音読や英語のリズムに関する良くあるお悩みと一緒に、どうしたら音読力を味方にして英語力アップに繋げられるかをお話しします。



そもそも英語の音読練習は効果的なの?

小学生の頃よく国語の音読練習が宿題に出たりしていましたよね。あの練習は一体なんの為だったのでしょうか?

まず音読をすることによって鍛えられるのは「リスニング力・発音・英語の処理能力」の3つです。どの力をつけるにも長文を目で追いながら声に出して読むことが大切。声に出して読むことによって、リスニング時の「聞こえ方」を脳に叩き込むことができます。

また、声に出して読むと英語の発音の間違いや、更にレベルアップすると「ここはこうした方がお手本に近いかな…?」など「より良い発音を自分で模索すること」が出来るのです。

さらに数をこなすことによって英語を瞬時に見分ける「処理能力」を鍛えることも出来ます。

英語の音読練習のやりかた5ステップ

まずは練習するテキストを探します。レベルは初級・中級・上級どれでも自分に合ったもので構いません。長さはそんなに長すぎないものの方がおすすめです。

音読練習は細かい自分の発音や処理能力の速さを鍛えるための物なので長い文章を「広く浅く」やるよりも短い文章を「狭く深く」やる方が効果的だからです。必ずCD付きのものを選んで下さいね。

テキストを選んだらさっそく練習を始めていきましょう。このような順番でやって見てください。

  1. まずCDを聴いてどれくらいの速さなのか、何について話しているのかをざっくりと掴みます。
  2. 次にスクリプトを読んで分からない単語をチェックします。ここでポイントなのは意味が分からない単語だけでなく読み方が分からない単語もきちんとチェックすることです。
  3. 声に出してスクリプトを読みます。スラスラ読めるようになるまで何回も繰り返しましょう。
  4. ある程度スラスラ読めるようになったらCDをかけてそのスピードについていきながら音読して見ましょう。(シャドーイングという方法です)
  5. CDの音声と自分の発音を比べて違っているところを修正しましょう。 

私も長文教材を買って音読の練習をしたことがあります。その時は文章を声に出して読む練習だけでなく、自分の声を録音していました。

自分の英語を話している声を聞くのはなかなか恥ずかしいものではありますが「ここの発音が悪いな」「もう少しここを早く読んだら見本に近づくかな」などと自分の力を見直す良いきっかけになりました。

どうしたらリズムを掴んでスラスラ読めるようになるの?

単語や文章の処理能力はどれだけ短い時間で「かたまり」として英語を捉えられることが出来るかにかかっています。

例えば私たちが「何卒よろしくお願い致します」という文字を見た時に「何卒」を見た時点でだいたいの意味を掴んでいると思います。なぜなら私たちは「何卒」という言葉がどんな意味でどんな場面で使われているのかを理解しているからです。

それと同じで英語も訓練すればI told my kidsという文章を見たら一瞬で「次になんて言ったのかがくるな」と心構えが出来るようになります。そしてI ate all your Halloween candy という文章を見て0.1秒で意味を理解し0.2秒後には「ひどい!」と感想まで思いつくようになるのです。

これくらいシンプルな文章でしたら練習すればするほど処理速度は上がっていくと思います。また過去完了形など少し複雑な文法が絡んでくるとその文法の深い知識も必要になってくるので、時間がかかる場合もあります。

でもやればやるほど上手く速くなるのが音読練習の良いところだと思います。1日20分夕ご飯を食べたら必ずやる!などと習慣にしてコツコツと練習するのがおすすめです。

毎日同じ文章を読むのは飽きてしまいそう…

音読練習は慣れてくるととてもつまらなく感じてしまうと思います。基本的にテキストの英文は真面目なものが多いですしCDの音声も綺麗ですが単調です。そんな時は息抜きに実際の英語のテレビを利用して音読練習をしてみましょう。

インターネットで「○○(番組名)subtitle」と検索するとたくさんの動画を観ることが出来ます。テレビ番組なのでひとつひとつの文章は読み短めですが日常会話のリズムを掴むにはもってこいなんです!

私が実際に英語のリズムの練習に使ったのが

  • Ellen Degeneres Show
  • Jimmy Kimmel Live

です。2つともアメリがで人気のトーク番組ですが、なんとも何度も「聞く→真似する→聞く→真似する→音声を消して字幕を見ながら読む→シャドーイングする」を繰り返しました。

どちらも面白い番組ですが特にJimmy Kimmel Live で毎年ハロウィンの時期に行われるI told my kids I ate all their Halloween candy 企画は子供達の英語を聴けるという意味で貴重でした。

これは大人がハロウィンの後に「ハロウィンのお菓子全部食べちゃった」と子供に嘘をついて泣き叫んだり転がったり、ぷんぷん怒る子供の様子を撮影して視聴者と楽しむ企画です。(子供達は何時間も歩き回ってお菓子を集めるので、それを大人に全部食べ食べられてしまうショックは計り知れないのです…)

疲れてしまった時は息抜きにこんな方法で練習してみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

音読練習は発音や英語のリズムを掴めるだけでなく、英語の処理能力を高めることができる有効な方法です。私は習慣付けて3ヶ月ぐらい続けました。処理能力も上がりましたし、長文に対する抵抗力も少なくなりましたよ!

さらに上手く読めるようになると自信が付いてきて、会話力にも繋がっていったと思います。書いていたら「私もまた練習しなくちゃなあ…」という気持ちになってきました…!あなたも一緒に頑張りましょうね!