「おつかい」に関する英語をマスターしよう!使える表現をまとめて紹介

「はじめてのおつかい」という、生まれて初めてのひとりでのおつかいにチャレンジする子どもたちの姿をドキュメントタッチで描いたバラエティー番組が、日本では長年にわたって人気ですよね。

日本では子どもにおつかいを頼むことは日常によくあることで、子どもが1人でおつかいに行けるようになるというのは、親にとって子供の成長を感じることができるひとつのバロメーターでもあるのではないかと思います。

しかしここアメリカでは、日本のような「おつかい」文化がありません。

州によって違いはありますが、私が住むバージニアでは、条例で9歳以下の子供が大人のスーパーバイズなしに1人でいることが禁止されています。

また車社会で、買い物に行くにも車なので、子供が多少大きくなってきても「ちょっと牛乳買ってきて!」なんていうこともできません。

なので、アメリカでは日本のように「おつかい」という感覚があまり意識されることがありませんが、誰かに「おつかい」をお願いした時に使える英語での表現をいくつかピックアップしたいと思います。



「お使い」を意味する英単語errandを使った表現

Errandには「使い」「使い走り」という意味があります。

ですので、このerrandを使って「お使い」に関する表現をすることがでます。

例えば、「お使いに行く」であれば”go on an errand”ですし、「お使いにやる」であれば”send someone on an errand”です。

「お使いにいってきてくれないかなぁ。」とお願いしたい時は、

“Can you do me an errand for me?”

“Can you go on an errand?”

などということができます。

こどもを「お使い」に出せないアメリカでは、”I’m running for some errands for my wife.”(妻のためにお使いにでてるんだ。)と言ってグロッサリーショッピングをしている旦那さんたちに時々遭遇します。

「おつかい」の内容をお願いする方法

「おつかい」の内容を直接お願いすることで、「おつかい」をお願いすることができます。

日本語でも、お使いをお願いする時には、「牛乳を買ってきてくれる?」とか、「この小包を郵便局に持ってってくれる?」なんてお願いしますよね。

Can you go get/buy something for me?

somethingのところに買ってきて欲しい物を入れたらいいので、「牛乳を買ってきてくれる?」であれば、”Can you go get some milk for me ?”と言えます。

goとgetあるいはgoとbuyというふたつの動詞が並んでいるので、文法的に間違っている感じがするかもしれません。

私もアメリカに来た当初は、きっと”go to get””go to buy”と言っているのに、私のリスニング力が良くないから”go get””go buy”に聞こえるんだと思っていましたが、そうではなく、これがネイティブスピーカーがよく使う表現なんだということが分かりました。

買い物だけでなく、その他の「おつかい」のお願いも、”can you を使ってすることができます。

「この小包を郵便局に持ってってくれる?」であれば、“Can you drop off this package at the post office?”(この小包を郵便局におろしてくれる?)ということができます。

丁寧なお願いの仕方

子供や家族、親しい間柄以外の相手にも、「おつかい」をお願いしなくてはいけない状況もありますよね。

そんな時のために、少し丁寧なお願いの仕方を覚えておくと便利だと思います。

“Could you do me a favor?”(ちょっとお願いがあるんですけど。)と切り出しておいて、

Could you please give it to Mrs. Smith for me?”(これをスミス先生に渡していただけませんか?)などとお願いすることができます。

pleaseは文末につけて”Could you give it to Mrs. Smith for me, please?”ということもできます。

アメリカに来てからも、礼儀正しい日本人魂がなかなか抜けなかった私は、丁寧にお願いしようと思うあまり、”Could you please do this for me, please?”とダブルでpleaseを入れてしまうことが何度かあったので、みなさんもそうならないように気をつけてください、

まとめ

  1.  errandを使った表現
  2. ”Can you~?”で「おつかい」の内容をお願いする表現
  3. ”Could you~?”を使った丁寧な表現

日本人が持っているような「おつかい」という感覚がアメリカ人にはあまりありませんが、何かを買ってきてほしい時、届けものをしてほしい時など、「ちょっとお願い!!」「頼まれてくれませんか??」という感じで、これらの表現が使えると便利だと思いますよ。