社会人が中学英語をやり直す時これだけは押さえたい3つのポイント

社会人になってから中学英語をやり直したい!というそこのあなた。

「大人になってからでも間に合うの?」「どんな方法が効率が良いの?」と色々な声が聞こえてきそうですか、結果から言うと中学英語のやり直しは大人になってからでも遅くはありません。

中学生の頃は教師から一方的に「教えられる」だけだった英語が大人になって「自ら学んでいく」姿勢に変わっているからです。

でも、どうやったら良いのか分からないのか困ったところ。間違った方法でせっかくの大切な時間を無駄にしたくないですよね?そこで今回は中学英語やり直しに関する3つのポイントをご紹介します。

ポイントをしっかり抑えて効率的に中学英語を復習しましょう!



中学英語のやり直しにかかる時間は?目標は?

文部科学省の指導要領によると中学生3年間の英語の時間はおよそ260時間。さらに宿題など家庭学習も行なっていますので300時間程度だと考えておきましょう。

アルファベットの大文字・小文字に始まり、中学生英語では以下の内容を学習します。

〈基本英単語 1200語〉

英会話には欠かせない1200語です。逆に言えばこれらさえ押さえればその応用で殆どの会話は事足ります。

〈基本的なイディオム400語〉

400語と聞くと多いように感じますが、I’m sorry, excuse me などの基本的なものを多く含み、基本の1200単語を使った get up (起きる)look for (探す)といったものばかりですのでそんなに心配しなくて大丈夫ですよ!

〈5文型〉

英語の文章には主に5つのパターンがあり、それらを使い分けることで自分の言いたいことを表現することが出来ます。

  • 1文型

主語+動詞 I eat, You go she has など

  • 2文型

主語+動詞+補語 I am happy, it is great など

  • 3文型

主語+動詞+目的語 I played tennis, He wrote a letter など

  • 4文型

主語+動詞+目的語+目的語 I gave him a credit (点数評価などをおまけしてあげた)など

  • 5文型

主語+動詞+目的語+補語 I call her sweetie (私は彼女をスィーティーと呼ぶ)など

これらの構造を頭に入れておくだけでも文法の仕組みが分かり、文章を頭の中で組み立てる時の助けになりますので、ココだけはしっかり押さえておくのがおすすめです!

中学英語を発展させてみよう

まず覚えておきたいのは、中学英語は基礎中の基礎なので、特に教科書は教える人がいることを前提に作られていることが多いです。更に例文なども文法を理解するために作られた文章なので、文法を理解するには最適な文章なのですが、はっきり言って会話ではあまり使えないような例文も多いんです。

中学生ならばOKなのですが社会人にそんな会話に活かせない文章ばかり覚えている時間はありません!そこで中学英語をやり直す社会人のあなたはぜひ中学英語を使って「会話で使える自分だけの会話集」を作ってみましょう!

コツは基礎で学んだ5文型を繋げて2文以上の文章を作る!です。これで中学英語特訓の成果を会話力に直接活かすことができます。例えば

I’m sorry ごめんなさい

というイディオムを勉強したら、sorry を辞書で引いてみましょう。すると新しい発見があるはずです。そう、sorry にはごめんなさいという意味だけでなく「かわいそうに思う」という意味もあるんです。残念なニュースに対して I’m sorry と言うと「それはそれは…(かわいそうに…)」という意味になるんです。

さてその次は「ごめんなさい」に関連する表現を探しましょう。「ごめんなさい」に続く言葉にはどんなものがあるでしょうか?

I’m sorry, are you ok? ごめんなさい、大丈夫?
I’m sorry, is it alright? ごめんなさい、これ大丈夫?
I’m sorry, but can I take this? ごめんなさい、これもらっても良いですか?

こんな風に自分だけの表現集をどんどん作っていきましょう。中学英語でかなりの英会話が出来るようになるのを体感できると思いますよ!

自分の言いたいことを中学英語に言い換える癖を作ろう

中学英語がいくら日常会話をカバーできると言っても、頭の中で言いたいことをそのまま英語にするには難しい時ってありますよね。そんな時は言いたいことを「どう言い換えたら中学英語で言えるか」を考えてみましょう。

例えば

「ごめんね、でもわざとじゃないよ」と言いたい時。わざとじゃないよ、なんてそんな単語知らない!と諦める前に。「ごめんね、でも私はそれを言いたくなかったんだ」とリフレーズしてみましょう。

I’m sorry…………(わざとじゃないよって英語でなんて言うんだろう…)

よりも

I’m sorry, but I didn’t want to tell this.

と言う方が気持ちも相手に伝わりますし、会話力の練習になります。このリフレーズ力は中級や上級になっても使えるテクニックですので、初級のうちに身につけてしまうと楽ですよ!

まとめ

  1. やり直しの時間は約300時間!5文型だけは押さえよう!
  2. 5文型を発展させよう
  3. リフレーズ力が大切!

中学英語をやり直す際は以上の3つのポイントに気をつけてくださいね。初級の次は中級、上級と続いていくのでスムーズにレベルアップ出来るような基礎英語学習をしてください^^!