現在完了形って頭では理解できても中々使いこなせないですよね。
私も以前はテストの問題では現在完了形の問題が解けても、いざ英会話で使うとなると全く使いこなせず細かいニュアンスを伝えることが全く出来ませんでした。
でもいつまでも理解できない使いこなせないままでは、その先にレベルアップできないですよね。
今回はそんなあなたのお悩みを解決します。
細かいニュアンスから使い方まで現在完了形が徹底的に分かりますよ!
現在形・過去形・現在完了形の違い
まずは現在完了形って何?というところから説明します。次の例文を見てください。
- I do homework.(私は宿題をする)現在形
- I did homework.(私は宿題をした)過去形
- I have done homework.(私は宿題をした)過去完了形
現在形と過去形の違いは大丈夫ですね。現在と過去、と自制が違います。
ちなみに現在形で表す時は日頃の習慣を表すニュアンスがあります。つまり、
(英語の授業大変?宿題とかあるの?)
Yes, I do homework.
(うん、宿題もあるよ)
こんな感じで日頃英語の宿題が出るという習慣を表しています。
難しいのは過去形と現在完了形の違い。日本語ではどちらも同じ言い方が出来ます。違いは・・
- 過去形・すでに物事が終わっていて現在その影響を受けていない
- 現在完了形・すでに物事が終わっていてかつ現在その影響を受けている
という違いがあります。
過去完了形の訳の後ろには(だから〜)というニュアンスが付いていると理解しましょう。
I have done homework.(宿題をした、だからもう遊べる)
こんな違いがあります。
もともと現在完了形は「I have homework done.」という語順でした。「私は終わった宿題を持っている」というものだったんです。
それが時が経って「持っている→経験をしている」という風に意味が広義になり語順も変わっていきました。
一般的にアメリカ英語では過去形が多く使われ、イギリス英語ではこの過去完了形が多く使われます。
現在完了形は言葉として書いていない裏の意味を含ませる奥深い表現だと言えるでしょう。
現在完了は使い方は?
では実際に現在完了形の文章を作ってみましょう。
現在完了形は
She, He/ has/ verb
という語順です。
『主語+have/has+動詞』で表すことができますね。
また現在完了形には主に2つの表現があります。
- 〜した(ことがある)
- 〜に行った(ことがある)
の2つです。
なぜ(ことがある)をカッコでくくったかと言うと、冒頭で説明したように現在完了形は現在に影響を与えるニュアンスを含む表現です。
この「現在に影響を与える」感じが嫌味な印象を与えてしまうこともあるんです。
よく分からないですよね?それでは次に現在完了形が実際の英会話で与える影響についてお話しします。
現在完了形のニュアンス
I’ve been to Hawaii.(私はハワイに行ったことがあります)
この2つの意味の違いはもう大丈夫ですね?
日本人の英語学習者はこの日本語訳に惑わされて「行ったことがある」と言いたいとき必ずと言って良いほど現在完了形を使います。でもよく思い出してください。
過去形はただの事実、現在完了形は現在に影響を与えています。
つまり裏の意味を訳として書くと
I’ve been to Hawaii.(ハワイぐらい行ったことあるよ、へへん)
という感じになります。
日本語の「ハワイに行ったことがあるよ」はただ単純にハワイに行った事実を述べているだけなので「I went to Hawaii before.」と言った方がシンプルでスッキリしています。
また「久しぶり!」という表現でlong time no see を使うと思いますがネイティヴスピーカーはこの表現をあまり使いません。これは現在完了形でなく「長い間会っていなかった」という事実を述べているだけなのです。
逆に「it’s been a long time!」という「久しぶり!」を表す表現は現在完了形なので「長い間会っていなかった(だから会えて嬉しいよ)」という含みをもたらす表現になりますね。
現在完了形は使い方によって嫌味にも豊富な英語表現にもなります。
しっかり使いこなせるようになればあなたの英語表現はかなり豊かになると思いますよ!
まとめ
現在完了形のニュアンスを少しお分かりいただけたでしょうか?
英語には曖昧な表現がないと思っていた人も多いかも知れませんが、この現在完了形のように英語にも含みを表す曖昧な表現はたくさんあるんですよ!
それではまたお会いしましょう!