オーストラリアやニュージーランドに滞在中、レストランや、$1ショップ、介護施設などで働きました。
海外で働いてみると、海外でのお給料のシステムが日本とは全然違くて、びっくりでした。
この記事では、海外のお給料事情についてご紹介していきます。
うれしいことがいっぱいの海外の給料制度
オーストラリアでの介護施設での仕事が決まった時、「仕事内容などを説明するから事務所に来てね。」とマネージャーさんに言われ、緊張しながら彼女の事務所を訪れました。
仕事の説明の後に、「あ、お給料はonce in fortnightね。」と言われました。
初めて聞く言葉にハテナな顔をしている私に、「2週間に1回お給料が支払われるってことよ。」と教えてくれました。
オーストラリアを始め、ニュージーランドやカナダでもこの2週間に1回払われるお給料システムはとっても一般的。
これって結構うれしいシステムで、「ちょっとお金を使いすぎちゃった。」と言う時も、2週間後にはお金が入るので、日本のように「お給料が入ってすぐにたくさん使っちゃって、次の給料日まで1か月待たなきゃいけない。」なんて心配をすることがありません。
また、私個人的には2週間に1回支払われるほうが、お金をうまく管理でき、上手に貯金ができていたように思います。
また、休日や祭日は時給が1.5倍から2倍になるんです!これもとっても嬉しいシステムで、「休日に働くのは嫌だけれど、ちょっとお給料が上乗せになるからいいか。」と思えたので、休日労働も負担に感じず働くことができましたよ。
むしろ休日にシフトが入っている日は、ちょっとハッピーな気分になりました。(笑)
留学生やワーホリでも権利は同じ
私がオーストラリアに最初に渡航した時は、ワーキングホリデービザでの滞在でした。
語学学校費や寮費を払い、結構ギリギリな資金での渡航となり、オーストラリアについてすぐに仕事を探しました。
当時は英語にもあまり自信がありませんでしたし、オーストラリアの事情も全然分からなかったので、「きっと日本食レストランなら雇ってもらえるだろう。」と考え、いくつかのお店に履歴書を送ってみました。
運よく1つのお店からオファーをもらい、オーストラリアで初めての仕事をゲットしました。
初めて働くということもあり、時給を聞かずに仕事を始めてしまったのですが、そのお店での時給は$10。
「日本円にすると1000円ぐらい。結構いいお給料かも。」と自分では思っていたのですが、寮で知り合った人に聞いてみると「$10??それって最低賃金以下だよ。」と言われてしまいました。
オーストラリアでは、州によって最低賃金は違うのですが、ウエイトレスなどでも$20ほどの時給が相場。
ただ、アジア系のレストランでは、英語が話せないからとか留学生だからといった理由で金額を低めに設定されてしまうこともあるんです。
私の場合は、働いていくうちにお給料を上げていってもらえたのですが、長く働いていたのに時給は$10のままだったという話も聞きます。ですが、海外で働く際は、留学生でもワーホリでもローカルな人と同じお給料をもらう権利はあります。
なので、もし時給があまりにも低い場合は、他のお店を探すかお店のオーナーさんと話をすることも、時には必要です。
海外で働くことのメリット
私もワーホリ時代は、最低賃金以下で働いたりしたこともありました。始めのうちは、海外のシステムが分からず、そういった失敗をする方も多いと思います。
ですが、現地のローカルな仕事が見つかれば、日本で働くよりも多くのお給料がもらえたり、良い待遇で働くこともできますよ。
特に、私が働いていた介護職は、日本では社会問題として取り上げられるほど、低賃金での労働が問題となっています。私も日本に帰って介護の仕事をしていた時期もあったのですが、オーストラリアで働くよりも、とっても低い時給で、ビックリしたのを覚えています。
海外では、需要がある仕事だから、そして人の命を預かるプロフェッショナルな仕事だからこそ、高い賃金を支払うという考えがあります。
私の英語力はまだまだですし、介護士としてのスキルも磨いていかなければならないところがあります。それでも、私が外国人だからと言って、他の人よりお給料が低くなるということはありません。
一緒に働くとなったら、どんな人でも平等な待遇が得られる、それが海外で働く魅力だなぁと思っています。
あとがき
海外でも日本でも、働くということは簡単なことではありません。
ですが、大変な仕事をしても十分なお給料がもらえたら「大変だったけど、頑張ってよかった。また頑張ろう!」と思えちゃったりします。(笑)
もちろん海外で働く楽しさはお金だけではありませんが、頑張った分だけお給料に反映されたら嬉しいものです。