みなさんこんにちは!
「モンゴル」と日本人が聞いたらまずお相撲さんぐらいしか頭に浮かばないですよね。
そんな近くてマイナーな国モンゴルには、空港は一つしか存在しません。
その名は「モンゴル国際チンギスハーン空港」です。
モンゴルの英雄チンギスハーンが空港の名前になっている面白いネーミング。
果たして空港の中はどうなっているのでしょうか?
今回はチンギスハーン空港の紹介と、チンギスハーン空港での私の体験談について書いてみたいと思います。
チンギスハーン空港
「チンギスハーン空港ってなにがあるの?」と聞かれたら私はすぐにこう答えます。
「なにもない!」。
そう、国唯一の空港なのに、このチンギスハーン空港は本当に小さくてお店らしいお店もほとんどなく、文字通り「なにもない」空港なのです。
お土産やさんは1軒、2軒?数件あったと思います。でもあまり大きくなく、店員さんがいないお店もありました。
あとはレストランがあります。とにかくシンプルな空港なのです。
空港のおすすめお土産
私がモンゴル空港で買ったお土産は、カシミヤの靴下とモンゴル風デザインの筆箱、それにモンゴルの文字で言葉が書かれたデザインの栞です。
モンゴルではカシミヤ製品がとても有名。日本の半額程度で買えるので私も靴下とマフラーを買いました。
しかし実は日本に帰ってから気づいたのですが、モンゴルでかった靴下は赤ちゃん用で私は履けなかったのです…!
あまり考えずにサイズも見ないで買ってしまったので、赤ちゃん用だと気づかなかったのですね。
また、モンゴル文字の栞は金色でなんだかカッコよかったのでついつい買ってしまいました。
モンゴルは現在はロシアと同じであるキリル文字を使っているのですが、もともとモンゴルには縦書きの伝統的な文字があり、それがなんとも言えずカッコ良いのです。
モンゴルのお土産は値段の割に質が良く、デザインも民族風でオシャレなのでなにを買ってもおすすめですよ!
空港での思い出
さて、モンゴルから日本への飛行機に乗ろうと空港で待っていた私。
しかし大雪で飛行機のフライトが遅れているという知らせが。
「仕方ないな〜」
と思い空港内のレストランに入りました。
当時は今から10年近く前で、空港の周りにホームレスがいて、雪を防ぐために空港内に入ってくることがあったんです。
わたしがレストランで食事を注文して食べていた時のこと。
モンゴル人の母親と息子のホームレスが何やらレストランにいる客に話しかけています。
「[]{}#%^*+=?〜〜〜!!」
モンゴル語が早くて何と言っているのか聞き取れず。
私は何故かとっさに
「この食事はあなたのものですか?」
と聞かれたと解釈したのです。
そのため私は
「うん、うん、うん」
と何度か頷きました。
すると息子のホームレスが突然私の頼んだ料理をお皿ごとひったくり、母親と一緒に走り去ったのです!
「待って!一口も食べてないのに!返して下さい!」
と言いたくても時すでに遅し。お店に人に英語で事情を説明すると
「そういう時は、しっしっと厳しく追っ払って下さいね〜」
と怒られてしまいました。
どうやら私が聞き取れなったモンゴル語は
「これ食べても良い?」
という意味だったようです。
私からすると親子のホームレスがいることがまず不思議。さらに、日本よりモンゴルの方がホームレスが堂々としているように感じました。
とにかく、まだぽかーんとした頭で
「すみません、食べてないので同じものをもう一つください。トホホ」
と注文。隣にいたモンゴル人のお姉さんの英語での質問からすると
「モンゴル人は日本人はみんなお金持ちだと思っている。だから気をつけて」とのこと。
先ほどのホームレス親子も私のことをお金持ちだと思って近づきて来たのでしょう。
その堂々とした態度少しびっくりしてしましたが…!
まとめ
チンギスハーン空港は小さな空港ですが、こじんまりとしていて、個人的にこれはこれで良し、という印象を持ちました。
モンゴルの伝統的な民芸品や昔の文字の入ったモンゴルの小物もおすすめおみやげです。
雪があがり再びフライトという瞬間になって私はすこしだけ
「小さな空港だったけど楽しかった!」
と空港を去るのが名残惜しかったです。
ホームレス親子の経験はインパクト大でした!カルチャーショックだったので今でも良く覚えています。