日本とカナダでこんなに違う!?クリスマスの過ごし方!

冬の一大イベントといえば、みんな大好きクリスマス!

イルミネーションで輝く街。

真っ赤なお鼻の〜♪というあの曲。

仲良く手を繋いで歩くカップル。

あぁ!うっとうし・・・羨ましい!!

クリスマスと聞けば、だいたいこんなイメージが浮かびますよね。

日本では、「クリスマス=恋人と過ごす日」と考えられています。

「聖夜」ならぬ「性夜」なんて言われたりもしますね。

さすがHENTAIの国、日本。

キリスト教徒が聞いたら、激怒しそうです・・

でも、僕がカナダで経験したクリスマスは、日本のものとまったく違いました。

そこで今回は、カナダ人のクリスマスの過ごし方を紹介します!



カナダでのクリスマスの過ごし方

僕が初めて国外でクリスマスを過ごしたのが、カナダでした。

それまで、クリスマスといえば日本のイメージしかなかった僕は、25日はおしゃれなレストランでディナーを楽しんで、そのあとはバーでゆっくりしようかなと考えていました。

そこで相手を探すことに。

友人であるカナダ人女性にクリスマスの予定を聞くと

「実家に帰るわ。家族と過ごすの」

という返事が。

別の友人に予定を聞くと

「クリスマスは家で家族と過ごすのよ」

と、こちらからも同じ返事が。

いやいや、お前たち、クリスマスだぞ?もっとパッと過ごそうぜ!

僕はしかたなく、男性の友人たちを誘うことにしました。

すると彼らもこう言いました。

「すまないけど、クリスマスは家族と過ごすよ」

ここで僕はようやく異変に気付きました。(遅っ)

そして、その友人達にカナダでの一般的なクリスマスの過ごし方を聞いて驚きました。

 

まず、カナダではクリスマスは家族で集まって過ごす日であること。

映画を見たり、手作りの料理を食べたり、家族団らんを楽しむんだそうです。

そして、基本的にレストランや他のお店は閉まっているということ。

つまり、日本と真逆だったんです!

しかし疑い深い僕は、これを聞いてもなお半信半疑でした。

レストランが閉まってるって、あり得るの!?と。

それほど日本のクリスマスが僕には染み付いていました。

 

そしてクリスマス当日。

昼頃、街に出てビックリ。

ほんとに、ほとんどの店が閉まっていました。

 

外を歩く人も少なく、 ヒューッという風の音が聞こえるくらい街全体が閑散としていたんです。

することもなかったので、夕方まで適当に過ごし、結局僕は、住んでいたシェアハウスのシェアメイトたちとオーナーと家でピザパーティを楽しみました(笑)

僕のように、他の国からカナダに来ている人もたくさんいるので、結局、そういう人はそういう人たちで集まってクリスマスを楽しんでいるのでした。

そもそもクリスマスって何?

とまぁ、カナダでのクリスマスの過ごし方をさらっと紹介しました。

ところでみなさん。クリスマス、クリスマスっていうけれど、クリスマスって何の日か知っていますか?

僕、実はカナダに行くまで何の日かまったく知りませんでした。

海外に行く時、その国の文化をあらかじめ知っておくことはとても大切だと思います。

ということで、クリスマスを本当に理解するために、その起源を知りましょう。

 

クリスマスは英語では「Christmas」ですよね。

これは「Christ(キリスト)」と「mass(ミサ)」に由来します。

「mass(ミサ)」は「典礼」または「祭儀」という意味です。

つまり、「Christmas」は「キリストの降誕を祝う祭日」ということになります。

「キリストの誕生日」ではなく、あくまで「生まれたことを祝う日」です。

キリストがいつ生まれたのか、正確な日時は判明していないそうです。

ということで、クリスマスというのは「キリストが生まれたことに感謝しようぜ!ひゃっふー!!」という日なのです。

メリークリスマスって言わない!?

日本では、クリスマスに人と会うと「メリークリスマス!」って言いますよね。

メールでは、省略して「メリクリ!」なんていう人もいます。

でも、カナダでクリスマスを過ごしたとき、実は「メリークリスマス!」という言葉は聞きませんでした。

そのかわりみんな「ハッピーホリデー!」と言っていました。

疑問に思った僕はカナダ人の友人に聞きました。

すると、「メリークリスマス」と言わないのは、宗教的な理由からだと教えてくれました。

「メリークリスマス!」っていうのは、「楽しいキリストの降誕を祝う祭日を!」みたいな意味になります。

しかし、アメリカにもカナダにも、キリスト教以外の宗教の人たちもたくさん暮らしています。

なので、どんな宗教に属していようと、その日を中立の立場で祝えるように、「ハッピーホリデー」という言葉が使われるようになったそうです。

おわりに

こうして他の国のクリスマスを経験したり、クリスマスの起源を知ると、「日本のクリスマス」がどれだけ独自の進化を遂げてきたのか、よくわかりますね(笑)

もしアメリカやカナダ、オーストラリアでクリスマスを過ごす方は、日本とは違う静かで聖なるクリスマスを楽しんで見てください!