カナダのお金事情がおもしろい!カナダに移住してわかったこと

と~っても寒いカナダに引っ越してきて約1年がたとうとしています。

カナダでの生活は、「えっ?そんなことってある?」という驚きと、発見の連続。

今回は、その中でもカナダのおもしろいお金事情についてお話していきます!



カナダのお金はメープルシロップの香り??

カナダに来る前に、カナダのことについて少し調べていました。

すると、「カナダの紙幣はメープルシロップの香りがする」という記事を読みました。

「やっぱりメープルシロップの国だから、お金にもこだわっているのかな?」と思いながら、カナダに入国。

日本円をカナダドルに換えた時に、ふと、その記事の事を思い出しました。

「本当にメープルシロップのにおいがするのかな?」と興味津々でにおいをかいでみると、「う~ん。甘い匂いがしなくもないけど、メープルシロップの香りなのかな?」というぐらいでした。

家に帰ってもう一度調べてみると、どうやらそれはただの噂だったみたい。(笑)

ですが、カナダの紙幣は特殊なプラスチックでできているので、その匂いらしいんです。

ですが、このプラスチック製のお金って結構便利で、うっかり一緒に洗濯してしまってもボロボロになることもありませんし、やぶろうとしてもやぶれないぐらい頑丈なので、安心して使っています。

存在しないお金の単位にビックリ!

カナダに越してきてから何気なく入ったお店で、$9.98の洋服を買いました。

まだカナダのお金に慣れていなかった私は、とりあえず$20を出して支払いをしました。

すると帰ってきたのは$10。

買い物をした時には気づかなかったのですが、後になって、「あれ?$9.98のものを買ったんだから、おつりは$10.02だよね?」と思いました。

「まあ、2セントだけだからいいか。」と思っていたのですが、カナダでの生活が進んでいくうちに、「1セント硬貨を目にしたことがないな。」という事に気づきました。

夫に、「カナダって1セント硬貨ないの?」と聞いてみると、「ないよ。知らなかったの?」と言われ、ビックリ仰天。

2013年以降1セント硬貨は廃止されたそう。

1セント硬貨のないカナダでは、カードなどで支払う場合は値段と同じように1セント単位で支払うことができますが、現金を使う場合は、1、2セントはゼロになり、3、4セントは5セントに繰り上げ、6、7セントは5セントに繰り下げられ、8、9セントは10セントになるといったルールがあります。

「だったら商品全部5セント単位にすればいいのに。」と思ってしまいましたが、どの商品も、$5.98とか、$3.23とか、細かく値段設定がされています。

あまり数字が得意ではない私にとってはちょっとややこしいお金のルールです。

コインにはニックネームがある!?

カナダに来てから夫に、「カナダに住むなら、コインのニックネームを覚えておいた方がいいよ。」と言われました。

「コインにニックネーム?どういうことだろう?」と思っていたら、$2がトゥーニー、$1がルーニー、¢25がクオーター、¢10がダイム、そして¢5がニッケルと呼ばれているんだそう。

「お金にニックネームがあるなんておもしろいなぁ。」と思いながらも、実際に使う事なんてないだろうと思っていたのですが、お店で買い物をするときなど、「トゥーニーある?」なんて感じでおつりを返すときなんかに結構よく使われています。

国によっていろんな文化があるんだなぁと勉強になりました。

カード社会での生活

カナダの生活でもうひとつ驚いたのが、どこに行ってもカードが使えるという事!

私の夫は無類のコーヒー好き。1日に3杯以上はコーヒーを飲みます。

カナダには「Tim Horton’s」というとっても有名なコーヒーチェーンがあって、小さいサイズなら、1杯$1.50ちょっとで買うことができます。

そんな1杯$1ほどのコーヒーでも、カードで払う人が多いんです。私の夫もその中の一人。(笑)

最初は「そんな小さい金額なら、現金で払った方がいいんじゃない?」とカードでの支払いに抵抗があったのですが、「カードなら働いている人にとってもおつりの数え間違いもないし、お財布が小銭だらけで重くなるのも防げるし、カードっていろいろ便利かも!」という事に気づきました。

それからは、どんなに少ない金額でも、小銭がない時や大きいお札しかない時なんかはいつもカードで支払っています。

カナダでは小さなお店でも、ほとんどの場合、カード支払いが可能。それだけカードの利用率が高いようです。

あとがき

カナダのお金事情は日本とはちょっと違っていて、1セント硬貨がなかったり、コインにニックネームがあったりと、ビックリだらけでした!

私もカナダに来るまでカナダのお金事情をあまり知らなかったのですが、生活しているうちにカナダでのお金の使い方、そしてカード文化に慣れてきました。

その国によっていろんな生活習慣や文化があるんだなぁと肌で感じています!