英語の発音って難しいですよね。私も昔なかなかカタカナ英語から卒業出来ずどうしたら良いか悩んだ時期がありました。
辞書と睨めっこして発音記号を必至に覚えようとした事もあったのですが、頭では理解できても綺麗な発音として口に出すのはとても難しくて大変。
「なんとかしなくては!」と思っていた私が出した結論は「ポイントだけ押さえて後は実戦練習の中でその都度確認していこう!」というもの。実はこの方法が大成功で今では英語の発音をマスターすることが出来ました。
今回はその母音の発音のポイントをご紹介しちゃいます!簡単なので10分でマスターすることが出来ますよ^^
目次
母音ってそもそも何モノ?
母音は口が声を出るまでにその通路が唇や舌などで妨げられない時の音です。
日本語では「アイウエオ」の5つ。英語では基本的なものが16こ。細分化すると29こ(説によっては29こ)と言われています。
日本語と英語の母音の数の差は一目瞭然!英語には日本語にはない母音の発音がたくさんあるのが分かりますね。
そして日本語にはない母音の発音をする際に大切なのは・・
- 顎の位置
- 唇の位置
の2つ。それからどんな言葉に使われているのかなど実戦と必ず結びつけることが大切です。
これだけは!まずは5つの母音を押さえよう
たくさんあって覚えられない!と自信を失いかけたそこのあなた!心配しなくても大丈夫です。まずは基本の中の基本である6つの母音をマスターしちゃいましょう。これさえ押さえればあとはこれらの応用で全ての母音の発音に対応できるんですよ。
ɑ(bar, got, top, want, washなど)
日本語にはない発音ですが、世界的にはドイツ語やフランス語などさまざまな言語で扱われている発音です。
口をなるべく広く開けて無駄な力を入れずにリラックスします。舌を下の方にずらし、下の先を下の歯の後ろ側につけましょう。そのまま喉の奥から「アー」と声を出しましょう。
ʊ(cow, put, push, bookなど)
世界の言語の20%に含まれていると言われており、日本語の「ウ」の発音にも似ています。
唇を丸く開いてリラックスしましょう。そのまま力を抜いて舌を後ろに引きます。そのままリラッスクした状態で「オ」と「ウ」の間の音を出しましょう。
i(big, gym, it, English など)
英語の中で一番多く使われている母音です。世界の言語の20%以上の言語に使用されており比較的日本人にも取っつきやすい発音と言えるでしょう。
口を小さく横に開きます。舌を上に持ち上げて下の先を下の歯の後ろにつけましょう。そのまま「イー」と発音しましょう。比較的カンタンに音が出せると思いますよ!
ӕ (at, half, man, laugh など)
アメリカ英語で特に良く強調される母音です。弱めに発音するとイギリス英語のようになります。
なるべく大きく口を開けて少し唇は緊張させます。舌は真っ直ぐにし下の歯の後ろ側に持ってきます。舌はなるべく平らになるように気をつけてください。そのまま「イー」と発音してみましょう。
マジック“e”
それぞれの母音を弱く発音したもの。カタカナで表すのは難しく英語圏でも国によって程度や発音が違います。弱くて曖昧な音、と覚えておけば大丈夫です。
例えば“today”という単語でもマジックeをどのように発音するかによって、トゥデイ、ティディ、トディ、タディなど色々な聞こえ方があります。
発音記号にない場合が多く耳での聞き分けが必要になる場合もあります。例えば 子音・母音・マジックe・子音 という音節の組み合わせ。
gold, bold, coldなどの単語があります。
こういった場合マジックeは発音記号に記されておらず、マジックe(気持ち少し間延びして読む)の発音を意識することが大切です。
まとめ
以上の5つだけをまずは完璧に押さえましょう!これさえできればあとはこれらの組み合わせで対応できます!
英語の母音の数だけを聞くと多すぎて尻込みしてしまいそうですが、こうやってポイントだけ押さえていくとなんだか出来そうな気がしていませんか?母音を攻略できるとアメリカ英語とイギリス英語の違いなどが発見できて英語の楽しさが広がりますよ!
少しずつで良いのでマスター出来るように頑張っていきましょう^^それではまた!