海外の朝ごはんってどんなメニューを想像しますか?
パンにベーコン、オムレツなんかが思い浮かんだりしますよね。
ですが、実際は、忙しい朝にこんなに素敵な朝食を食べる日はかなり少ないんです。(笑)
今回の記事では、私が海外生活で知った日本とは違う海外の朝ごはんについてお話していきます。
思い描いていたのと違う 海外の朝ごはん
私にとって海外で初めての長期滞在となるオーストラリアでの留学を決めてから、渡航日が来るまでワクワクした気持ちでいっぱいでした。
「海外での生活ってどんな感じなんだろう。」とか、「オーストラリアの食べ物は美味しいかな。」と、不安と期待の入り混じった気持ちで留学日を待ちました。
特に、私は海外の様々な食べ物にトライするのが趣味。オーストラリア留学の前に、アジアのいろんな国を旅行しながら各地の食べ物を試してきたので、オーストラリアの食事も期待大だったのですが、オーストラリアの朝食は私が想像していたものとはかけ離れたものでした。(笑)
オーストラリアに着き、食材を買うためにスーパーに行くと、シリアルのコーナーには日本では見たことのないようなものがいっぱい。
「コーンフレークやグラノーラは日本でも見たことあるけれど、ライスパフに、ウィートビックス??これは何なんだろう??」と、ちょっと興味はあるけれど、1つの箱が抱えきれないくらい大きくて、一人暮らしの私にはちょっと量が多く、買うのをあきらめました。
そしてその謎の食べ物が解明されたのが、保育園での実習に行った時。私が実習していた園では、朝ごはんを食べる時間がない園児たちに、朝ごはんを提供していたのですが、そこで出されていたのが、このライスパフやウィートビックスでした。
ライスパフは日本のポン菓子みたいな感じで、「これっておやつじゃない?」と私は思ってしまったのですが、子どもたちには大人気で、お代わりする子たちもいました。
ウィートビックスは食物繊維がたっぷりで、低等質な食べ物。見た目はコーンフレークを固めたような感じで、温かいミルクをかけて食べます。ただ、このウィートビックスは日本人の私には「う~ん。味がない。」と言った感じ。
ミルクに浸す前はサクサクした食感があるのですが、ミルクに浸すとフニャフニャになって、何とも言えない食感と独特の風味が合わさって、私にとっては、あまり食欲がわく食べ物ではありませんでした。(笑)
オーストラリアでは共働きの家庭が多く、朝ごはんに時間をかけることができない家庭も多く、簡易的な朝食が好まれます。夕飯も、ピッザのデリバリーを頼んだり、冷凍食品を温めるだけと言う場合もあるくらいで、日本とは食べ物に対する考え方がちょっと違うのかもしれませんね。
ただ、休日には家族でゆっくりパンケーキを焼いたり、目玉焼きやオムレツを作ったりもするそうですが、平日は簡単なもので済ませるようです。
カフェの朝ごはんは格別!
普段シンプルな朝ごはんを食べている分、レストランやカフェでは「All day Breakfast」(1日中オーダーできる朝ごはん)メニューを出しているところも多いんです。
いろんな卵料理から、フレンチトースト、おしゃれなサンドイッチと、「どれもとってもユニークでおいしそう!」と思うような魅力的なメニューがいっぱい。
カフェの街、メルボルンで出会った私の一番のお気に入りの朝ごはんメニューは、マッシュルームとポーチドエッグ。シンプルなメニューなのですが、ソテーされたマッシュルームと黄身があふれだすポーチドエッグのコンビネーションは格別です!
そしてパンもこだわりがあって、ライ麦や、マルチグレイン(いろんな穀物がブレンドされている)、ホールウィート(全粒粉を使用)など、数種類のパンの中から選べちゃうんです。
その中でも、オーストラリアでとってもポピュラーなのがサワードー(Sour Dough)と呼ばれるパン。酸味が効いたパンなのですが、かなりハマっちゃう味です。(笑)カリカリした食感と、味わい深い風味が、いろんなメニューに合うんです。
カフェやレストランだけでなく、ファストフード店の朝ごはんメニューが一日中楽しめたりする場合もあるくらい、朝ごはんは海外ではとっても人気のある食べ物。朝ごはんを食べながらゆっくりするというのが、オーストラリアの息抜き方法のようです。
あとがき
海外での朝食は思っていたものとは違いましたが、忙しい朝にはぴったりなようです。
朝ごはんは一日の元気の源!忙しいからと言って朝食を抜くよりも、簡易的でも栄養のあるものを食べることは、大切なのかもしれませんね☆