あれもこれも覚えたい、集中して勉強しなきゃいけないのに、つい違うものに目が行ってしまい気づけば英語の勉強が全く進んでいない!
…あなたにもこんな経験がありませんか?
今回は英語の勉強に集中できない時どうしたら良いのかということについて、私の実践してきた解決策を紹介したいと思います。
そもそも「集中力」とは?
人の脳はそれぞれの部位が仕事をし能率を上げたり力を発揮しています。
実は能率を上げるために、1つの感覚がメインで仕事をしている時他の感覚は邪魔にならないよう休んでいると言われています。
例えばあなたが英語の勉強をしている時一番メインで使っているのは視覚です。そんな時集中しているあなたは周りの騒音や匂いなどの存在をほとんど意識していませんよね。
この脳のシステムをうまく使う能力のことを「集中力」というのです。
また集中力にはTRH(甲状腺刺激放出ホルモン)といういわゆる「やる気ホルモン」が必要。このホルモンは自分の好きなことや興味のあることを目の前にした時に放出されると言われています。
では集中力が何かわかった所で、私が英語の勉強に集中できない時にどうしていたかについてご紹介します。
解決策①:集中できないなら無理に集中しない
ズバリ私の答えは「集中できないなら無理に集中しない」です。
「集中出来ないから、集中できる方法を知りたいのに…」という声が聞こえてきそうですが、大切なのは「無理に集中しない」ということです。
集中出来ないからと言って英語の勉強を止める訳ではありません。
例えば私の集中出来る時間は20分ぐらいだったので、それ以上集中出来ないなら20分で勉強を止めます。そして時間を置いてまた20分学習をします。
これを1日3回〜4回繰り返して1時間〜1時間半学習する。この方法によって私は英語学習をスムーズにしていました。
短い時間で学習を区切る際のコツは、それぞれの学習場所を変える、ということです。時間のない社会人や学生のあなたは「ながら」勉強でこの問題をクリアしてください!
電車に乗り「ながら」20分学習。会社の休憩時間に休憩をし「ながら」20分学習。自宅に帰って夕食後にコーヒーを飲み「ながら」20分学習。余裕があればカフェや図書館へ行って30分程度勉強するのも良いと思います。
長時間集中出来ないならそれはそれでOK。それを踏まえた上でどのように学習したら良いかを工夫する。それが私の一番のおすすめの方法です。
解決策②学習内容を細かく区切る
さらに私が工夫したことは「学習内容を細かく区切る」ということです。
例えば1冊の参考書を1日3ページやると決めて、電車の中で1ページ・会社で1ページ・自宅で1ページ…という風にやるよりも、
3冊の参考書を用意して電車の中で参考書①を1ページ・会社で参考書②を1ページ・自宅で参考書③を1ページ…とした方が集中力が上がります。
これは3冊の参考書を用意しなければいけないということではなく「毎回違うタイプの勉強をする」という意味ですね。
大切なのは「毎日ほんの少しずつ」を2年も3年も毎日コツコツ続けることです。
毎日習慣化して続けていくとその「少しずつ」ためた知識が長期記憶として脳に残ります。
また私がこのチョコチョコ作戦で良かったと思うのは、同じ英語でも違った形で(例えば3冊の参考書で)アプローチすることによって、自分の脳の英語情報リンクがつながりやすくなります。
例えば1冊の参考書だけを毎日やって◯◯という単語の意味を1つ覚えるのと、参考書①で◯◯という単語の1つの意味を学び、その次の週に参考書②で◯◯という単語の2つ目の意味を知ることが出来れば、
「あ!先週勉強した◯◯か!」とまたひとつ脳に英語リンクが出来ますよね。
学習内容を区切ることは集中力を高めるだけでなく、このように英語の知識を立体的に捉える為の学習がしやすくなるんです。
解決策③:オン・オフのスイッチを決める
家で勉強をする前には必ずコーヒーを飲む、会社の休憩時間に勉強する前は首と肩をストレッチしてから始める、など集中したい時の「儀式」を決めておくと、脳が集中しなければいけない状況であることを把握しやすくなります。
私はよく英語の勉強をする前に飴を舐めていました。糖分を補給することで脳が働きやすくなるのと、甘い飴でリラックス効果もありました。
習慣化してくると飴を舐めると英語を勉強しなければいけないような気持ちになり、飴は自分の中の「勉強モードオンスイッチ」になったんです。
ぜひあなたの中にも、これだ!という「オン・オフスイッチ」を決めてください。
まとめ
英語の勉強に集中できない解決策としては、
- 集中できない時は無理に勉強せず、ながら勉強にシフトする
- 学習時間を細かく区切る
- 自分の中で「オン・オフスイッチ」を決め、勉強に対する集中力を高める
Concentrate(集中する)の語源は「中心へ全てを集める・煮詰まるまで煮る」です。あなたも集中の質を高めて知識を深く深く中心を求めて掘り下げて、煮詰まるまで考えて考えて考え抜いてみて下さいね!