みなさんこんにちは!ネットを開くと悩める英会話学習者の声が聞こえてきます。
「自分はどうして英語が出来ないの?その理由が知りたい!」「日本人は英語が出来ないって言われているけれど理由はなに?」など。
やはり理由=原因が分からないと問題解決もできないですよね。
今回の記事では「よく言われているけど、これって正しいの?」という英会話学習者の疑問を私なりに考えながら、多くの日本人が持つ英語への苦手意識、なぜ英語が出来ないのかについて考えていきたいと思います。
英語は英語で理解する?英語は日本語で理解する?
よく話題に上がるこの疑問。「英語は英語で理解した方がいい!」なんていう声も多く聞こえてきますが、「英語を英語で理解する」というのは具体的にどのようなことなのでしょうか?この方法効果的なのでしょうか?
英語を英語で理解する、というのは私は無理だと思っています。
英語を理解するための「英語」を普通は持っていないですし、それだけの英語を持っているなら英語を勉強する必要などないからです。
ただ「英語を英語で理解する」という言葉を「英語を日本語にせずイメージで理解する」という意味にとれば、私はその方法は有効だと思います。
例を見ていきましょう。
◆Couch
辞書を引くと「寝椅子」と書いてあります。分かるような分からないような。具体的なイメージが浮かびにくいですよね。ではわざわざ日本語にせずに画像検索してみましょう。
Couchとはこのことです。寝椅子というよりソファーですね。
次にarmchairという単語を見つけたあなた。辞書には「肘掛椅子」と書いてありますが、あまりイメージが浮かびません。ソファーにも肘をかけるところあるし・・・なんて思いますよね。
Armchairも日本語にせずにイメージで理解してみましょう。
見れば「ああ~!」と納得ですね。日本語ではただ「椅子」と呼んだりしますが、イメージでとらえることが出来ると「肘掛椅子」なんて分かるようで分からない日本語に惑わされることもありません。
文字はいつでも万能なわけではありません。もしかしたら英語が出来ない人は「無理やり文字だけで覚えようとしてしまっている」かも知れません。
日本語でなんとなくイメージで理解しているものは、英語でもイメージで理解した方が効果的な場合もありますね。覚えておいてください!
和訳はした方が良い?しない方が良い?
ズバリ私は和訳賛成派です。日本の会話力が伸びない「ひたすら和訳方式」の英語教育への反発から「和訳はだめ」という雰囲気が広がっていますが、私は独学でひたすら和訳をして英語を習得しました。
例えば下の例文を見てください。
Here’s a little something for you.
この二つをどのように理解しますか?「どっちも同じ」「ものが小さい、少なければ下を使う」などいろいろな意見があると思いますが、和訳すればそのニュアンスは一目瞭然です。
(ほら、いいものやるよ)
Here’s a little something for you.
(つまらないものですが・・・)
英語を見ただけでは二つのニュアンスの違いに気づけませんよね。日本語に訳した方が細かいところまで分かるのです。
さらに日本語は簡単に理解できるので少し余裕が生まれ「a little」というのは謙遜するときに使えるんだな、という気付きにも出会えます。
I can speak English より I can a little speak Englishのほうが謙虚な感じなのですね。
では次はどうでしょう。
Here you go. どうぞ
これも和訳をすればそのニィアンスの違いがすぐに分かります。
和訳の大切さはそれが長文になっても同じだと私は感じています。TOEICなどの問題を解くときには速読や拾い読みなどのテクニックが必要かもしれませんが、英会話力を上げる、英語力を上げるための練習としては和訳は重要だと思います。
学校の英語教育が問題だったのは和訳だけをやっていたことであり、和訳自体がまちがっているのではありません。和訳をして理解したことをアウトプットする練習をすればよかったのです。
英語が出来ないと悩んでいる人は和訳をしてしっかり理解してから、それを口で何回も言ってアウトプットの練習をしてみてください。口が覚えれば実践の英会話でもすらりと英語を口にすることが出来ると思いますよ!
まとめ
英語に関しては本当に多くの情報が出回っていますよね。時にどれが正しくてどれが正しくないのか分からなくなってしまうときもあるでしょう。
私が今回言いたかったのは「当たり前だと思われている事実でも、正しいとは限らない」ということです。英語は英語で理解!と言われてもそれが出来なかったらイメージで覚えても良いですし、和訳しても良いと思います。
大切なのは、自分に合った方法をしっかりと見つけアウトプットを忘れないこと。英会話が伸び悩んでいる人はアウトプットの量が足りない場合が多いです。今回の記事を参考にしてもう一度練習法を見つめなおしてみるのも良いかもしれませんね。
それではまたお会いしましょう!