海外に住んでいると、日本が恋しくなることもあります。
そんな時に私が出会ったのがオーストラリアで開催されたジャパニーズフェスティバル。
日本の食べ物から音楽にダンスなどが披露され、とってもエキサイティングなお祭りでしたよ。
今回の記事では、私がオーストラリアに滞在中に体験した日本のお祭り、ジャパニーズフェスティバルについてご紹介していきます。
海外での日本のお祭りにワクワク
オーストラリアでアルバイトをしていた日本食レストランのボスから、「2週間後にジャパニーズ・フェスティバルがあって、うちのお店も出店するから、手伝ってね。」と言われました。
「へ~。メルボルンで、日本のお祭りがあるんだ~。楽しみ!!」と、出店する側ではあるものの、海外で日本のお祭りがあると聞き、「どんな感じなんだろう?」とワクワクした気持ちで当日を迎えました。
いつもより早起きをして、朝6時から仕込み開始!
「毎年たくさんお客さんが来るんだよ。」と言うボスの指示に従って、いつもより多くの巻き寿司を作ります。
「なんだか高校の学園祭を思い出すなぁ。」と思いながら、スタッフみんなでお寿司を巻き、パックに詰め、バタバタしながらも時間通りに終わり、会場に向かいました。
海外での日本のお祭りは一味違う!
会場に到着すると、たくさんの白いテントが目に入ってきました。
すでに到着して準備を進めているお店から、いろんな美味しいにおいが漂ってきます。
「わぁ、なんだか日本のお祭りに来ている気分。」と、かなりテンションアップ。(笑)
ですが、私は出店者側。
お祭り気分ではありながらも、作ったお寿司を並べます。
お寿司を並べ始めると、お客さんが並べたそばから集まりだし、どんどんと忙しくなっていきます。
「これじゃあ見に行く時間はなさそうだな。」と思いながらも、「仕事で来たんだからしょうがない!」と気合を入れてお寿司を売っていきます。
日本のお祭りと言うこともあって、日本人のお客さんから、オーストラリア人、いろいろな国の留学生など、お客さんも様々で、中には日本語がとっても上手な外国の方も。
「これは何ですか?」とか、「美味しそうですね。」と日本語で言われて、かなりビックリでした。
「日本語、お上手ですね。」と言うと、「日本語を大学で学んでるんだよ。」と言う人や、「日本に住んでたことがあるんだ。」なんて人までいて、「オーストラリアには、日本好きな人が多いんだなぁ」と感じました。
しばらくすると、どこからともなく日本らしい音楽が聞こえてきます。
「なんだろう?」と思ってメインステージを見ると、和太鼓の生演奏が始まっていました。
「わぁ、日本でも目の前で見たことないのに、オーストラリアで見れるなんてラッキー!」とかなり嬉しくなっちゃいました。
少し忙しさが収まったところで、ボスが「10分くらい見てきていいよ。」と言ってくれました。
「やったー!!」と、限られた時間でしたが、お祭りの様子を見に行くと、たこ焼き屋さんやかき氷屋さん、金魚すくいはないものの、水風船すくいなんかもあって、まさに日本のお祭り!
会場に来ている人たちもハッピ姿の人や、浴衣姿のカップル、マンガのコスプレなんかをしている人もいて、かなり盛り上がっていました。
「私も来年は浴衣を着よう!」と心に決め、お店に戻りました。
日が落ちて、あたりが暗くなり始めると、お祭りもそろそろ終盤。
そしてお祭りのシメは、会場みんなで輪になって踊る、盆踊り!!
私はお店から見るだけでしたが、いろんな国の人が輪になって提灯に照らされながら一緒に踊っている姿は、なんだか感動的でした。
「日本とは、ちょっと違うけれど、こんなお祭りも楽しいな。」と感じましたよ。
あとがき
海外での日本のお祭りに参加するなんて、ちょっと不思議な感じでしたが、とっても貴重な体験となりました。
また、日本に興味を持ってくれている人が、たくさんいるということを知ることができて、とっても嬉しかったです!
海外での日本のお祭りは、日本で味わうお祭りとはちょっと感じは違いましたが、いろんな国の人々が集まって、日本のお祭りを楽しんでいるのは、とっても素敵だなぁと感じました♪