海外での生活。憧れますよね。でも、実際には、大変なこともたくさん。
頼れる家族や友人もいない。言葉の壁。文化の違い。
そんな中で、地域に馴染めず孤独を感じる人は意外と多いはず。
何を隠そう、私もアメリカでの海外生活で孤独を感じ、かつては家のドアを開けることも怖くて仕方がないという時期もあった、海外生活プチうつの経験者です。
そんな私がおすすめする、孤独を改善する4つのステップを紹介します。
私もこの4つのステップを経て、現地のコミュニティーに溶け込み、海外での生活を楽しめるようになりました。
海外生活の安全基地づくり
せっかくの海外生活だから、現地の人たちと思いのままに交流を持ちたいという気持ち、ありますよね??
ですが、まずは、自分と同じように、日本からやってきて、慣れない海外生活で苦労をしてきた先輩、あるいは苦労をしている仲間を探して、お友達になりましょう。
アメリカに来た当初、意気揚々と現地人との交流づくりに飛び込もうとしたものの、うまくいかずに傷つき、さらに孤独感が深まってしまったことがありました。その結果、このステップの重要性に気がついたのです。
食べ物のこと、生活様式のこと、言葉のこと、あるいは日本に残してきた家族や親戚のことなど、共通の悩みが多いので、彼らと話しをすることで、こんなことで悩んでいるのは私だけ?という孤独感が癒されます。
また、日本人が海外で生活していくうえで役に立つ情報をもらえることもたくさんあります。なにより、日本語で思いっきり話ができるというのはストレス解消にもなりますよね。
現地の友人と交流をもつようになっても、共通の悩みや感覚を抱える同郷の友人は、なくてはならない重要な安全基地です。
マイノリティーをさがそう!!
安全基地を確保したら、次のステップはこれ!!
日本以外の海外からきている人たちともお友達になることです。
言葉や文化が違えど、彼らも私たちと同じように、慣れない海外生活で苦労をしています。同じマイノリティー同士だからこそ、お互いの立場や心境に共感が持てるので、友情を深めやすいです。
私が子供たちを通わせているアメリカの現地校でも、父兄参加のイベントや発表会の時に積極的に声をかけてくれるのは、ほぼマイノリティーのお母さんお父さん。
彼らは、居場所を見つけられずにポツンと立っていることの居心地の悪さを経験上知っているので、同じような人を見ると放っておけないのです。
また、英語(現地語)が母国語ではない彼らと話をすることで、自分の英語(現地語)にも自信がつきます。彼らのほとんどは、間違った言葉や文法を使っていても、強いアクセントがあっても、憶することなく堂々と話しているので、勇気をもらえます。
彼らとの交流は、言葉や文化が違っても、「同じ人間同士分かり合えるんだ」という、異文化交流における重要な体験のファーストステップにもなります。
狙い目現地人??
現地人の中でも、留学や長期出張などで、海外生活をした経験がある人は、マイノリティーにたいしてわりと寛容です。
また、配偶者がマイノリティー、あるいは親や祖父母が移民で、彼らの苦労を知っている移民2世、3世も、マイノリティーに対しての敷居が低いうえに、ブロークンイングリッシュを聞きなれているので、こちらの言葉が多少おぼつかなくても、忍耐力を持って接してくれます。(ただ、親が祖父母が移民であることで差別されたり、苦労をした経験がある人は、マイノリティーに対してマイナス感情がある場合もあるので要注意!)
日本に住んでいたことがある、日本語がしゃべれる、日本食や日本の文化に興味があるという親日家もおすすめです!!こちらが頑張らなくても、向こうから興味を持って関わってきてくれます。
その際、彼らの目が完全に自分をスルーして、その後ろにある日本を見ていたとしても、いじけている暇はありません、彼らとの交流を深め、その中から得られるものを得ましょう!
狙い目現地人との交流を深められるようになって自信がつけば、ザ・現地人との交流に王手をかけたも同然です!
好きなことを追求する
日本人→日本人以外のマイノリティー→狙い目現地人ときたら、次はザ・現地人との交流です。
ここで私がおすすめしたいのは、自分の趣味や好きなことを追求するということです。なんで?と思われるかもしれませんが、同じ日本人同士であっても、趣味や価値観が合う人とは会話も弾むし、仲が深まりやすいものですよね。
共通の趣味がある人と話をする場合には、自分が好きなこと、よく分かっていることが話題に出る可能性が高いので、会話についていけないという自体にも陥りくいのです。
たとえば私は、食べることや料理が好きなので、持ち寄りパーティーなどで美味しいと思った料理があれば、その料理を作った人にレシピを聞き、買い物をするスーパーやおすすめの調理器具などの話題で会話を進め、気が合えば連絡先を交換して、自分が得意な料理でランチやディナーに招待したりなどして、交流のきっかけをつくります。
私の韓国人の友人は、ヨガ好きがこうじてヨガのインストラクターになり、そのオリエンタルな見た目も生かして、今では現地人にも尊敬されるカリスマインストラクターになりました。
自分が好きなことや特技は、現地のコミュニティーになじんでいくうえでの、大きな武器になります。
まとめ
- 日本人仲間とお友達になる
- 日本以外の海外からきている人たちとお友達になる
- 狙い目現地人とお友達になる
- 自分の好きなことや特技をいかして、ザ・現地人とお友達になる
以上が、経験者の私が打ち出した黄金の4ステップです!
現地の人との交流が増えれば増えるほど、疎外感や孤独感を感じることは自然と少なくなっていきます。自分に自信が持てるようになります。
また自分の経験を生かして、同じように悩んでいる人の海外生活を手助けすることができれば、孤独感はさらに癒されていきますよ!!