「台湾」と聞いて頭に思い浮かぶのはどんなイメージですか?小籠包?それともタピオカ?
私も台湾に行くまではそんなステレオタイプのイメージしか持っていませんでした。
しかしある日突然、「台湾は近いし何だかどんなところか分かったような気持ちになっているけど、本当にそうなのかな?」と思い立ったのです。そうして私は3日間のお休みを取得。台湾への旅行を決めたのでした。
実際の目で見た台湾は、近いからこそ知らなかったことばかり!!
今回は私の台湾旅行記について書いていきたいと思います。
日本そっくりな街並み
さて、私を乗せた飛行機は台北空港に到着。
まず「台湾ぽいな〜」と思ったのは、見るもの全てが漢字・漢字・漢字。
当たり前といえば当たり前なのですが、英語圏に行く時は「日本語と英語」という100パーセントの違い。ベトナムと日本だったら「ベトナム語と日本」という100パーセントの違い。なのに台湾は私が日本で使っている漢字…と使っていない漢字…知っているのに知らないような、そんな不思議な感じがしたのです。
その不思議な感覚はホテルに行って街中を見ている時も続いていました。台北市内の街の風景の雰囲気は本当に東京にそっくり。例えて言うならば、パッと見た感じは渋谷のような感じなのに街の文字が全ての漢字に入れ替わってしまったかのような…そんな不思議な感じがするのです。
例えば台湾のポカリスエット
ちなみにペットボトルには「バオ・クアン・リー・シュエイ・ドァ」と書いてあります。これは一体どう言う意味だと思いますか?
この言葉を何回も何回も早口で唱えてみてください…!
これを何度も早く読んでみると…「ポカリスエット」に聞こえてきませんか!?
台北でシャンプー
漢字だらけの世界にも少しずつ慣れてきたところで台北市内の名物を少し見て回ることに。
意外だったのは「名物台湾式シャンプー」です。お店の人が日本語で呼び込みをしていたので約500円という安さもあり、台湾シャンプーを試してみることに。
椅子に座るの何やら美容師さんが私の頭にシャンプーを振りかけている様子。「日本と同じか〜」と思っていると…「はい!鏡を見てね〜」と美容師さん。鏡を見てみると…
「ぎゃーっっ!!」
髪の毛という髪の毛が全ての泡によって固められ、なぜか全て天井を向いていました。
特に天井を向ける必要はないと思うのですが、泡をたっぷりつけて頭皮マッサージを兼ねて行うシャンプーが台北の名物みたいです。
シャンプーをして髪を乾かしてもらい、お店を出てふとショーウィンドウに映る自分の髪の毛を見ると…
「すっごいサラサラ!!」
思ったよりサラサラ、ツヤツヤでビックリしました。
台湾人の英語は!?
髪の毛もサラサラになったところで、今度は街の中をフラフラしてみることに。雑貨屋さんなどを見て回っているとふとこんなことに気が付きました。
「わたし英語を全然話してない!」
そう。台湾人は英語を話せる人もいますがそれ以上に日本語を話せる人が特に台北にはたくさんいました。
台北で観光業に携わっている人は、コミュニケーションに何の問題もないくらい日本語が上手。日本人ならほとんど英語を使わなくても台北旅行をスムーズに楽しむことが出来るのです。
ちなみにですが日本語に「おばさん」という言葉がありますよね。あの言葉はそのまま台湾中国語になっているんですよ。「歐巴桑」と書いて「オバさん」と読みます。
ニュアンスとしてはおばさんはおばさんなのですが、強くて態度の大きい「おばちゃん」的なイメージ。
「よしこおばさん」のような普通の呼びかけには使えません。「カワイイ」も台湾のバラエティー番組ではよく使われています。台湾のトークバラエティー番組などでは、所々に日本語の単語を混ぜて話す芸能人も多いのです。
話はそれましたが、とにかく台湾人は日本語が上手。ホテルで英語圏の観光客と台湾人スタッフが英語を話していたので聞き耳を立ててみると、英語は普通でした。
もちろん上手な人もいますが「すごく上手い!!」という程ではなかったと思います。逆に日本語は「何でそんなに上手いの!?」と思わず聞きたくなるくらい上手でした。
あとがき
台湾は近くて遠い、遠くて近い…そんな不思議な感覚を与えてくれる場所でした。
ちなみにこの写真は台湾のモスバーガーのバイト募集の紙。
書かれているイラストの雰囲気が日本のものと似ていると思いませんか?「面白いなぁ〜」と思い、一枚撮ってみました。
この台湾旅行で英語はほとんど使いませんでしたが、外国人がこんなに日本語を話す場所もあるのかと新しい発見がありました。
日本から近いですし、またまとまった休みが取れたらぜひフラッと行ってみたいなあ〜と思っています。