こんにちは!みなさんは海外旅行をしているとき、こんなことを思ったことはありませんか?
「現地の人たちと仲良くなりたい」
僕が旅行するときは、できるだけ旅先の人たちの交流するようにしてます。
たまに危ないことに巻き込まれそうにもなりますが(笑)、それ以上に良い思い出がたくさんあります。
今回は、そんな僕がタイで経験した現地人との思い出を1つ紹介します!
ツアーガイドとの出会いから・・・
タイのチェンマイを訪れたときの話。
タイでは観光客がとても多いので、現地人ツアーガイドがたくさんいます。
みんなたいてい英語、中国語、日本語などを話すマルチリンガル。
ハイスペック集団です。
ぼくがチェンマイで出会ったガイドも、その内の1人でした。
「お兄さん、いつ乗るの?今でしょ!!」
自分のバイクタクシーを指差しながら、彼は聞き覚えのあるセリフを叫んできました。
日本語が堪能で人柄も良かったので、そんな彼に少し案内してもらうことに。
ティムという名前の彼は、独学で日本語と英語を習得したという努力家でした。
タイが大好きで、観光客にその魅力を伝えたくてガイドになったと言っていました。
半日過ごした結果、とても仲良くなり、夕食はティムおすすめの地元のレストランに連れて行ってもらいました。
そのあと、ティムが友人を2人呼び、気づけば4人で地元の飲み屋さんをハシゴ。
そして友達の1人から「地元のメンバーで8時からフットサルするんだけど、来ない?」と誘いをうけました。
もちろん、返事はオッケー。
一旦ゲストハウスに戻った僕は、夜8時ごろ、再び彼らと合流しました。
元サッカー部、実力発揮!?
ティムのバイクタクシーで走ること10分。
あたりは真っ暗になり、舗装されて無い道をどんどん進んでいくので、「もしかして、おれミスったか?」と、一瞬不安がよぎりました。
そんな不安もつかの間、5分ほどするとライトアップされた人工芝のコートに到着。
15人くらいのタイ人がボールを蹴り、ウォーミングアップをしている中、僕は飛び入り参加。
ティムが僕をその場のメンバーに紹介してくれたので、暖かい空気で迎えてもらいました。
10分ほど練習したあと、試合が始まりました。
チームのことはよくわかりませんでしたが、とりあえず出場。
元サッカー部の実力、見せてやろう!
僕は意気揚々と手を上げ、ボールを呼びました。
パス、ドリブル、ディフェンス、パス・・・
プレーして3分、僕はあることを思い出しました。
サッカー、それほどうまくなかった(笑)
はじめこそ足も動いたので、ぼちぼちチームに貢献していましたが、途中からバテて、すぐに使い物にならなくなりました。
それに気づいたチームのキャプテンぽい男が言いました。
「こいつミス多すぎるから、交代させよう」
おおい!!外国人助っ人だぞ!!何て失礼な!!
心はそう叫んでいましたが、事実かなり足を引っ張っていたので、僕は悔しくも交代しました。
結局プレーしたのは15分ほど。
残り30分ずっとベンチを温めていました。
現役時代と変わらぬポジション!実力発揮!!あぁ悲しい!!
コミュニケーションは心!
しかし嬉しかったのは、そのあと。
試合が終わり、それぞれ解散していくなか、6人ほどのメンバーが僕と話したいと言ってくれました。
そして、その内の1人のメンバーの自宅に招待してもらい、ガレージで小さなテーブルを囲み、7人でビールを飲みながらおしゃべりを楽しみました。
話したといっても、この当時僕の英語力は中学生以下だったので、単語とジェスチャーのコンビネーション技で意思疎通を図りました。
今考えると、なぜあんなにコミュニケーションが取れたのか、少し不思議です。
でも、たぶん言葉がなくても、伝わる何かがあるんだろうなと思います。
帰りは、ティムがバイクタクシーでゲストハウスまで送ってくれました。
そこで彼の一言にびっくりしました。
「今日さ、おれもSKYの部屋に泊めてくれない?」
へ?一瞬、フリーズしました。
家あるでしょ?帰れないの?と聞くと、
「ここから少し遠いんだ。泊めてくれない?」
少し考えましたが、部屋にはシングルのベッド1つだったので断りました。
何もなかったかもしれませんが、それでも見ず知らずの男と一夜を過ごすのは気が引けました。
とはいえ、この夜はタイ旅行のなかでもほんとうに楽しい夜でした。
おわりに
綺麗な景色を見て、美味しい料理を食べて、歴史を感じる遺跡を訪れる。そしてそれを写真に収める。観光地を巡ることは、とても楽しいですよね。
では、そんな文化を作り上げてきた「人」と接するのはどうでしょうか?
話してみてはじめてわかる文化や慣習はたくさんあると思います。
せっかく海外に行くなら、携帯ばかり触るのではなく、人と喋ってみるのもいいんじゃないでしょうか。