大人の中学英語やり直し講座⑧『過去形』の肝は時間軸を伝えること

英語を勉強している時、動詞が現在形だったり過去形だったり過去分詞だったり・・

一体どのくらい種類があってどのくらいルールがあるの!?と嫌になっちゃいますよね><

私は英文法を習っていく上で、1番大切なのは動詞だと思うんです。

なぜなら、動詞がないとまず相手に伝わらないですし、現在形か過去形かにもよって伝わってくるニュアンスも意味も変わってくるからです。

今回はその「過去形」についてお話します。



過去形とは

過去形とはそのままの通り、
「公園に行った」「食べた」のように何かアクション起こした事ですよね。

過去に何かをした事を動詞や文を過去形と言います。

英語にすると、

I went to a park.
I ate ◯◯.

しかし、意外と単純な過去形は実は複雑で、例えば「went」は過去形ですが、文の中に「went」が入っているだけでそれが「過去」になるとは限らないんです。

少しややこしいですよね。

その辺も踏まえて説明していきます。

「今◯◯した」は過去形?

よく日本語でも「今家出た」「今バス来た」など「今◯◯した」と言いますよね。

「〜した」と言っているのに「今」と言っているのは矛盾してますよね。

この場合は「過去形」ではないんです。

過去形を「過去形」として伝えるには「時間」を上手く付け加える事が大事になります。

例えば先ほども言ったように「今」がついてしまうと現在起こっている事になります。なので「yesterday」や「today」など「いつ」アクションを起こしたのかを伝えるととてもわかりやすくなります。

ネイティブの人と話していてもただ単に「◯◯した」と言ったときに、「いつ?」と聞かれたり、話が噛み合わなかったりするので、時間を伝える事が鍵になります。

例文

I went to a park today. (今日公園に行った。)
I ate sushi yesterday. (昨日寿司を食べた。)
I took the piano lesson when I was 6. (6歳の時にピアノを習った。)

過去形を使いこなすには「不規則動詞」を覚えないとダメ

これは本当にどうしようもないんですが、動詞が変わる「不規則動詞」を覚えないと、現在形、過去形、そして過去分詞をマスターする事は出来ないです。

過去形には全て「-ed」がつくとは限りません。

リズムよく口ずさむ事で覚えやすくなるので、頭に刻み込んでください!

主な不規則動詞の例:

・食べる (eat-ate-eaten)
・飲む (drink-drank-drunk)
・始める (begin-began-begun)
・壊す (break-broke-broken)
・建てる (build-built-built)
・買う (buy-bought-bought)
・教える (teach-taught-taught)
・知っている (know-knew-known)
・選ぶ (choose-choes-choesn)
・歌う (sing-sang-sung)
・会う (meet-met-met)
・作る (make-made-made)
・失う (lose-lost-lost)
・置く (put-put-put) *
・読む (read-read-read) *
・遊ぶ (play-played-played)
・捕まえる (catch-cought-cought)
・来る (come-came-come)
・切る (cut-cut-cut) *
・運転する (drive-drove-driven)
・落ちる (fall-fell-fallen)
・感じる (feel-felt-felt)
・戦う (fight-fought-fought)
・見つける (find-found-found)
・飛ぶ (fly-flew-flown)
・忘れる (forget-forgot-forgotten)
・許す (forgive-forgave-forgiven) *
・与える (give-gave-given)
・手に入れる (get-got-got)
・行く (go-went-gone)
・成長する (grow-grew-grown)
・持っている (have-had-had)
・聞く (hear-heard-heard)
・聴く (listen-listened-listened)
・隠す (hide-hid-hidden)
・保つ (keep-kept-kept)
・離れる (leave-left-left)
・間違える (mistake-mistook-mistaken) *
・取る (take-took-taken)
・払う (pay-paid-paid)
・乗る (ride-rode-ridden)
・走る (run-rang-rung)
・言う (say-said-said)
・見える (see-saw-seen)
・売る (sell-sold-sold)
・送る (send-sent-sent)
・寝る (sleep-slept-slept)
・話す (speak-spoke-spoken)
・過ごす (spend-spent-spent)
・立つ (stand-stood-stood)
・泳ぐ (swim-swam-swum)
・伝える (tell-tokd-told)
・考える (think-thought-thought)
・理解する (understand-understood-understood)
・着る (wear-wore-worn)
・書く (write-wrote-written)

【解説】

*read-read-readやput-put-put、cut-cut-cutは同じ単語ですが、Readだけ発音が変わります。

例えば「put-put-put」は「プット-プット-プット」ですが(実際はトは発音しません)

「read-read-read」は「リード-レッド-レッド」になります。

*forgiveやmistakeはforの後にgive、misの後にtakeが付いてますよね。

これは「give-gave-given」と「take-took-taken」さえ分かっていれば「forgive-forgave-forgiven」「mistake-mistook-mistaken」になる事が予測できるので簡単ですよ^^

こうして見ているとなんとなくパターンが見えてきますよね。

  1. 現在形、過去形、過去分詞共に全て変わらず同じ音
  2. 過去形、過去分詞が同じ音
  3. 「keep-kept-kept」「sleep-slept-slept」「build-built-built」「spend-spent-spent」のように過去形、過去分詞共に「T」で終わる音
  4. 「sing-sang-sung」「drink-drank-drunk」「begin-began-begun」「swim-swam-swum」のように単語の中にある音が「i-a-u」になる
  5.  「teach-taught-taught」「think-thought-though」のように過去形、過去分詞共に語尾が「ught ォート」になる音

こんな感じでとても長くなってしまいましたが(笑)

まだまだたくさんありますがよく使う不規則動詞をまとめてみました!

勉強していくうちにわからない不規則動詞でも「なんとなくこうなるな」というのが分かってきますよ!

質問する時は「過去形→現在形」に変わる!

基本的なことですが、質問する時は「Did」が前にきて動詞が現在形に変わりますよね。

例えば

Did you play tennis yesterday?

この場合は「I played tennis yesterday」の「played」が「play」と「did」に分けられて、「did」が前に来たと考えると簡単ですよね。

Didだけではなく「Would」や「Could」も同じです。

まとめ

意外と簡単そうな過去形も実は不規則動詞を覚えていないと難しいという事がわかりましたね。

そして、大事なのは「時間」を伝える事で、今現在も進行しているのか、過去で終わっているのかが分かります。

動詞が過去形だから、「〜した」だから、だけだと過去形とは限らないという事を覚えておいてくといいと思います。

不規則動詞もリズムよく「リード、レッド、レッド!♪」と楽しく学ぶ事と、パターンが掴めてきたらとっても楽になりますよ!^^