英語力を高めるSNS学習のポイント&実際に挑戦した私の失敗談

Twitter,Facebook,Instagramなど世の中はSNSで溢れかえっていますね。

遠く離れた友達とも気軽に交流できたりと便利で生活には欠かせないSNSですが、実は英語の学習にも役立つのをご存知ですか?

今回は実際に英語学習にSNSを利用した私の体験談を元に、英語学習に関するSNSの活用法をお伝えしていきたいと思います。



SNSを使った英語学習と参考書を使った英語学習の違い

まずはSNSで英語を学習する場合と参考書などで英語を学習する場合の長所と短所を比べて見ましょう。

それぞれに良い所と注意しなければいけない点があるので一緒に確認してみてくださいね。

参考書英語学習の長所・短所

〈長所〉

  • 体系立てて作られているので要領よく学ぶことが出来る。
  • 種類も多く、自分が学びたいことに対するニーズに応えてくれる。
  • 基礎からしっかり正しい文法や使い方を学ぶことが出来るので誰からみても「間違っていない」英語を学習することが出来る。

〈短所〉

  • 文法書などの場合特に掲載されている例文は実生活に密着していないものが多い。
  • 英会話表現集などでも親しい友達と使えるような砕けた表現はあまり多くなく、新鮮味と面白味に欠ける。
  • 一生懸命例文を覚えてもそれが果たしてネイティヴスピーカーたちに使われているのかどうかも参考書だけでは確認できない。

SNS英語学習の長所・短所

〈長所〉

  • ネイティヴスピーカーたちがSNS上で使っている英語は鮮度が抜群。
  • とにかく生きた英語に触れることが出来る。
  • 「文法的に正しくないからと言って英語として間違っているとは言えない」という風に英語に対する視野が広がる。
  • 多くの人にとって英語でコミュニケーションが取れることは英語を学習することの最大の目的であり、それが達成できるSNSは正に実践練習の最適な場所だと言える。

〈短所〉

  • 崩れた表現も多く、参考書学習で養った文法的正しさを見極める物差しが崩壊してしまうこともある。
  • 自分が一生懸命学んできた参考書の知識を「そんな言い方ネイティヴスピーカーはしない」などと全否定されてしまうこともあるかも知れない。

 

さて、参考書で学んだ文法の正しさが崩れてしまう件についてもう少しお話ししますね。

例えば日本語を学ぶ外国人のための日本語の参考書には「全然〜ない」という表現についてこんな風に書かれています。

「名詞または動詞の未然形について否定を表す。全然ない、全然美味しくない、全然楽しくない、など」

しかし良く考えてみてください。口語的ですが私たちはよく「全然良い、全然書ける、全然行ける」などという表現を使いますよね。

私たちがこれらの表現を聞いても何も違和感はありませんが、文法的には正しくないのです。

これと逆のことが英語を学習する私たちにも起こる可能性があります。

SNSの効果的な活用法は?

英語で日記を書いてSNSに公開したり、分からないところをSNS上でネイティヴスピーカーに質問したり、色々な活用法があります。

私はかつて「lang8」というサイトで英語を勉強していました。

英語を教えてくれるネイティヴスピーカーや日本語を勉強したいネイティヴスピーカーを探して、英語でコミュニケーションを取っていました。

その際私が注意していたのは、勉強したフレーズをなるべく使うということと、相手が英語で返事をくれると毎回それをノートに書き写しネイティヴスピーカーならではの語感を必死に身に付けようとしていました。

そんなlang8で私が実際に体験して大変ためになったやり取りを今回はご紹介します。

とあるカナダ人の女性と友達になりメッセージを交換していたときのこと。

その子が私の英語を褒めてくれたので私はyou’re flattering me! と返事をしたんです。

当時私はyou’re flattering meを「そんなことないですよ、でもありがとう」という意味だと覚えていました。

しかしその後彼女からno! I’m not flattering you! と返事が来たんです。

私はこの文章を見たときに瞬時に、彼女が「別に褒めてないよ(勘違いしないで)」という意味で送って来たのだと思いました。

しかしこれは私の大きな勘違い。

you’re flattering me.は褒めるのが上手ですね、というニュアンスで、No, I’m never flattering you!(お世辞じゃないんですよ!本当にそう思っているんです)という答えは常套句。

彼女は意地悪な子でもなんでもなく、当たり前のやりとりをしてくれただけだったのです。

独学で一人で勉強していただけでは知り得なかった表現が学べるのもSNS学習の醍醐味だと言えるでしょう。

まとめ

SNSを使って英語を学習するときは、参考書学習と比較して長所と短所を上手く使い分けて、効率よく学習するようにしてください。

SNSは生きた英語の宝庫です。

もし会話力を重点的に伸ばしたいなら、非常に有効な学習法だと言えるでしょう。

自分なりの方法を見つけて楽しくSNS英語学習をしてみてくださいね。