「Shame=恥=使わない!」という図式が頭の中に出来ている人はいませんか?
Shameには確かに「恥」という意味もありますが、実は日常会話でよく使われるもう一つの意味もあるんですよ!
Shameという単語を使いこなせないなんてもったいない!
今回は日常英会話で使えるShameの意味と使い方を解説していきます!
Shameの語源は?
Shameという単語はもともと古期英語のSchameから来ています。
これはドイツ語の「schame(恥)」と全く同じで、この言葉が現在のshameになったと言われているんですね。
Shameの意味する「恥」の重要なニュアンスは「罪悪感」です。
なので失敗してしまって恥ずかしい時や、好きな人に告白するときの恥ずかしい気持ちを表す時にはこの単語は適しません。
Shameの2つの意味
ではさっそくshameの意味を見ていきましょう。Shameには主に2つの意味があります。
- 恥
- 残念
です。使い方をご紹介します。
(恥を知れ!そんなこと言う信じられない)
(恥ずかしくてホントのことなんて言えないよ)
※自分が正しくないことをした時など罪悪感を感じている場合
(子供の頃テストをカンニングして、それを先生に怒られたんだ。その時は本当に恥ずかしくて真っ赤になったよ)
これら3つの例は名詞としての「恥」の例文です。
(彼女みんなの前で本当のことを言ったんだ。恥をかかされたよ!)
こんな風に動詞としても使うことが出来ます。
では次は②番の意味の例文です。
(あなたが来れなくて残念でした)
(彼女がこれを見られなくて残念。もしここにいたら喜んだだろうに)
(やばい!鍵なくした!)
That’s a shame.
(残念だね=やっちゃったね=あらら)
※that’s a shameは「あらら」ぐらいの軽い残念さを表すことも出来ます。子供が服を汚した時、同僚がちょっとしたミスをしてしまった時などに使えますね。
会話では①番の意味はあまり使いません。日本語でもあまり普段「恥さらしめ!」なんて言わないですよね。なんだか芝居じみた感じがしますが、英語でも同じです。
よく使うのが②の意味。that’s shame!はthat’s too bad!と同じように使うことができますよ!
Shameを使ったイディオム
◆For shame (なんてざまだ、みっともない)
(なんて汚い服!みっともない!お脱ぎなさい!)
◆To my shame (お恥ずかしいことに)
(お恥ずかしいことに全部家に置いて来てしまいまして)
◆Shame on you (みっともないですよ!)
◆Shame on me (お恥ずかしい!)
◆Shame take him that shame thinks. (自業自得)
(全然勉強しなくてテストに落ちた)
Shame take him that shame thinks.
(自業自得だね)
◆I’m sorry to hear that
That’s a shame(残念です)と同じ意味を持つ表現にI’m sorry to hear thatがあります。似ている表現ですがI’m sorry to hear thatの方がほんの少しカジュアルな表現になります。
(どうしたの?元気ないじゃん)
I’m a bit sick.
(少し気分が悪くて)
I’m sorry to hear that.
(残念だね(大丈夫?ぐらいの意味))
(今日一日全くお金なかったんだ)
I’m sorry to hear that!
(残念だね(かわいそう!ぐらいの意味))
まとめ
Shameの「残念」の意味はマイナーな意味ですがよく使われています。
人の気持ちに共感する時に使える便利な単語ですので、ぜひ使ってみてくださいね。
それではまたお会いしましょう!