私は、2010年から5年ほどオーストラリアに留学していました。
留学中、オーストラリアの人々が時間を言う時に「5時30分」を「Five thirty」とか、「2時15分」を「Two fifteen」と言っていないことに気づきました。
今回は私が留学中に学んだ、知っておくと便利な英語の時間の表現についてご紹介していきます。
知っておきたい!英語の時間表現
日本語でも「5時30分過ぎだよ。」とか「4時5分前だよ。」と言ったりしますよね。
英語でも同じで、「2時10分です。」というだけでなく、時間を表現するいろんなフレーズがあるんです。
例えば、「5時30分」は「Half past Five」。
日本語と同様に「5時半」といった意味のフレーズです。
「Half」が「半分」で「Past」が「過ぎた」という意味なので、「5時を半分過ぎたところ」=「5時半」という表現になっています。
次にご紹介するのは「15分過ぎ」という表現。
「2時15分」を例に挙げてみると、「Quarter past Two」となります。
「Quarter」(クウォーター)が「4分の1」なので、「2時を4分の1過ぎたところ」=「2時15分過ぎ」となっています。
「Quarter」を使った表現はもうひとつあって、45分の時に使われます。
例えば、「3時45分」は「Quarter to Four」で、「Quarter to」という表現で「4時15分前」となります。
この場合は、「3時45分」なのに、「4時」という次に来る時間を使うことになるので、ちょっとややこしいですが、「To」を使う時は次の時間!というルールを覚えておくと使いやすいかもしれません。
「To」を使った表現には、「Ten to Two」「2時10分前」とか「Five to Seven」「7時5分前」といった感じでも使われるので要チェックです!
「O’clock」は使わない?リアルな英語の時間表現
学校で英語を習った時に、時間を表現するときには「O’clock」で「~時」という意味になると学びましたよね。
ですが、実際の生活の中で、
今何時?
8時だよ。
という事はあまりなく、
と言うだけで「8時だよ。」という意味になっちゃうんです!簡単ですよね。
なぜ「O’clock」を使わないかと言うと、例えば、「8 O’clock」というと「ちょうど8時」の時しか使えないので、8時より数分前や後、でもだいたい8時くらいの時には、「It’s 8.」とか、「Around 8.」「8時ぐらい」なんて感じで時間を表すことが多いです。
ですが、話している相手が同じ場所におらず、
メルボルンは今何時?
と聞かれたら、午前か午後か分からないので、
午後8時だよ。
とか、
夜の8時だよ。
といった感じで答えます。
英語圏では、基本的に24時間制よりも12時間制で時間を表すことが多いので、午前、午後を表す「AM」「PM」や、朝、夕方、夜などの「In the morning」や「In the afternoon」「In the evening」などを付け加えると相手が朝の8時なのか、夜の8時なのかを理解しやすくなりますよ。
英語の時間表現を覚えるコツとは?
このような英語表現を覚えるのって結構大変ですよね。
私も留学中は「今何時?」と聞いたときに、「Half past Two.」などと言われても、「えっと、Halfだから半分で~。」と、すぐに時間を理解することができませんでした。(汗)
ですが、「Past」を使う時は「何分過ぎ」という事と、「To」を使う時は「何分前」だという事、そして「To」を使う時は次に来る時間を使うという基本的なルールさえ覚えておけば、あとは数字を入れるだけなので、慣れてしまえば簡単です!
私が留学中にこの時間表現を身に着けるためにしていたのは、できるだけ時間をチェックするときには英語で考えるという事。
時間を聞かれたら「何時何分前です。」とか、「何時何分過ぎです。」といった表現を使ったり、時計を見た時に、「5時30分か」と思うのではなく、「Oh it’s half past 5.」といった感じで、時間の英語表現を生活に溶け込ませていくことで、自然と英語の時間の言い回しを見に付けることができましたよ。
この練習方法なら、留学中でも、日本にいてもできるので、ぜひ試してみてください!