「Tough」の意味と使い方を紹介!強いだけじゃない様々な意味に注意しよう

「Tough」この単語を見て何を思い浮かべますか?

「Tough」には「丈夫な」という意味があるので、筋肉質の屈強そうな男性が思い浮かぶ人も多いと思います。

使われる機会がとても多いというわけではありませんが、カタカナ言葉での「タフ」を一度は聞いたことがあると思います。

「Tough」は読み方が少し特殊な単語なので、カタカナ語の「タフ」と一致させるまでに時間がかかった人もいるのではないでしょうか。

今回はそんな「Tough」の意味と使い方を例文で詳しく紹介していきます。

「Tough」は意味の幅がそこまで大きくない簡単な単語なので、理解するのも比較的簡単です。

ただ意味が限られているため日常会話に毎日出てくる単語ではないので、忘れないように今回の記事を読んだら実際に使ってみて、しっかり覚えてくださいね。



「Tough」の基本的な意味と使い方は?よくわかる例文集

「Tough」には「堅い」「頑丈な」「粘り強い」「頑固な」「破れにくい」「しぶとい」「噛みきれない(かたさ)」など多くの訳し方があります。

しかし方向性は似ているので、統一されたイメージとしては「力に負けない強さ」といったところでしょうか。

それぞれ少しずつ異なるニュアンスの違いを理解するために、いくつかシンプルな例文を紹介していきます。

・彼はたくましい。(乱暴だという意味にもなりうるので注意)

「He is a tough guy.」

・教科書を運ぶのに十分丈夫なバッグが必要だ。

「I need a bag that is tough enough to carry textbooks.」

・子供は粘りのある粘土で遊ぶ

「Children play with tough clay」

・頑固な汚れを落とすのは大変だ。

「It is hard to remove that tough dirt」

・噛みきれないほど堅い肉だ。

「This meat is too tough to eat.」

最初の文で「乱暴」という意味もあるとお伝えした通り、「乱暴な」「非情な」という意味もあります。

どちらの文脈になるかはその時の文脈とボディランゲージ次第なので、誤解が起きないよう「I mean, he is strong(彼は強いって意味で)」など一言付け加えるといいでしょう。

「Tough」は形容詞で、名刺の前について「丈夫な〜」と表すことが多いです。

また「Tough」には「難しい」「困難な」という意味もありますので、次でお伝えします。

実は難しい!?「Tough」と似た単語の使い分け方

「Tough」には「力に負けない強いイメージ」があることを先ほどお伝えしましたが、その強さが味方サイド出ない場合、「手強い相手」になってしまいますよね。

転じて、「Tough」は「厳しい」「難しい」「容赦のない」という意味も持っています。

では似たような意味を持つ「Hard」や「Difficult」とどう使い分ければいいのでしょうか。

簡単な例文で説明していきます。

・(肉体的・精神的に)それをするのは私にとって難しい。

「It is hard for me to do that.」

・(知識的・能力的に)それをするのは私にとって難しい。

「It is difficult for me to do that.」

・問題がとても難しくて解けなかった。

「The question was too tough to answer.」

・今厳しい時期にあります。

「I’m having a tough time.」

・苦渋の決断をしなければならなかった

「I had to make a tough decision.」

「Hard」の難しさは基本的に肉体的か精神的なものから来ています。

それに対して「Difficult」の難しさは、知識を持っていないなど何かが足りていないことで「できない」ことを表します。

「Tough」はとても厳しい状況に置かれている中で、さらに容赦のないような困難な場面を表現する際に使います。

先ほど説明した「Tough」のイメージそのままに「難しい」と言いたい時は間違いなく「Tough」で伝えられますよ。

他にもある?「Tough」の意味と使い方

最後に、「Tough」にあるもう一つの意味「不運な」について説明します。

「強い」とはイメージが離れているのでしっくりこない人も多いと思います。

あまり多く出てくる意味ではないのに加え、嫌味や皮肉で使う場合のほうが多いので、慣れないうちは使わないことをおすすめします。

・お気の毒に。/ついてないね。

「Tough luck!」

基本的には皮肉ですが、状況や言い方によっては「仕方ないね」「気にしないで」といったねぎらいの言葉にもなります。

同じような意味の言葉としては、「Too bad.」「Bad luck!」があります。

どちらも皮肉の意味があるので使い方には気をつけましょう。

「Bad luck!」のほうが単語の意味的にしっくりくる、という人は無理して「Tough luck!」を使う必要はありません。

まとめ

今回は「Tough」の意味と使い方について紹介しました。

  1. 基本的な「Tough」の意味と使い方
  2. 「難しい」ときの「Tough」の使い方と似た単語との使い分け方
  3. 主に皮肉で使われる「Tough luck!」の説明

基本的に「Tough」の意味の方向性はどれも似ているので、日本語訳で覚えるのではなくイメージとして「Tough」という単語を掴むようにしましょう。

「Tough」な練習をしていくことによって、体に筋肉がつくように英語の力も伸びていきます。