みなさんこんにちは。
海外に行くときや海外から帰るときに偶然隣に座った人とついつい話し込んでしまう・・・なんていう経験はありませんか?
私は個人的に人見知りするタイプなので、普段は飛行機で隣に外国人が座っていても、トイレに行くために相手の前を通らなければいけないときに「sorry」ぐらいしか話さない事が多いです。
しかし、ほんの数回だけ隣に座った人と飛行機の中の時間を一緒に楽しんだことがありました。
今回はその時のエピソードをご紹介したいと思います。
ニュージランドから日本への機内で
ニュージーランドでの夏休みの短期留学を終えて日本に帰る飛行機に乗った私。
ホストファミリーに空港まで送ってもらい、日本行きの飛行機に乗り込みました。
いつも窓際の席を選ぶ私は、その時も窓際。
ニュージーランドから日本までは11時間ぐらい時間がありますので、
「ゆっくり寝ようかな〜」
なんて考えていた私。そんなところに・・・
「Excuse me」
と同じ歳ぐらいの女の子が!
機内はビジネスや旅行で日本に行くニュージーランド人ばかりだったので、最初はその子もニュージーランド人かと思ったのです。
と言うのも、彼女の英語の発音がなんだかニュージーランド訛りの英語と似ていたんですね。
女の子に声をかけられても微笑むぐらいしかできない私。なんとなく外を見ているとその子が私に
「are you japanese?」
と話しかけてきたのです。
「は、話しかけられちゃったー!!」
とドキドキしているとさらに彼女が
「Where can I wear a kimono?」
と話を続けてきます。彼女としてはもう私が日本人であることに確信を持っている様子。
「Why do you know that I’m Japanese?」
と聞いてみると・・・
「Because, I saw your passport.」
とあっさり言われてしまいました。
そこで緊張の糸が解けた私。
彼女はロシア人のアンナ。歳は私の3つ上で、一人で世界中を回っていて、次は日本に向かうとのこと。
ニュージランドに行く前はオーストラリアで半年ほど暮らしていたそうで、英語はとても上手でした。
おしゃべりは尽きることがなく、あっという間に日本に。
そこで私たちをあっと驚かせることが起こります。飛行機が空港に着陸すると・・・
「パチパチパチパチ・・・!!!」
と機内から拍手が出たのです。
何やら無事に着いてよかった、機長さんやクルーもお疲れ様、といった意味合いの拍手だそう。
私がこの拍手を聞いたのはこの時の機内だけです。アンナと私も思い切り拍手を一緒に送りました。
日本からモンゴルへの機内で
こんなこともありました。日本からモンゴルへと向かう機内の中で。
隣には何やら外国人らしき青年が座っていましたが、特に会話は交わさず。
何事もなくモンゴルに到着するのかと思いきや・・・
「#$%&’()0=〜!!!」
と隣の青年が何やら聞き取れない言語で何かを言いました。
「ん?」
と思い見てみると何やら探している様子。
・・・ですが人見知りなので特に話しかけず。
「|〜=0)(’&%$#””#$%&’()0=〜|!!!」
隣の青年はさらに困った事態になったようで半泣き状態。
近くのモンゴル人のおばさんからは睨まれている始末。
「・・・・・(どうしたんだろう・・・)」
と私が見ていると
「You know my passport!!!」
と言われました。
どうやらそのコロンビア人の彼はモンゴルに到着する直前、入国審査票を記入しようとしたところパスポートがないことに気づいたそうです。
「You had your passport when you were on the plain, right?」
と聞いているも彼のリュックの中にも座席前の網の中にも雑誌の隙間にもパスポートはありません。
彼はスペイン語で何やら独り言を言っていますが、私は聞き取れず。
「どうしたもんだ・・・」
と私も困っていると・・・
「护照在你屁股下面你干吗呀~」(何やってんのお尻の下にあるでしょーよ!)
と青年の斜め後ろに座っていた中国人のおばちゃん。
あれだけ一生懸命探したのに、パスポートはコロンビア人のお尻の下にありました・・・。
「パシポート、パスポート」と言いながらパスポートを探す私たちを後ろから眺めていたおばちゃん・・・
コロンビア人の青年と日本人の私に中国語で話しかけてくるおばちゃん・・・
ひとまずナイス!でした。
まとめ
どちらのエピソードも些細な旅の出会いですが、人見知りの私にとっては印象に残ったエピソードでした。
あんなに飛行機で隣に座った人と話したことはありません。
今となっては良い思い出です。