英会話スクールを経営して4年。軌道に乗るまでの苦労を振り返ってみる

現在、僕は愛知県の豊橋市というところで英会話スクールを経営しているのですが、僕がスクールを運営する上で直面した問題や、辛かったこと、楽しかったこと、うれしいこと、やりがいなどを今回はお伝えしていきます。

海外留学から帰ってきて、何をしていいかわからない、もしくは英語に関係する仕事に今後就いてみたいなと思う方々に向けて少しでも参考になればうれしいです。



最初の生徒獲得までに1年がかかりました・・

英会話スクールを立ち上げて4年が過ぎました。

まだまだ僕も英語を教えるということや、経営ということに関してわからないことだらけなので日々勉強をしています。

最初の頃は何をしていいかもわからなかったので、とにかく今何が出来るかを考えて、何も考えずに実行に移しました。

経営に関してのノウハウもなく、どうやって集客するかも全くわからなかったので、とにかく思いつくことは何でもやってみました。

時間はたっぷりあったので全ての時間をそういったことに費やしました。

まずは英会話スクールのチラシを作って近所に配りにいったり、インターネット上でホームページを作って、ネット上から集客を試みたり、よく行くお店、特に飲食店などを廻ってチラシを置かせてもらったりと、とにかく動きまわりました。

最初の生徒獲得までに1年がかかったので、スクールを立ち上げた当初は仕事もしてなくて、お金もなく、すごく不安な毎日を送っていました。

しかも、生徒さんが集まる保証はどこにもなく、チラシを配ってても、こんなことやってても意味あるのかなという思いが幾度となくよぎり、精神的にもかなりダウンしていた時期でもありました。

そういった辛い日々があったからこそ、最初に入会してくださった方には本当に感謝しています。

最初のお問い合わせがあったときはうれしすぎて友達や家族に連絡をしまくり、本当に感動でした。

なんだ、まだ一人しかいないのかと思う方もいるかもしれませんが、これはビジネスとしてはかなりの進歩だと思います。

というのも0の状態(何もない状態)から1の状態にするのが一番難しいといわれているからです。

ビジネス、もっというと、「集客」は掛け算なので、この1の状態を作ることができれば後はそれを広げていくだけです。

ここをしっかりと意識することが出来ればどんなビジネスでもうまくいきます。

僕はそう確信しています。これが当時の僕もしっかりと理解していたので、そこからは少し安心して運営を続けることが出来ました。

そこからは本当に不思議なことで、うまくことが進んでいきました。

その次の月からは1ヶ月くらいのペースで新規のお申し込みがあり、1年で15名ほど増えていきました。そして今に至るということです。

「英語が楽しい」という言葉が一番のやりがい

これはきっと何かを教えているという職種についている人は全てに当てはまると思いますが、やはり、英語が楽しい、とか授業が楽しい、先生の教え方が上手だから嫌いな英語も好きになった、言われるのが一番うれしいことです。

これは僕が行っている授業が正しいという裏づけでもあるし、何よりも僕が一番重視している点が生徒にダイレクトに伝わったということです。

もちろんビジネスなのでお金を稼ぐということも重要ですが、僕はあまりお金という点に重点をおいてなくて、それよりも自分がどれだけお客様(生徒)を満足させられるかに重点をおいています。

それが結果としてお金になって戻ってくるということだと確信しています。

なので授業も1回1回が真剣勝負で、生徒さん一人一人の進み具合も見つつ進めていっております。

授業をしていて、なんとなくですが、この方はこういったところを伸ばしていくといいかなとか、これが苦手だからどんな風にすれば上手に進んでいけるかななんていうふうに考えて進めております。

それがうまく当てはまると本人も理解できるし、理解できることで自信もついて、より英語が楽しくなるという流れにもっていきます。

英語が楽しいという言葉が一番のやりがいですね。

英会話は、こちらが面白い話をするのではなく、いかに聞き役に回れるかがカギ

僕が実際に海外で英会話スクールに通っていたときにずっと感じていたことがあったんですが、先生もそれぞれ教え方が違うのでいろんなスタンスがあります。

その中で、僕がすごくいい先生だなと思ったのは、人の話を聞ける人、生徒から上手に話を引き出せる人です。

これはひとそれぞれ好みはあるので賛否両論あると思いますが、英会話スクールに来る生徒側からしたら、英語を使いたい、もっと話したいという人が多数です。

それなのに、全然発言できずに1時間終わってしまった、もしくは、文法だけだったり、先生が一方的に話して終わりという授業もいっぱい見てきました。

僕が自分のスクールを始めるなら、生徒様がいかに、自分の発言をたくさん出来るか、いかに先生側が聞き役に回れるかということを重視したいなとずっと思っていました。

だから、英語の先生=英語をたくさん話さないといけない、というのは違います。

こちらが一方的には話していても聞いている人はすぐに飽きてしまいます。

何か説明しないといけないというときも合間合間で質問を入れたり、生徒さんに考えさせるような時間を与えるようにしています。

これが優秀な先生です。たくさん話せた生徒は自分がいっぱい英語を使えたということで練習にもなるし、自信にもつながります。

こういった英語の先生がどんどん増えていってほしいですね。

英語に関連した職業をお探しの方へ

まず第一に、英語を第二言語としている日本人が英語を完璧に話せるようになるには相当の時間がかかるのでネイティブ並みの英語力を身に付ける難しいかもしれません。

しかし、英語と日本語が話せるというのは大きな強みになります。僕も英語はある程度は出来ますが、完璧ではありません。

僕のスクールに来てくださる方はみんな口をそろえて、日本人の英語の先生がよかったから僕のところに来たといってくれます。

それはネイティブだと日本語が通じないので自分のレベルではまだ不安でまずは日本語の通じる人に教えてもらいたいと思ったからということ。

だからこの日本語と英語が使えるということに重きを置いて仕事を探してみるのがおすすめです。かならずこの強みを生かした職業が見つかるはずです。

ぜひ頑張って自分に合った職業を見つけていきましょう!!