今回は前置詞、特にinとatの解説です。前置詞って曖昧で難しい印象をあなたはお持ちではないですか?私もお恥ずかしながら未だに間違えてしまいますよ(笑)
根っからの日本人である私、そして今勉強しているあなたにとって英語の決まりを理解するのはなかなか難しいことだし、法則がわかればいいですよね。曖昧なものがはっきりわかる法則を知ることで、定着していきます。
今回の前置詞inとatも前置詞自体に表現する意味がありますので、それを今回解説したいと思います。
ネイティブは備わっている前置詞の感覚、私達も掴んでいけたらネイティブに近づいていくに違いありません。
inとatはここが違う
inとatの大きな違いは何かというと、大まかな表現なのか、ポイントを表したいのかという違いです。
inの場合は、大まかな場所や大まかな時間の表現に使われます。
それに比べてatの場合は、あるポイントに絞った表現といっていいでしょう。
実際英文で例を見ていきましょう。
場所を表現する時のinとatの違い
inは大まかな表現でatはポイントに絞った表現だと言いましたが、どういうことか例文で解説しますね。
よく使う英会話で、
(私は日本に住んでいます)
と
(私は駅で待っています)
この違いは、最初の英文in Japan=日本の中、日本のどこかに住んでいます。という大まかな場所を表現するのに対して、後の英文のat the stationははっきりした場所=ポイントを表現しています。
他の英文では、
(私は空港内で働いています)
(私は空港で待っています)
inを使うことで大まかな空港の施設内のどこかで働いているという表現になり、後の英文のatは空港という場所=ポイントで待っているという表現として使われます。
inという前置詞自体に中でという意味が含まれるのでそれを覚えておくとわかりやすいですよ。
時間を表現する時のinとatの違い
時間を表現する時にもinとatが使われます。これも場所の時に解説したの変わりなく、inは大まかな時間を表現して、atは時間のポイント=はっきりした時間に表現されます。
英文で解説すると次のようになります。
(私は夏には泳ぐのを楽しみます)
(私は夜に本を読みます)
inの大まかな夏という表現に対して、atの後にくる夜はポイント的な短い時間の表現になります。
inとatの違いは頭で考えるよりも慣れが大事!
inとatでは前置詞自体に持つ意味が違います。ただ、やはり曖昧に感じる表現があるのも確かです。
in the afternoon 、in the morning 、in the evening に対して、at noon 、at midnight 、at night どの表現も時間の表現、大まかな表現とも取れるし、ポイントとも取れますよね。
結局、英文にたくさん触れて表現を覚えていくしかないのも実際言えることだと思います。inとatの持つ意味の違いを理解した上で、色々な英文に触れて感覚で掴んでいきましょう。
英語の勉強を続けていると英語の感覚が身についていきます。英会話をしていたり、英語を使っていくにつれて、違和感のある表現やしっくりくる表現というのが感覚でわかってくる時が来ます。
at noon がin noonというのは、かなり違和感があります。そんな違和感を感じ取れるように、コツコツ語彙を増やすことが英語の勉強で大切なことです。
今回のようなin、at だけでなく、前置詞や細かな英語の文法や法則を覚えていくことは重要です。コツコツ頑張って勉強していきましょう。
さいごに
前置詞を間違えると英文の意味も変わってしまうので、たくさんある前置詞もしっかり勉強していってくださいね。
前置詞を覚える方法は、前置詞自体の意味を理解して、あとはたくさんの英文に触れることです。
私も学生の頃は、英語の勉強で前置詞に力を入れたことがありませんでした。大人になって本当に英語を話せるようになりたいと勉強をし直して前置詞は外せない英語の勉強の1つだとわかりました。
あなたも今回のinとatの違いだけでなく他の前置詞もクローズアップして勉強してみてください。新しい発見がありますよ。