英語と日本語って話し方が違いますよね。その違いはイントネーションの違いなんです。
日本語に比べて英語は抑揚がある話し方をします。
日本人が、英語っぽく話すのに抵抗があったり、恥ずかしかったりするのは、この抑揚をつけた話し方が苦手だからというのがひとつの理由でもあります。
ですが、伝わる英語を話すためには、イントネーションやアクセントも大切!
今回は抑揚をつけて、聞き取りやすい英語になるコツをご紹介します。
目次
英語に抑揚がなくて感情が分からないよと言われた私の話
英語は文法が正しければ、伝わるでしょ?とか、発音が良ければ分かってもらえるでしょ?と思っていませんか。
文法が正しくて、発音が良いだけでは伝わらない場合もあるんです。
私がオーストラリアの語学学校に通っていた時に「君の英語はとてもフラットだから、感情が見えなくて分かりずらいかもしれないね。」と英語の先生に言われたことがあります。
自分では、抑揚をつけて話していたつもりなのですが、私たち日本人が英語を話す時は、自分が思っている以上に感情を出したり、強弱をハッキリさせて話さなきゃいけないんだなと気付かされました。
やはり、フラットな英語では、何を伝えたいのか、どこを強調しているのか分かりにくいんです。
ですので、英語をマスターするには、イントネーションをつけて話すのがカギとなります。
英語の抑揚をつけるってどういうこと?
英語で話す時に気を付けたい抑揚。じゃあ抑揚ってどういうこと?と思いますよね。
抑揚は簡単にいうと、話す時に強弱をつけたり、語尾を上げたり下げたりすることです。
基本的には、日本語と同じで、疑問文の場合は語尾が上がり、通常の文では語尾が下がるといった感じなので、そんなに難しいことではありません。
例えば、
明日学校行く?と言いたいときは、
「Are you going to school tomorrow? 」↗(上げる)
と聞くことができます。また、
「You are going to school tomorrow?」↗(上げる)
と言う感じで、語尾を上げることで、疑問文ではなくても、相手が私に学校に行くか聞いてるんだなと分かってくれることもあります。
文法的には正しいものではありませんが、イントネーション次第で、疑問文として機能してしまうこともあるんです。
抑揚のコツは言いたいところを強調すること!
強調する単語によって文章の意味も変わってしまうんです。
例えば、
「I bought this cloth last month.」
私は先月この洋服を買いました。
と言う文なのですが、
「I bought this cloth last month.」
この「I」の部分を強く発音すれば、この洋服は (他の誰でもなく) 私が、先月買った洋服なんです。となりますし、
「I bought this cloth last month.」
この洋服は、(他の月ではなく)先月買ったものです。
と言うように、アクセントを置く部分で、何を言いたいのか、どの言葉に注目してほしいのかが変わります。
英語を話す時には、自分が言いたい単語を強調して話してみましょう。より伝わりやすくなりますよ。
映画を見てフレーズの抑揚をマネしてみよう
抑揚をつけて話すには、練習が大事!まずは、映画を見て、実際の英語話者がどんな風に話しているのかを聞いてみましょう。日本語字幕を付けて見れば、文章の中のどの単語を強調しているのかを聞きとることができますよ。
映画を見ながら、聞き取れたフレーズなどはマネして言ってみましょう。映画のヒーロー、ヒロインになったつもりで演じてみるのも良いですね。
まずは画面を止めて自分で何回か言ってみましょう。
文章になれたら、映像を再生して一緒に言ってみてください。
自分の英語と、映画で話されている英語の違いを知ることができますし、繰り返し練習することで、抑揚の付け方が分かってきますよ。
音楽を聞いて歌って英語の音に慣れよう
英語ができる人の多くは、音感のいい人が多いと聞いたことがあります。
英語を音で理解するのはとっても大切。
その練習に役立つのが、英語の歌を歌うということ。
歌っているので話している時とは少し違ったイントネーションになっていることもありますが、英語で話す時の強弱の付け方や、単語の発音を良くするのにも役立ちますよ。
私はよく学校の帰り道など、歩きながら歌を歌って帰っていました。英語で歌を歌う練習は、家の中でも、どこでもできるので、ぜひ試してみてください!
自分の声を録音して聞いてみよう
自分が英語で話している声って聞いたことありますか?日本語で話している声も、録音して聞いてみると、自分が思っていた声と違ってびっくりしたりしますよね。
私は、IELTSのスピーキングテストの練習として、よく自分の英語のスピーチを録音して聞くということをしていました。
最初のころは自分の英語の嫌なところ、ダメなところが分かってしまうので、苦手な勉強法だったのですが、この方法は、自分の英語の間違っているところを直したり、英語の抑揚をつけるのには効果抜群。
自分の声を聞くのは、ちょっと勇気がいりますが、是非トライしてみてください!
自分の耳で聞いて、改善していくことで、より良い英語を話せるようになりますよ。
まとめ
- 英語は日本語とは違うので、抑揚をつけて話そう
- 英語の意味は抑揚で変わってくることもあるので注意
- 言いたい単語を強調して話してみよう
- 映画を見て実際のイントネーションを学ぼう
- 英語の音楽を聞いて歌って英語の音を習得しよう
- 自分が英語で話す声を聞いてみよう
抑揚をつけて英語で話すのは、そんなに難しいルールや法則はありません。
恥ずかしさを捨てて、強弱をつけて話せるようになれば、より伝わりやすい英語を話せるようになりますよ!