アメリカ人の友人を食事に招待したいけど、何を作ったら喜んでもらえるんだろう?
ポットラックパーティーに誘われたけど、どんなものを持っていったらいいんだろう?
せっかくだから日本っぽいものをふるまいたいけど、アメリカの人たちってどんな味が好きなんだろう?
アメリカ人との食べ物を挟んだお付き合いに、あれこれと頭を悩ませる日本の方も多いのではないかと思います。
私自身もそんな悩みを持ちながら、あれこれと試行錯誤してきた1人です。
アメリカで9年生活してみて痛感したのが、アメリカ人が「日本食と」いって頭に描いているのは99%が「SHUSHI」。
「日本食が好き」と自称しているメリカ人でさえ、寿司か鉄板焼き以外は知らないなんてことも珍しくありません。
そんなまだまだ日本食が知られていないアメリカの社会で、紹介して絶対に失敗のない日本料理ベスト5と避けたほうがいい日本料理ワースト5をまとめました。
アメリカ人が好きな日本料理ベスト5
“I like Japanese food!!” なんていう言葉を真に受けて、王道な和食でおもてなししても、反応はいまいちです。
アメリカでは”japanese food”イコール”shushi”であると思っていて間違いないでしょう。
しかもその”shushiというの’はカリフォルニアロールのことです。サーモンかツナのニギリを食べられる人はかなりの通です。
そんな彼らに”shushi”とは違う日本料理を紹介する機会があったら、このベスト5にそうことをお勧めします。
この5品は今まで外したことがありません。
要するに、子供が好きな分かりやすい味が受けるということだと思います。
◆ベスト5:餃子
ニラなどの独特なにおいがする野菜はあまり入れずに、豚ひき肉とキャベツなどのシンプルな具材で濃いめの味付けが〇です。
◆ベスト4:焼きそば
子供の学校のインターナショナルデーに持っていったら5分で完売でした。
こちらも余計なものはあまり入れずに、豚肉とキャベツだけというシンプルなほうがうけます。
◆ベスト3:コロッケ
フレンチフライが好きなアメリカ人にとってはずれのない味ですよね。
お肉は多めがお勧めです。
◆ベスト2:からあげ
揚げた後に甘めのしょうゆベースのたれを絡めるとさらに人気度アップです。
◆ベスト1:とんかつ
大柄なアメリカ人男性だったら、4枚くらいは軽くペロリです。
量は多めに準備が鉄則!
アメリカ人が嫌いな日本料理ワースト5
納豆やぬか漬けなどのにおいがする系のものや、ウニやイクラ、白子などの生ものがうけないことは、私たち日本人からしてもなんとなく想像できますよね。
このベスト5では、あまり知られていない、でもほとんどのアメリカ人が眉をひそめるという、意外にアメリカでタブーな日本料理を紹介したいと思います。
◆ベスト5:うなぎ丼
お寿司に入ってるウナギはOKでも、丼にドカッと乗っているのは、見た目がグロテスクだとのこと。
でもご飯についたタレの味はうけがいいです。
◆ベスト4:おにぎり
学校におにぎりを持っていった子供が「その黒い紙がついた物体はなんだ?」とクラスメートから聞かれたと言っていました。
簡単なので、子供たちが集まっている時に出したりするのですが、のりの色やにおい、噛み切れない感じがどうやら不人気の理由。
のりをつけなかったり、韓国のりにかえたりすると食べやすいみたいです。
◆ベスト3:オムライス
ケチャップとご飯の組み合わせがハテナなのだそう。
それに、日本人が好きなふわっトロッの卵も、生卵を食べる習慣がないアメリカ人からすると、気持ちがわるいのだそう。
◆ベスト2:じゃこ
アメリカの子供たちが「Ewww!!(気持ち悪い)」の連発で、食卓がしばらく騒然としました。
あの小さな目がこっちを見てる感が気味悪いのだそう。
◆ベスト1:おでん
なんで?と思うんですが、あの大根の煮えるにおいがアメリカ人にとっては臭くてたまらないのだそう。
同じような理由で、大根の入った煮物も人気ナシです。
まとめ
時には日本の珍味体験と称して、アメリカ人にとってはめずらしい味や驚きの味を紹介するのも楽しいですが、せっかく準備した料理は「おいしい!」って食べてもらいたいし、寿司や照り焼きだけじゃない日本食の美味しさも知ってもらいたいですよね。
ただ、ご飯にお味噌汁、焼き魚にお漬物なんていう日本食を美味しいと思えるアメリカ人はほんの一握りなので、アメリカ人好みの味を理解しながら、日本食ワールドを広げていきましょう!