英会話講師が教える!英語の会話が続かないときの原因と対処法

僕の塾では英会話に特化していて、文法を重視したり、テキスト通りに進めていくというふうにはしておりません。

英会話を学びに来る方のほとんどは「英会話」が上手になりたくて来ているので、自分の家で出来ることをわざわざ英会話スクールでやったら意味がありません。

なので僕の塾では会話を重視しております。もちろん生徒さんの英語レベルや性格なども考慮していて、教え方は少しずつ変わってきます。

その中でやはり多くの方が思うことは、「会話が続かない」「何を話していいかわからない」といったことです。

今回はそういった悩みに対処すべく僕が考える英会話の練習方法をお伝えしていこうと思います。



日本人は外国人に比べて会話が苦手

これは文化によるものだと思いますが、日本では人の気持ちを察することが美徳とされていて、何も言わないでも気付いてもらえるという考えが根強く残っています。

だから何も言わなくてもわかるだろうという気持ちが生まれてきます。

もちろんこれは空気が読めるとか人の気持ちが読めるといった非常にいい日本人の気質でもあります。

日本人は人を思いやる精神があって非常に素晴らしいです。

しかし、海を渡れば日本の常識はまず通じません。

海外では自分の主張をしっかりしないと受け入れてもらえなかったり、会話に入っていけません。

日本人気質が強い人や口下手な人がしてしまいがちなのは、質問されたことに対してYESだけもしくはNOだけで答えて終了してしまうということ。それか一言で終わらせてしまうということ。

これだと会話のキャッチボールにならないし、質問している人も面倒くさくなってしまいます。

例えばこんな感じ↓

A::What kind of music do you listen to?

どんな音楽聴くの?

B:J-pop.

Jポップです。

A:……..Do you have your favorite musician?

、、、うーん、好きなミュージシャンとかいるの?

B:Yes, I like Namie Amuro.

はい、安室奈美恵が好きです。

A:………….

(質問するの面倒くさいな)

こんなふうになってしまいます。

これ結構ありがちです。

もちろん英語初心者の方でうまく話せないという方は仕方がないことかもしれません。

しかし会話を続けようと努力することは出来ます。

わからなくてもわからないなりに単語を少し付け加えてみるということも出来ます。一言二言補足することで次の話題に繋がっていきます。

特に日本人気質の強い人はそこを変える努力をしないと会話が続かないです。

英語が出来る=流暢に話せるということでもないです。

「英会話」なので、会話自体が苦手な人は会話力というのも一緒に身につける必要があります。で、会話が苦手な人も練習すれば上手になります。

英語を通じて会話力も鍛えるというのも1つのスキルアップです。

よい例を1つ挙げてみます。↓

A:What kind of music do you listen to?

どんな音楽を聴くの?

B:Recently, I listen to Namie Amuro.Her music is fantastic.I’m going to her concert this year, because she’s retiring.I’m so sad.

最近は安室奈美恵を聴いてる。彼女の音楽は最高だよ。今年彼女のコンサートに行こうと思ってるんだ、引退しちゃうからね。すごく悲しい。

A:Yeah, I’ve heard of that from the news.I don’t really listen to her songs.But I know now she’s one of the biggest singer in Japan.

そうだね、ニュースで知ったよ。僕は彼女の歌あまり聞かないんだけど、今じゃ日本では有名だよね。

間違ってもいいからとにかく話す

これは毎回生徒さんに伝えているのですが、間違ってもいいので、どんどん話すのが大事です。

単語を繋げるだけでもいい、めちゃくちゃな英語でもよいです。

多くの人はそれが恥ずかしいと思っています。

僕は声を大に言いたいです。

間違えたって全然恥ずかしくありません!むしろどんどん間違ってもらいたいくらいです。

単語だけでもポイントを押さえれば意味は通じるし、それを言うことによって僕が正しい文に繋げるヒントになります。

僕も最初はめちゃくちゃな英語でした。

文法もくしゃくしゃだったし、単語も間違えだらけでした。

自分も最初は同じだったので他の人が同じ失敗をしてもそれを恥ずかしいとは思わないです。

逆にぎこちない英語でもがんばって話そうとする人に対しては応援したくなります。

なのでどんどん発言してどんどん間違えてください。

もしそれを笑う人がいたら、そんな人は無視です。相手にしちゃダメ!

英語は失敗した分だけうまくなります。間違えた分だけ上達します。

英語を教えている僕でさえも間違えることはあります。

みんな一緒です。

なのでそこを踏まえてガンガン会話をして会話に慣れていきましょう!

間違えることに慣れたら怖いものなしですよ!

英会話を楽しむ気持ちを忘れずに

僕たち日本人はどうしても完璧を求めてしまって、間違えるということに怯えてしまいます。

だけど、出来ないから練習するのであって、最初から完璧に出来たらもう英語を学習する必要ないですよね。

英語で会話をする機会というのは間違えて自分で修正するという作業の機会でもあります。

だから臆せずどんどん英語を使って間違えに怯えるのではなくて、英会話を楽しむというところに焦点をおくといい英会話が出来ます。

ぜひ英会話を楽しむという気持ちで望んでみてくださいね!