「Kill」と言えば、小学生でも知っている単語ではないでしょうか?
私が小学生だった頃はまだ、英語教育を小学生から、なんて気配すらありませんでしたが、そんな私でも「Kill=殺す」ということは知っていました。
確か、当時ハマっていた「タイガーマスクII世」というマンガの中で、外国人レスラーが「アイル・キル・ユー」とつぶやく場面がたくさんあったように記憶しています。
そんな「kill」ですが、実は「殺す」以外にも色々な使い道があります。
その多くは、スラングですけど・・・。
Killの基本の基本。時間つぶし、暇つぶし
特にスラングではなく、普通の日常会話で利用出来る言い回しです。
例えば
と言えば、
今夜、暇つぶしに映画にでも行ってくるわ。
というような意味になります。
Kill = 止める・消す
マニュアルのバイクに乗っている方々であれば、ご存知かと思いますが、ハンドルの右側(つまりアクセル側)の親指が当たるあたりに「キル・スイッチ」というものがありますよね。
通常は、赤いスイッチになっているかと思います。
これを英語で表記すると「Kill switch」ですね。
これは電気や燃料を遮断することによって、エンジンを手軽に止めることができるスイッチです。
日常的な会話でも「エンジン止めて」という時に「Kill」はよく使います。
例えば、
あなたの声が聞こえないから、エンジン切ってもらってもいい?
また、エンジンだけではなく、「電気を消す」という意味でも使います。
というと、
電気を消してくださいませんか?
という意味になります。
また、「音楽を消して」という意味で「Kill the music」ということもできます。
ここまで読んで、ピンときた方はいらっしゃるかと思いますが、
という意味で使えるということですね。
「kill」の意外な意味。食べる・飲み干す
多くの方がご存知ないかと思いますが、「kill」は、実は「食べる・飲み干す」という意味でも使うことができます。
例えば、
の意味は、
私、あのサンドイッチ食べちゃうね。
という意味です。
以前、Employee of the Monthという映画を見ていると、
というセリフが出てきました。
「??」と思い調べてみたところ、
あそこに行ってサンドイッチでも食べてきたら?
という意味でした。
この表現は「飲む」にも使えます。
Mentalist(メンタリスト)というドラマの中に、こんなセリフがありました。
ここにいるオリバーは、軽いビールでも飲めないんだ
という意味ですね。
スラングっぽい言い回しですので、例えば彼氏/彼女や婚約者の親の前で、この言葉を使うことは避けた方がいいでしょうね。
でも、友人を昼食や飲みに誘う時に、この表現を使ってみたら、ちょっとかっこいいかもしれませんね。
例えば、
とか
など、いかがでしょうか?
日常会話ではほとんで使わない「kill」ってどんな意味?
ここからは完全にスラングですね。
日常生活で使うことはほとんどないと思いますが、一応、覚えておきましょう。
その1:出来が良かった
数学のテスト最高だったよ。98点だった。
その2:ひどく罵る
彼女は彼に対して、背が低すぎるから私の彼氏なんかにはなれないわよ、とひどく罵った。
その3:マリファナ
昨日、すごくいいマリファナを手に入れたけど、欲しい?
まとめ
- Killing a time = 暇つぶし
- 消す、止める、turn off
- 食べる・飲み干す
- 出来が良かった
- ひどく罵る
- マリファナ
ということで、killには結構たくさんの意味があり、あらゆる表現で使うことができます。
ネイティブにとっては、「殺す」という意味であることからスラングとして派生しやすい言葉なのかもしれません。
これからも、killを使った表現はたくさん出てくることと思いますので、しっかりとフォローしていきましょう。