私は今まで3ヶ国以上の国で留学をし、各地で語学学校に通いました。
どこの国の語学学校に行っても思ったのは、日本人は大半がレベルの上のクラスにいます。
語学学校に入ると、基本的にはクラス分けのテストがあります。
大体、読み・書き・聞きとりの3つからなっています。
日本人は、とても教育レベルが高く、英語の文法もかなり基本的なことから段階を踏んで学んでいるので、このテストでは高得点を取得してレベルの上のクラスに入れられます。
でも、私が見てきた・聞いた話ではクラスに付いて行けず1つレベルを落としたクラスに入れてもらった人が多い、ということです。
これはなぜか?それは、日本人は“英会話”の授業をあまり学校で行わず慣れていないために苦手意識を持ち、緊張してしまうからなんです。
すなわち、“スピーキング”が弱点な日本人が多いのです。
目次
では、他の国の人のスピーキングはどうなのか?
国柄なのだと思いますが、海外の方は自分の意見をしっかりと言います。
YES / NOがはっきりしていて、言いたいことは躊躇せずに言う。
私の経験では、ヨーロッパ・南米出身の友人は特にはっきりと、ズバッと言います。
ここで、日本人として驚くのは
『文法がめちゃくちゃでも、言いたいことは言う!』ということです。
そして、その生徒が発言している時は先生も所々文法を直しながら聞いています。なので、その場は一気にその生徒のスピーチの場へとなるのです。
でも、私達日本人や主にアジア系の学生はこのようなシチュエーションに慣れていないし、『恥ずかしい』と思うことが多いのです。
私が実践して効果抜群だった英会話で緊張しないための方法
①経験あるのみ!どんどん会話をしていこう!
これが、最も効果的で実践的な方法です。
何事もそうですが、練習すればどんどんと伸びていきます。
せっかく自分で伸ばしたいと思っているはずの英会話です。話すチャンスがあれば、逃さずにどんどんと話してみましょう。
私も、典型的な日本人で周りに圧倒されておとなしくなっていましたが、せっかくお金を払って語学学校に来ているのだから!と、自分からガツガツ行くことはあまりありませんが、自分の番がきたらできるだけ話すようにしていました。
そうすると、だんだんと自分に注目されることにも慣れました!
②文法の間違いは気にしすぎない
文法の間違いは、かなり英語の話せる人でも、ネイティブでも実は曖昧なこともあるものです。
日本語ネイティブな私達でも、この時ってどう言うのが正しいのかな?と思う事がありますよね。それと同じです。
あまり気にしすぎていると、話すのが怖くなってしまい、英会話自体が嫌になってしまいます。
気にしすぎないことです。
一度で分かってもらえなかったら、
- もう一度言ってみる。
- 言い方を変えてみる。
をすると、分かってもらえることもあります。相手がただ勘違いしているだけで、あなたは間違っていないかもしれません!
これは、私の経験です。
以前は分かってもらえない時、私の英語が間違っているのかな?と不安に思っていたのですが、だいたい①もう一度言ってみる 。で解決しました。
これは、ネイティブ同士の会話を観察していて気づきました。自分が完璧に話せないことはあまり気にすることでもないのです。
ちなみに今は、ある程度話せるようになってきたので、文法の間違いにも気づいたら言い直して正しい英語を話せるように気をつけています。これは余裕が出てきてからで問題ないのです!まずは、英会話を楽しめるように。
③日頃から自分の意見をはっきりと。YES / NOをはっきりさせる練習をする!
これは、ネイティブの人と会話をする時に特に役立つ習慣における効果的な訓練です。
日本人は、『みんなと一緒』が安心。という精神がとても強いと思います。
でも、海外にいると、「あなたはどう思う?」と自分の意見を求められることがとても多いです。
日本でも、仕事でこのような状況だと自分の意見を言っているかもしれませんが、プライベートで『なんでもいいよ』と言っていること、ありませんか?
私は、ある日この事に気づいてそれを改善してみました。
『自分がどうしたいのか』『自分は自分』ということを大切にしてみましょう。
私は、まずは自分の食べたいものをはっきりさせることから始めました。
何を食べたい?と言われて、『なんでもいいよ』と答えていたのを、『中華かイタリアン』などと自分の意見を絞る努力をしています。
他にも、ニュースを見ている時に、自分はどう思うのか、どう感じるのか。いいことなのか、悪いことなのか、という事を日頃から考えるようにしています。
④語学学校の先生と仲良くなって自分の弱点を知り、自信を持って会話しよう!
語学学校の先生は多くの生徒を教えてきています。
国別での文法や発音の弱点やどこで間違いやすいのか、というのを知っています。
なので、先生と仲良くなって自分の英語をもっと向上させるにはどうすればいいのかを聞いてみると、より早く・確実に英会話力をUPすることができます。
私は、自分の悩みを先生に相談することで、エクストラで私の弱点に合わせた宿題を与えてもらうことができました。
さいごに
海外の人は、日本語の単語を少し知っている、(こんにちは、ありがとう、さよなら)と『私は日本語を話せるよ!』と言います。
でも、日本人は英語で文章が言えても、『私は英語を話せません』と言います。
これは文化的なものなのかもしれませんが、もっと自信を持ちましょう!
これは私の体験談です。
初めて海外に行った時に、初めての学校で私は『I can’t speak English』と言いました。
すると、相手の方は笑いながら、
『You are already speaking English!』と言われました。
その通りなのです。日本人は自分を謙遜しすぎるところがあるのです。もちろん、それが日本の魅力の1つではあるのかもしれませんが、英会話で緊張しないためには、少しそれを置いておいて、自分をもっと前に出していくことをやってみましょう!