海外で生活する上で、自分の本音で意見を言うことはとても大事です。
特に、食文化は人によって感じ方がそれぞれで違うので、”美味しい”のか、”まずい”のかの表現を覚えておくことで、ぐんっと生活がしやすくなります。
日本人ははっきりと言えない性格の人が多い
もともと何事もはっきりと言わず、相手の反応を気にしすぎてしまう国民性の日本。
『悪いな…』と思ってしまって、好きではない食べ物に対しても、笑顔で頷いたり、『It’s good』(おいしいです)と言って相手に“好きなんだな”と思わせてしまうことが多いです。
私もホームステイしている時に、嫌いな食べ物があっても用意してくれた人を傷つけたくないあまり、無理して食べていたことがありました。
なんて言っていいのかが分からなかったのです。
日本人の大学生が一緒にステイしていた時も、意見がはっきり言えなくて大きなストレスを抱えて私に相談してくれたこともありました。
こんな時に、いくつか表現を知っておくと、とっても便利です。
今回は、“まずい”の表現について、シチュエーション別にご紹介します。
自分の口に合わない
◆It’s different/unusual…
これは、自分の味覚に合わない、そこまでひどくもないけれど慣れない味だな…と感じる時に
相手:『How do you like it?』(どう?)
自分:『Mmmm… It’s little different/unusual for me…』(う〜ん…ちょっと変わってますね…)
といえば、私のテイストではいな〜という事を伝えられます。
これが今回紹介する中で最もマイルドな、抽象的な言い方です。
好きじゃない
◆I don’t like it….
相手: 『So , do you like it?』(で、この料理どう?)
自分: 『To be honest, I don’t like it…』(正直言って、好きじゃないです…)
これは、日本人の私がやんわりと『まずい』を伝える時に使っている言葉で、自分の好みに合わない時に使います。
ひどい味
◆(It) taste awful!
そんな私も、本当にまずい時は、『まずい』と言います!
私の現在住む地域にはあまり日本人がいないのですが、アジア人が経営する日本食屋さんは何件かあり、2016年に近くにラーメン屋さんができたので行ってみたのですが…
なんと激まずでした!!
そこでつい友人に一緒に居た言葉がまさにこれです…
『This ramen taste awful!!I will never come back.』(このラーメンすごくまずい!もう二度と来ない!)
◆Terrible….
こちらは、日本語で言う『やばい(まずい)』という時に使います。
例えば、自分が食べているものを友人が聞いてきた時…
相手: It looks delicious! How does it taste like?(すごく美味しそう!どんな味?)
自分: Well, this is terrible…. You should not try. (これやばいよ.. 食べないほうがいいと思う)
見た目からダメ
◆That’s gross.
日本食はどこの国の人からも『美味しい』と言ってもらえる、誇らしい私達の国の料理です。日本は、新鮮な海鮮類が手に入るのでいろんなものを生で食べるのって私たちにとっては当たり前のことですよね。
でも、あまり慣れていない外国の方からすると、『生もの』は“気持ち悪い”というイメージを持ってしまう方もいるようです。
残念ながら、“イカ”“タコ”は気持ち悪い!と言われてしまう代表格です。
考えれば地上にはいないグニャグニャした軟骨系の見た目と、独特の食感ですもんね…
そんな料理を出して言われた外国人からの
『Oh, that’s gross!』(えー、それ気持ち悪い!)
◆It’s disgusting
あまり、見た目が美しくない料理ってありますよね。
『(見た目が)まずそう』『気持ち悪い』、例えばゲテモノ…
『これ、本当に食べるんですか??』というような料理です。
そんな時はこの言葉が使えます。
友達と、昆虫や幼虫を食べる食文化がある国の話をしていました。
今は、昆虫も将来の飢餓社会にむけて大切なタンパク質源として注目されていますが、やはり慣れていない私は想像すると気持ち悪い…
そんな時に使った一言です。
『No way, It’s disgusting..!』(ウソでしょ!それ気色悪い…!)
まとめ
このように、シチュエーションごとに自分の言いたいことを伝えられるようになれば、すごく楽です。
そして、”まずい” には、これ以外にも表現方法があります!
私はホームステイ先にティーンエイジャーの子供がいるお宅に滞在していたことがありました。自分の意見もどんどん発言する元気な子たちで、私が日本食を振る舞ったときも、生魚を『Disgusting!』『絶対に火を通さないと食べない!』と言い張られて傷ついたこともありましたが、今ではいい思い出です。
そうやって、生の英会話でキャッチボール出来ることが、留学・旅行の醍醐味ですからね!ぜひ、使ってみて下さい!