「Here you go」の意味とは?「There you go」の違いと一緒に覚えよう

Here you go!――海外のレストランでこんな風に言われたことはありませんか?

今回紹介するのはレストランなど食事の場で使える便利なフレーズ。

似ているフレーズや関連語にも触れていきますので、まだ意味が曖昧!と言うあなたはここでしっかり覚えてみてくださいね!

それでは「Here you go」について解説していきます。



Here you go の意味

Here you goは「どうぞ」という意味です。

食事の場で食事や飲み物が運ばれてきた時、ウエイターがお客さんに、料理を運んでいる人が食べる人につかう表現。お店の人がお客さんにおつりを渡す時にもこの表現が使われます。

また「お先にどうぞ」という意味もあります。After youと同じ意味で使うことも出来ます。

ちなみに「どうぞ」の他の言い方にはHere you are, there you are, there you go, here it isなどの表現があります。

では例文を少し見てみましょう。

Here you go.

お待たせいたしました。(どうぞ)

Thank you waiter. You wanna some?

ありがとう。君も少し食べる?

Sure.

ええ

There you go.

はい(どうぞ)

Here we are.

着きましたよ

Thank you. Here you go.

ありがとうございます。(お金を)どうぞ

Here’s change.

お釣りです

Oh, keep the change.

あ、お釣り結構です

Here you goとThere you goの違い

先ほどの例文にも出てきましたが、Here you goと似ているフレーズにThere you goというフレーズがあります。

どちらも「どうぞ」という意味を持っていますが一体何が違うのでしょうか?

この違いには2つの見方があります。

1つは「どうぞ、と言って渡すものが動いているか止まっているか」という基準。たとえばお父さんが料理を食卓に運んできて、テーブルに座っていたお母さんに料理を手渡す時はHere you go(はいどうぞ)を使い、料理がテーブルに置かれたらThere you go(どうぞ食べて)を使います。

もう1つはHere you goのHereとThere you goのThereに着目するという基準。Hereは近くをThereは遠くを指しますので渡す先が近ければHere you goを、渡す先が遠ければThere you goを使います。

あえて説明するならばこの様な違いの基準がありますが、実はネイティヴスピーカーはそんなに気にしていません。ネイティヴスピーカーに聞くと「特に違いはない、どちらも同じ」と答える人が多いです。

「近い・遠い」の距離感は人によって違いがありますし、ネイティヴスピーカーがあまり気にしていないのでそこまで真剣に使い分ける必要はないのかも知れません。

There you goとは?

先ほど紹介したThere you goというフレーズ。こちらもかなり便利なフレーズなので少し掘り下げて見てみましょう。

What’s the name of that Japanese food? It’s round and hot..

あの日本食の名前なんだっけ?丸くてあったかくて…

You mean “Takoyaki”?

たこやきのこと?

There you go! This is what I’m talking about.

そう!それが言いたかった!

There you goにはこのように「それが言いたかったんだ!」という時に使うことが出来ます。

また大人が子供にこんな風に使ったりもします。

Daddy! Where’s my jacket?

パパ!ぼくのジャケットどこ?

There you go.

ほら(いってらっしゃい)

さらにはThere you goの後ろにagainをつけてThere you go again!また自慢話が始まった!と言うことも出来るんです。

My boyfriend is so sweet! He treat me like a queen.

私の彼氏すごく優しいの!お姫様みたいに扱ってくれるし

There you go again.

またノロケが始まったよ

Here you goに「どうぞ」という意味しかないのに対してThere you goには様々な意味があります。

似ている2つのフレーズなので混合しやすいですが、全く違う使い方もありますので注意してください!

まとめ

Here you goは何かを手渡す時に使える「どうぞ」という表現です。

ネイティヴスピーカーの間、特にアメリカ人はよく使う表現ですので、あまり使ったことのないあなたはぜひこの機会に使ってみてくださいね。

それではまたお会いしましょう!catch you later!