オーストラリアでの留学生活は、日本とは違った習慣などがあり、驚きの連続でした。
留学に行ったばかっりのころは、そんな習慣の違いに戸惑うこともたくさんでしたが、慣れてしまうとそれが心地よくなったりすることも。今
回は私のオーストラリア留学でのびっくり体験をご紹介していきます。
バスはどうやって降りる??
留学生活最初の3か月は寮に住んでいたのですが、「もうちょっと安いところに引っ越そう!」と決め、シェアハウス探しを始めました。
私が住んでいたメルボルンは、交通の便がとっても良かったので、電車やトラム(路面電車)で、いろんな物件を探しに行きました。
その日も、シェアハウスを見に行くと、ハウスのオーナーさんに「今日は何できたの?バス停が家の前にあるから、それに乗れば、シティまで乗り換えなしで行けるよ。」と教えてくれました。
心配性の私は、「実はメルボルンでバスに乗ったことがないんですけど、どーやって乗ればいいんですか?」と聞いてみると、「電車やトラムと一緒で、バスに乗ったらMYKI(公共交通期間共通のカード)をタッチオンして、降りるときにタッチオフするだけだよ。」とのこと。
「海外でバスに乗ったことないけど大丈夫かな?」とちょっと心配しながらも、新しい乗り物にチャレンジすることにしました。
何分か待っているとバスが来て、ドキドキしながら乗り込みました。
知らない道を通っていくので、「本当に家に帰れるかな??」と思いながらも、20分ほどバスに揺られると、見覚えのあるシティの街並みが見えてきました。
「よしそろそろ降りよう。」と思ったけれど、「え~と、どうやって降りるんだろう?」日本ならば、席の横などにブザーが付いていて、それを押せばよいけれど、そのようなボタンは見当たりません。
「運転手さんに言いに行こうかな~?」と思っていると、私の前に座っていた人が立ち上がり、バスの天井にあった紐を引っ張りました。すると、「ブー」という音が鳴って、バスが止まりました。
「なるほど。そうゆうシステムね。」と納得。メルボルンでは、バスを降りるときは紐を引っ張ると、ブザーがなり、運転手さんに「降ります!」という合図になるのです。
「とっても都会的なメルボルンなのに、バスの降りる合図が紐?」と、意外性にビックリでしたが、メルボルンのバスを無事に降りることができたのでした。
オージー流の食器の洗い方にビックリ!
シェアハウスでの生活が始まってビックリしたのは、食器の洗い方。ある日、朝ご飯を食べようとキッチンに行くと、シンクの中に大量の汚れた食器が…..。
「こんなにたくさんよくため込んだな~。」と思うほど積み上げられた食器。
すると、ハウスのオーナーさんが起きてきて「今から食器洗うから、気にしないで。」と。
「どうやってこの大量の食器を洗うんだろう?」と思い、見ていると、水を張ったシンクに洗剤を入れ、それを洗い流していくのですが、洗剤の泡がモコモコと食器に付いたまま。
「お言葉ですが、食器に洗剤がいっぱいついてますよ?」と言ったら、「これがオージースタイルだよ。汚れは落ちているから、気にしないんだよ。」と言われました。
きっとこの方が特別なんだろうと思っていたのですが、アルバイト先や他の家に遊びに行った時も、皆さんこの方法で洗っていたので、どうやらこれがオーストラリアでは当たり前らしいのです。
「オージーは細かいことを気にしないんだな~。でも、洗剤が付いた食器って大丈夫なの?」とオーストラリアの習慣に驚かされました。
いろんな動物との遭遇にビックリ!!
メルボルンから1時間ほど離れたバララットという町に引っ越した友人を訪れるために、長距離列車に乗ることに。
メルボルンの街から離れていくと、大きな建物もなくなり、一面緑の景色が続きます。外を見つめていると、何か白いものが目に入り、目を凝らしてみると、「あっ、ウサギだ!野生のウサギなんているんだ。」と感動。
その後も、ファームで飼われている馬や、牛、羊なんかも見れて、「動物園に行かなくたって、いろんな動物に出会えるなんてステキ!!」と、とってもお得な気分になりました。
駅で出迎えてくれた友人に、「電車からいろんな動物が見えたんだよ!」と話すと、「バララットでは、もっとすごい動物が見れるよ。」とのこと。
私「え?どんな動物?」
友人「カンガルー(笑)。」
私「!!」
友人「この前車を運転していたら、何かが横で動いている気がして、目を向けたら、カンガルーがピョンピョンしてたの。それに、早朝に運転すると、車にひかれたカンガルーを見てしまうこともあるんだよね~。」と。
都市部から離れると、野生動物に遭遇すると聞いてはいたけれど、さすがに野生のカンガルーに遭遇するとは思っていなかったので、とってもビックリでした。
あとがき
国が違うと、文化も習慣も違って、オーストラリアでの生活はたくさんの驚きがありました。
ですが、留学後に帰国すると、家族に「お皿に泡が付いたままだよ、ちゃんとすすいでね。」と言われ、自分もオージーのようになっていたことに気付かされました。(笑)
おおらかで細かいことを気にしないオーストラリアの生活が、どうやら自分の体に染みついてしまったようです。