大学生になると、論文を書くことに悪戦苦闘している方もいろのではないでしょうか。
私も大学生の頃は、文章を書くのに、いろんなルールがあって、頭が痛い日々を過ごしたのを覚えています。(汗)
海外でも、大学でエッセーなどを提出しなければならないことがあります。
そんなエッセーを書くときに、大切なのがボキャブラリー!
日本語でも論文に適した言葉とそうでないものがあるように、英語でも日常的に使われる言葉とは別に文章を書くときに使われる言葉があるんです。
そんな中でも今回は「Deem」という単語についてご紹介していきます!
Deemの意味や使い方とは?
「Deem」という単語には、「思う」とか、「~だと考える」といった意味があります。
ですが、注意したいのは「Deem」は日本語の「考える」とはちょっとニュアンスが違うということ。
「Deem」は、法律的なことや、政治的なことなど、フォーマルな場面で使われる場合が多いんです。
ですので、日常生活の中ではニュースや新聞などで目にすることもあります。
例えば、
公共の場での飲酒は、国によっては違法行為だと考えられます。
この文章では、「Deem」+「名詞」を使った表現となっており、「Deemed illegal」で「違法だと考えらる」といった意味になっています。
また、「Deemed to be」という使い方もあり、
日本は安全な国のひとつであると考えられている。(みなされている)
といった使い方もできます。
この場合は、「~だと考えられている」とか、「~だとみなされている」と訳すことができます。
他にも、「Deem」+「不定詞」を使った表現もあり、
2020年のオリンピックは日本に大きな経済効果をもたらすと考えられる。
といった感じで、「Deem」+「To」+「動詞の原形」を使った形が基本となります。
ConsiderとDeemの違い
「Deem」と同じ意味の言葉に「Consider」という単語があります。
「Consider」も「考える」とか、「熟考する」と言いたいときに使われるのですが、この2つの単語の違いは、誰かが主観的に考えている時に使うのか、それとも判断されているのかの違いです。
「Deem」は自分が考えていることよりも、一般的に考えられていること、法律的に判断されたものについて説明するときに使われ、「Consider」は自分の主観を表す時に使うので、
私は自分が良いリーダーだと考えております。
とか、
新しい車を買う前にはよく考えたほうが良いよ。
といった感じでいろんな場面で使うことができます。
「Consider」は日常生活の中でもよく使われるので、「Deem」と一緒に覚えておきましょう♪
Thinkはあまり使わないほうがいい??
「Think」という単語にも、「思う」といった意味がありますよね。
ですが、「Deem」や「Consider」と比べると、「よく考えたこと」というよりは「漠然と思ったこと」というニュアンスが強い言葉です。
私がオーストラリアに滞在中、アルバイトをしていたお店で、お客さんにみそ汁について聞かれた時に、「I think there is no MSG in Miso soup.」「みそ汁に化学調味料は入っていないと思いますよ。」と言ったら、お客さんから、「You don’t think!」「思ったことを言わないでよ。」と怒られたことがありました。
考えてみれば、お客さんは化学調味料が入っているかどうかを知りたかったのであり、私の意見を求めていたわけではありません。
仕事をする際に、ちょっと自信がない時などに「I think」と言ってしまうことがよくあったのですが、答えを求められている状況ではあまり使わないほうが良い言葉だなと感じました。
また、英語で論文を書く際も、「I think~」という表現を使う事はありません。
日本語でも、「~だと思います。」ではなく、「~だと考えます。」といった表現が使われますよね。
それと同様に英語でも、論文を書くときには、「Consider」や「Deem」という単語を使った方がより美しい文章だとみなされます。
もちろん友達同士の会話などで「Think」を使う事は全く問題ありませんが、文章を書くときや仕事の場面ではあまり使わないほうが良いかもしれません。
というわけで・・
今回は「Deem」という単語についてご紹介してきました。
日常会話ではあまり登場しない言葉ではありますが、海外の大学で勉強したいと思っている方や、TOEICや英検などの英語の試験で良い点を取りたい方などは知っておくとよい単語です!