「愚痴る」を英語で?ネイティブが使う色々なフレーズを見てみよう

普段の生活の中でも「愚痴る」事って結構多いものですよね。

なるべくそうならないようにしたいものですが…仕事上でもプライベートでも、やっぱりなかなか減らない「愚痴る」状況。

となると、当然英会話でも必要な表現と言えるでしょう。

基本の「愚痴=文句」や「クレーム」、また友人との会話での「愚痴」など、その場に合ったフレーズを見ていきましょう。



「愚痴=文句を言う」、そんなニュアンスで

愚痴る、で最もよく使われるのは「complain」です。

これはフォーマルでも友人同士のカジュアルでも使える表現と言えるでしょう。

・I am sorry for complaining.(愚痴を言ってゴメンなさい。)
・He is always complaining.(あいつはいつも愚痴ばっかりだ。)

などですね。

また、この「complain」に「about」を付けると「〜について愚痴る」ということになります。

・she is complaining about the temperature of this room.(彼女が部屋の温度について文句言ってる。)

そして愚痴ばっかり言ってる人の事は「complainer」と言います。

ちなみに日本で文句をつける事を「クレーム」と言いますが、英語での「claim」は意味が違ってきますので気をつけてくださいね。

「claim」は英語では請求する、要求する、などの意味です。「claim the receipt(レシートの請求)」といった感じです。

なぜ日本だと「claim」は苦情を言う、抗議するという意味合いで使われるのでしょうかね?

「請求」→「主張」→「抗議」といった感じで意味が変化して定着してしまったのでしょうか。面白いですよね。

他にもある「愚痴る」は?

さて脱線してしまいましたが、話を元に戻して…。その他にもネイティブはどんな風に「愚痴る」を表現するのでしょうか?

早速見ていきましょう!

・Whining

・Moaning

・Kvetch

どれも「愚痴る、文句を言う」です。

ただこれらは家族や友人同士などで使われ、「ウダウダ言う」とかそういう感じです。決してフォーマルな「クレーム」といった風には使われません。

それぞれの例文をあげておきましょう。

・Stop whining!(文句ばっか言うな!)
・He was moaning about having to do laundry every morning.(彼は毎朝洗濯をしないといけない事に文句を言った。)
・She is kvetching about having to study tonight.(彼女は今夜勉強しないといけない事が不満だ。)

他にも「being a baby」が近いニュアンスで使われることもあります。

・She was being a baby about having to drive.(彼女、運転しなきゃいけなかったってウダウダ言ってさ。)

being a babyは直訳すると「赤ちゃんのようになる」で、「甘えている」とか「ウダウダ、ぐちぐち言ってる」といったニュアンスで使われることが多いです。

「Don’t be a baby!」というとそのまま、「甘えるなよ!」という事です。

まとめ

比較的色々な場面で使用可能な「愚痴る」、それにカジュアルな「ぐちぐち言う」でしたね。もう一度見てみましょう。

  • complain
  • Whining
  • Moaning
  • Kvetch
  • being a baby

です。

どれも後に「about」をつけて「〜について愚痴る」と表現することができます。

セットで覚えてしまいましょう。