Do you like sushi?なんて英会話で聞いたことはありますか?
「like」という単語は私たちが英会話で最もよく使う英単語の一つですよね。
では「alike」という単語は聞いたことがありますか?
この2つの単語、1文字しか違いませんが、実は全く別の単語です。
そこで今回は「like」と「alike」の違いについて一緒に考えていこうと思います。
目次
「like」の意味と使い方
ではまずはじめに「like」の意味と使い方についてみていきましょう。
「〜と同様の」(形容詞)
少しマイナーですが「like」には形容詞としての使い方があります。
ネイティブスピーカーがよく使うのがLike mother like son(あの母にしてあの息子あり)という表現です。
ことわざ風に言うと「カエルの子はカエル」ですね。
Like father like daughterという風に性別を変えても使えます。
「〜に似ている」(前置詞)
これは比較的よく使われます。
という風にも使えますし、
という風にも使えますね。
またこの前置詞の「like」には使えるイディオムがいくつかあります。
・There’s nothing like〜「〜に勝るものはない」
(お風呂上がりのビールに勝るものはない)
・That’s more like it「さっきより(こっちの方がずっと良い)」
・I feel like myself today.「今日は気分が良い」
「まあ、その」(副詞)
こちらの用法は口語でよく使われます。
(まあ・・・あの・・・あれだよ)
「Like seriously」は女子高生などがよく使う「てゆか」といういわゆるギャル言葉ですね。
「like」の使い方は他にも「〜のように」(接続詞)、「似たもの」(名詞)、「好む」(動詞)などの使い方があります。
「alike」の意味と使い方
likeが多くの品詞と意味を持っているのに対し「alike」は副詞としての意味しかありません。
「alike」は副詞で「〜と似ている」という意味がありますね。
(彼女とお母さんは似ている)
(彼らはみんなよく似ている)
という風に使ったり
(彼は彼の犬たちを同じように愛した)
という風に「似ているように=同じように、平等に」という意味でも使うことができます。
「like」と「alike」の違いは?
では「似ている」という意味の時の「alike」と「like」は何が違うのでしょうか。
「like」は
のように「like」の後ろに目的語を取ります。
一方で「alike」は先ほどの例文にも出てきたように
と目的語を取らない形で使われます。
また「似ている」を表すことができる動詞に「resemble」がありますが、「resemble」は常に原型または原型にSのついた形で使います。
さらに同じ「似ている」を表す言葉に「take after」がありますね。
「take after」は血縁関係の中で似ている時に使い、「resemble」は血縁関係があってもなくても使うことができます。
(息子はおじいちゃんに似ている)
(娘はあのキャラクターに似ている)
まとめ
今回は「like」と「alike」の違いと使い方についてみていきました。
これら2つの言葉には目的語を後ろにとるかとらないかという違いがありました。
「alike」は同じ性質のものを同時に比べることが多いですね。
例えばPepsi and coke are alike.(ペプシとコーラは似ている)などです。
ぜひ使ってみてくださいね。それではまたお会いしましょう。