「forward」という単語を知っていますか?
方向を表す単語の学習をした時に聞いたことがある、という人も「〜を楽しみにしている」という表現で学習した、という人もいるかもしれません。
でも、この「forward」という単語は、みなさんが思っているよりも深〜い単語なのです。
そこで今回は、「forward」の意味や使い方をまとめてみました。
ぜひ、あなたも一度改めて整理してみてくださいね。
目次
forwardの意味①「前へ、先へ、外へ」
「forward」で最も代表的な意味、副詞的用法です。
(ブランコが前と後ろに揺れている)
のように実際にあるものが前に進んでいる時に使うこともできますし、
(私たちのプロジェクトは全く進んでいない)
のように、物事の進展が進む、という時にも使うことができます。
ちなみに「forward」という表記はアメリカ英語です。イギリス英語では「forwards」になります。
おまけですが他の単語もアメリカ英語では「backward」(後ろへ)「toward」(〜に向かって)、イギリス英語では「backwards」「towards」と「s」がつきますね。
forwardの意味②「転送する」
「forward」には「〜を転送する」という動詞の使い方もあります。
(一度確認したらメールを転送してください)
また、メールを転送した時に「fwd:」というマークがつきますよね。これは「forward」の略です。
ちなみに、返信をするときは「Re:」という文字がつきますが、これは「reply」(返信)の「Re:」ではなく、ラテン語の「〜について」という意味を持つ単語だそうですよ。
forwardの意味③「(仕事などが)はかどる、早熟な、進歩的な、でしゃばっている」
「forward」の形容詞は会話でもよく使われます。
本記事の冒頭でアメリカ英語では「forward」、イギリス英語では「forwards」と紹介しましたが、形容詞的用法のときはアメリカ英語でもイギリス英語でも「forward」になります。
(マセガキは嫌いだ)
(まあ気持ちはわかるけど、ちょっとやりすぎだったかな)
※ちなみに「でしゃばり」は英語で「He is a backseat driver」と言うこともできます。後ろ座席で運転する人、つまり何もしないのに口ばかり出している人ですね。
(今日は周りが静かで仕事がはかどる)
forwardの意味④「ポジションでのフォワード」
これはみなさんよく知っていると思いますが、サッカーやバスケなどのフォワードというポジションです。
前衛で主に攻撃に当たる人のことですね。
(彼女のポジションはフォワードだ)
forwardを使ったイディオム
最後に「forward」を使ったイディオムをいくつかご紹介します。
I’m looking forward to 〜 〜を楽しみにしている
学校英語でも習うお馴染みの表現ですが、実は少し硬い印象のある表現です。
ビジネスシーンではOKですが、日常会話では「I’m excited」や「I can’t wait」を使った方が良いかもしれません。
(再来週お会いできるのを楽しみにしています)
※「再来週」は「the week after next」または「in 2 weeks」と言います。
Know backward and forward 完全に把握する
前も後ろも知っている、つまりそのことをよく理解する、という意味ですね。
(そのことはよく知ってるから、心配しないで)