言葉尻を捉えたり、ちょっとした言い間違いをいちいち指摘したりして避難してくる。
そんな「揚げ足を取る」人、嫌ですよね。皆さんの周りにはいますか?
できることなら避けたいタイプの人ですよね。
「揚げ足を取る」とは、もともとは『技をかけようとした相手の足を取って倒す』ということから転じた言葉です。
では、この「揚げ足を取る」を英語でなんというか見ていきましょう。
些細な事でも見逃さない…。「揚げ足を取る」を英語で言うと?

粗探しをする、とか揚げ足を取るは「nitpick」です。
些細な事でも見逃さずに取り上げて責め立てる、そんな感じですね。例文をあげてみましょう。
などです。
また、「つまづかせる」の意味の「trip up」を使って
と言うこともできます。
サッカーでも「トリッピング」と言って、足を掛ける反則がありますよね。
そのように足を引っ掛けて転ばすようなニュアンスでの「揚げ足を取る」になります。
それから「critical」は「批判的」という意味ですが、これを使ってみましょう。
直訳すれば「彼女は全てにおいて批判的だ」となります。
つまり、「彼女は何においても揚げ足を取る」ということになりますね。
また「particular」は小うるさいとか気難しいといった意味もあるので、これを使って
となり、揚げ足取りを表現することができます。
このように、直訳で言いたい単語を表す言葉が咄嗟に見つからなくても、知っている似たニュアンスの言葉に説明をつけて言い表すことができますね。
他にも「揚げ足を取る」の言い表し方がある?

では、「揚げ足を取る」とは多少ニュアンスが違ってくるかもしれませんが、似たような事の言い表し方を見ていきましょう。
「Bicker」は口論という意味ですが、これは先ほど書いた私がカフェで見たカップルの状況を良く表すことができると思います。
となると、ただ口論しているというよりは、お互いの揚げ足を取り合って責め合っている感じですね。
もっと普通に口論を言い表したい場合は「augument」や「discussion」が使われるので、この「Bicker」はやはりそれらよりもちょっと子供の喧嘩に近いというか、口喧嘩みたいな雰囲気です。
それから「Fussy」もちょっとニュアンスは変わりますが紹介しておきます。
これは、「神経質な」や、「些細な事に騒ぎ立てる」といった意味です。これは大抵食べ物に関して使われます。
と言った感じです。
子供に対してよく使われますが、もちろん大人の偏食家に対しても使えます。
「揚げ足取り」ではないですが、神経質に騒ぎ立てるといったニュアンスが似ているのでご参考までに。
まとめ
「揚げ足を取る」のフレーズと、それに似たような言葉をご紹介しました。
- nitpick
- trip up
- critical
- particular
- そして 「Bicker」、「Fussy」
英会話の練習中には、いちいち小さな文法の間違いや発音の違いを指摘してくる人に出会うかもしれません。
でも多少の間違いがあったって、通じてればいいんです。
揚げ足を取ってくる面倒くさい人には、はっきりと「Stop nitpicking!」と言ってやりましょう!